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本を読むための手間・情熱を「1」としたときに、本を一冊書くために必要な手間・情熱は、いくつくらいになるのだろうか? 最近立て続けに、「今の自分の仕事の上での問題意識に近い」という本にめぐりあったので、これはただ読み進めるだけではもったいないと思い、以下のことを試しています。 ○まずはじっくり読む(これで「素晴らしい本」とわかる) ○次にざっと読み通して、印象に残ったフレーズを赤ペンする ○赤ペンの箇所をノートに書き写す 多分、「ただ本を読む」というのを「1」とすると、赤ペンは「5」、書き写すのは「15」くらいの手間・情熱が必要です。(その縮尺で行くと、本を書くのは「1000」とか「10000」とか「100000」とかの手間が必要かもしれません。恐れ入ります。。。) やってみて驚いたことは、 「読んだだけでは、『印象』しか記憶になくて、具体的な記述については記憶がすごくあいまいである」ということ。(「あ、この辺印象に残ったよな」と思って赤ペンを引いてみると、「なるほど、こういうことが書いてあったのか」と改めて発見してみたり) 「書き写す」という行為を伴うことで、自分の問題意識と照らし合わせていろいろなアイデアが出てくるということ。(ぼく自身が、手を動かさないと頭が働かない、という体質だからかもしれませんが。でも、「これと同じことを自分の会社でやろうと思ったら。。。みたいなことにいろいろと思いを馳せることができます。) 下手に自分の言葉で要約しようとするよりも、「文章をそのまま書き写す」方が、本の内容がそのままストレートに頭に(というか腹に)入ってくるということ。 です。一言で言うと、「本の内容がよければ、上記のような手間をかけるに値する」ということだと思います。いずれにせよ、一冊の本から吸収できる分量もはるかに多くなる気がします。 今後は、こういうのを続けて、「良い本のエッセンス」を自分なりにためていくことと、こういう「読み直し・書き写し」をする価値があると感じられる本に一冊でも多く会うということ、これを目指したいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/07/15 12:11:17 AM
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