バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

2010/11/05(金)17:33

デザイン・イベント「メイド・イン・ジャパイン」@スペイン大使館。

アート(102)

 10月29日(金)から11月3日(祝・水)まで、東京・六本木のスペイン大使館で開催された、デザイン・イベント「メイド・イン・ジャパイン」にご招待いただきましたので、早速足を運んできました。  ジャパンとスペインの絆を物語る「ジャパイン」なる架空の国の物語をコンセプト(このコンセプト、実は結構深いです。それと、コンセプトムービーがまた、独特の味わいがあってなかなか面白いのです)に、スペインのデザインの「今」をまとめたこのイベント、展覧会での作品ジャンルは多岐にわたり、インテリア、キッチン、照明、ファニチャーといった王道(?)から、ジュエリーや靴まで展示されていました。ヨーロッパ・デザインでも、とかく北欧やイタリア・フランスあたりの認知度が高い日本ですが、実はスペイン・デザイン、キテますよ。  もともと、カトリジズムとイスラム文化が融合した、独特の文化様式を持ち、すでにしてスタイリッシュでデザイン・コンシャスなお国柄であるスペイン。現代においてもその遺伝子が存分に発揮されていないワケがない。そしてそれらは案外、日本人の日常においてもすでに身近になっています。  たとえば、ご存知ZARA。もはや海外ファッション・ブランドとしてお馴染みになってしまっていますが、日本に入ってきた頃は、「え?スペイン?」という感じでした。日本でZARAを愛用して、その後バルセロナのお店に入った時は、なんかヘンなギャップ(GAPじゃないですよ…爆)を感じました。 最近では、ルクエのスチームケースがバカ売れし、今ではハ○ズやらロ○ト、百貨店などで一角を占めています。  デザイン性と機能性。質実剛健さの中に、他の国とは違う遊び心やチャレンジ精神―若々しい勢いやセンス(扇子?詳しくは「ジャパイン物語」をどうぞ)が感じられるのが、スペイン・デザインの特徴でしょうか。  単純にスペイン語というコトバ自体が、ネーミングの点から見ても、日本人には馴染みますし、今後ますます世界に、そして日本に、個性豊かなスペイン・デザインが浸透してくるのではないかと期待しているのです。(了) ▼写真は「メイド・イン・ジャパイン」のキャラクター。うーん…みうらじゅんさん???

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