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カテゴリ:バベルの宴(内輪ネタ)
タイトルは大袈裟ですが(苦笑)。別段、ご先祖が着けて戦場を駆け巡っていた鎧兜があるという話ではなく…(刀は本家にあるようです、実際に)。ちょっと今さらなネタですが、端午の節句で今年も出しました鎧兜の話。
この鎧兜、今は実家に置いてありまして、節句の時期になると、帰省前に両親が必ず飾っておいてくれます。季節感を忘れないための心遣いにいつも感謝しているのですが…。 私が生まれたとき、母方の祖父母が私に贈ってくれた作家物の鎧兜(後で知ったことですが、関東では端午の節句のお祝いは母方で準備するらしいのですが、全国ルールはどうなんでしょう???)だそうで、今も昔の写真を見ますと、兜を横に、ちょこんと座った幼少時代の私が写っています。あ、まだこの頃は背丈があまり変わらない…。 以来、海外に住んでいたときも、この鎧兜を毎年出して、端午の節句を祝ってきたのですが、こうしていま振り返ると、私の誕生とともに我が家にやってきたこの鎧兜、なんとアラフォーじゃないですか!!単純に、スゴイことです。 およそ40年(35歳以上、40歳未満です)にわたって、毎年飾られてきた鎧兜を、今年は改めてしみじみと眺め返してみましたが、まったく綻びない作りの丁寧さ、質の高さもさることながら、その佇まいにどこか、まるで持主とともに生死を共にしてきた“歴戦の防具”たる雰囲気を醸し出していて、「確かに、生まれてからずっと一緒に経年変化してきたモノって、そうはないものな…」としばし感慨に耽ってしまいました。ホントに、いい顔してるよな(まぁ、面頬ですけど)。(了) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/12 03:12:02 PM
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