本を片手にポレポレ生活…札幌にて

2007/01/09(火)07:52

遺伝子に決定される人生!?

映画(77)

強い風と寒さの中成人式を無事終えた息子は 雪の降る今日戻っていきます。 式自体はあまり心に残るものではなかったらしいのですが, 旧友達との再会は楽しかったと。          昨日,精子が二十数万円で売られているニュースをちらりと見て 借りてきてくれたDVD ガタカ 近未来,遺伝子工学の進歩で胎児の間に劣性遺伝子を排除することができるようになる。 自然の形で生まれたヴィンセンは心臓が弱く30才までしかいきられないと宣告され, 遺伝子排除をされて生まれた弟と比べ自分を遺伝子的に劣った「不適正者」であると思っていた。 遠泳で弟に勝ったヴィンセンは宇宙飛行士への夢を実現させようと家を出る。 宇宙開発企業ガタカ社の試験を受けるが「不適正者」のため道は断たれようとする。 DNAブローカーに最高級遺伝子を持つ超エリートで自殺未遂のため下半身不随のジェロームを紹介してもらい契約し 生活を保証する見かえりに血液などを提供を受けジェロームに成りすまし宇宙飛行士に選ばれる。 ・・・・ 生まれた瞬間に採られた血液ですべての運命が決まる。 運動能力も知能も何年生きられるか・・・・ そして2種類に選別される「適正者」か「不適正者」か どんなに努力をしてその限界を乗り越えても「不適正者」に「適正者」の仕事は与えられない。 その壁を破るには違法な方法で就職するしかなかったヴィンセン 自分の力で自分を鍛え高めているにもかかわらず耐えずおびえて生活していなければならない。 救いは彼の実態を知りながらも愛してくれた女性 見逃してくれた医師の存在          どんな状況に置かれても不可能を可能にしていく努力を続けてるヴィンセン(イーサン・ホーク)の姿に共感しつつも 近未来の社会が遺伝子に支配される時代になることに恐怖を感じました。

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