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テーマ:野鳥好きっ♪(16213)
カテゴリ:楽茶碗(楽呑み)
週末、実家に帰った。少々風が強かったが、なんでも、近くの公園に来ている鴨が、やがて渡るというので祖父が挨拶に行くというのである。無論、これは祖父一流のユーモアであるが、この公園は地元でも有名な“鴨スポット”で、カメラ好きや子供たちで賑わう隠れた名所だという。
正直、少々億劫であったが、祖父に連れられて行って見ると、公園の敷地内の池では、午後の日差しを照り返す波紋の上で、鴨が出立の準備をしている。 海が近いせいか、カモメも飛来してくる。カモメは獰猛だし、滞空時間も長いので、祖父が集めていたパンの切れ端を投げると、池の上の鴨にいきわたる前に、カモメが空中でさらって行ってしまう。図々しいヤツめ。鳥の世界も人間の世界と変わらないな。厚顔無恥の輩がたくましく生きている。“い”、である。 なんぞと、せせら嗤いながら鴨の無事を祈り、またお越しくださいませ、という具合にしばしのさよならを告げた次第である。(了) ▲うーん、写真を見る限りヒッチコックの世界だなぁ。 ■著作です:何のために生き、死ぬの?。推薦文に帯津良一・帯津三敬病院名誉院長。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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