|
テーマ:本のある暮らし(3300)
カテゴリ:書評
見出し:物の流れ、を視る。
日通総合研究所編『新版 輸送の知識』『物流用語辞典』(本経済新聞社) 物流の歴史とは、言うまでもなく古い。物が移動する。そこに付加価値がつく。物が必要とされる。物が溢れているところから無いところへと移動する。物が動く。スペースが空く。別の活用が可能になる。物が動く。物が動く。物が動く。物流の手段が発達する。 これらの連続の中で、まずは狭い日本の中を、次いでグローバリスム化した世界を、そしてIT化した地球上の各個人をつなぐ物流の歩みと意味を知ることは、まさに温故知新の営みである。 もっとも古くて、やがて、いつかは新しい。それこそが物流であれば、人間の不易の社会的営みと、物流が促した経済的繁栄と効率に聡くなることすなわち、人間の様々な根源的欲求や社会行動について知識を深めることになる。従来の物流が見えると、次世代型の物流(それは、もはや物ではなく、無形の知的財産などの情報も含まれるであろう)が見えてくる。『新版 輸送の知識 』『物流用語辞典』は、併せて読んでおきたい。(了) 輸送の知識18版 物流用語辞典4版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/03/31 12:36:08 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|