バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

2009/06/16(火)14:19

30万アクセス、到達に惟う。

楽茶碗(楽呑み)(20)

 ジレンマなどという、ぼやきにも似た記事をアップして直後、皮肉にもそのゆえに、記念すべき30万アクセスを迎えてしまった。せめてもう少し気の利いた記事を一本更新して、大台を迎えたかったが、動き続ける仮想空間のダイナミズムは待つことを許してくれなかった。  と書くとなにやら悲壮な感じになってしまうが、はっきり言うと、嬉しい(笑)。とにかく、ボチボチと更新し続け、4年弱。日々のアクセス数は、モンスター・ブログとはほど遠いが、いつも応援してくださる読者、初期の頃からご縁をいただいた読者たちに支えられて重ねた30万アクセスは濃く感慨深い。もともとアクセスアップのための施策などは何一つ講じてこなかった。最初に設定したテーマ(それが“雑多な内容”であれ)を大きく逸れることもなく、時に淡々と、時に飛び道具的に、読んでくださる読者を思い描きながら書き続けてきた。そしてそれらは同時に、自分自身の興味関心のデータベースにもなった。  正直、最近は定期的な更新も滞りがちになり、同時に、もうそろそろ、一つのコミュニケーションや情報発信の場として自分なりにやり切った感じもあるのだから、更新という行為そのものに縛られるのではなく、よりマイペースに徹したすたいるでも良いのではないか、という思いも募り、なんとなく逡巡していた。  だが、こうして大台を迎え、しばらくは後者、つまり今までよりもよりマイペースに徹した更新で長く続けていくことを良しとすることに、気持ちが定まった。しばらくは、迷いなくここ一年くらい続けてきた更新ペースで、引き続きブログを継続していくつもりだ。 これまでもご訪問くださった読者の皆様へ感謝しつつ、これからもこのブログを大切にしていきたい。(了) ■「旅から、音楽から、映画から、体験から生死が見える。」 著書です:『何のために生き、死ぬの?』(地湧社)。推薦文に帯津良一・帯津三敬病院名誉院長。

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