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カテゴリ:映画/エンタメ
この記事書くと、あぁ、今年も終わりか、なんて思いますが。慌ただしい年の瀬、いかがお過ごしでしょうか。今年も残すところあとわずか。
今年の振り返りは後に譲るとして、今年も書きます、毒案と偏見に溢れたショートレビュー「映画で振り返る2011年」。今年公開されたもの、劇場で観たもの、DVDで観たもの、見直したもの、など混在していますが悪しからず。 〈ベストムービー・オブ・ザ・イヤー〉 金賞:『ゲンスブールと女たち』 リヴュー:主役のなり切りぶり、そしてやはり、ゲンズブールによる名曲が光る。随所に散りばめられたカリカチュアライズされたゲンズブールの内面の表現もまた洒脱。時代を描き出すこの手の映画としてもよく出来ている。 銀賞(2作品): 『瞳の奥の秘密』 『ディープ・ブルー』 リヴュー:実は金賞にしようと思って悩んだ『瞳の~』。とにかく、オトナの映画です。内容は決して明るくないのだが、一筋の光―それは、命を生き、時を重ねることを味わうということの甘酸っぱさや美しさを感じさせてくれる名作。『ディープ~』は、『アース』と一緒に、一日中流していて、なにか、生命の業と旋律にたゆたうのが気持ちよい作品。 銀賞(2作品): 『キック・アス』 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』 リヴュー:なぜか、アメコミ二作。厳密には、アメコミの一番人気と、これに暑苦しいほどのオマージュを捧げた一作のそろい踏み。過去数作を送り出したX-MENシリーズの辻褄をうまく合わせ、同時に新しい、よりコミックライクなスタイルで描いた『ファースト~』は、メッセージ性やコンシャスネスを切り捨て娯楽に徹して◎。『キックアス』は、もう究極のB路線。こういうB級は、気持ちよく大作を凌ぐ!! ■あんた怖すぎるで賞: 『ブラック・スワン.』 リヴュー:本当は、金賞レベルですよ。ヴァンサン・カッセルの格好良さといい、勿論ナタリー・ポートマンの痛々しいまでのヒステリック演技といい。でもね、後味が悪くて…。怖いんです、あの鬼気迫る表情が!! ■肩すかしで賞(2作品): 『ツーリスト』 『SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ』 リヴュー:やってくれたぜ、ジョニー&アンジー。ま、ここまで期待はずれだと気持ちイイけどね。あたかも、デ・ニーロ&パチーノがウリだった『ヒート』の肩すかし感に似て。一方、恐いもの見たさの『ジャンゴ』、キャスティングは面白かったんだけどな。北島三郎御大のソウルフルなエンディングテーマ“ジャンゴ”が聴けただけでも価値はあるけれど。 ■期待越えで賞: 『トリスタンとイゾルデ』 『アリス・イン・ワンダーランド』 リヴュー:『トリスタン~』は、低予算ながらフォーキー&ストーリーテリングな作りで魅せてくれました。主演もさることながら、実はルーファス・シーウェル目当て。好演が光った。『アリス~』は話題先行から敬遠していたものの、やっぱり面白かった。ティム・バートンファンからすれば、まだまだ明るすぎるけど。 ■反骨魂賞: 『シンドバッド黄金の航海 』 リヴュー:CG時代に見直すと、やはり帝王ハリー・ハウゼンの人形師っぷりに感嘆。カクカク動く方が格好いいじゃないか!! ■「もう一歩」な作品たち」(3作品) 『メッセージ』 『マルセイユの決着』 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』 リヴュー:ロマン・デュリスびいきで『メッセージ』もランクイン。ストーリーより、画が美しい。ハードボイルドな一作『マルセイユ~』は、なぜにダニエル・オートゥイユがモテモテ???オヤジ・パワーの謎。けどシブい。『パイレーツ~』は、キャスト出し過ぎかなぁ。ジョニーもやや太ってしまったしキレがないけど、ノリ&ストーリーは原点回帰で楽しめる。(つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/12/28 03:18:01 AM
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