本を片手にポレポレ生活…札幌にて

雪の多さに音をあげながらも

ちょっと陽が差すと雪のかさはぐんと減り、春の香りが漂ってきそう

そんな春への弾む心を踏みつぶすような事件が次々

沖縄で米軍海兵隊による女子中学生暴行事件

ケースの中に卵を入れすぎと米側が言ったというほど沖縄には基地が多く

この種の事件は何度も繰り返されてきたのにもかかわらず

本質的には何も変わっていないのでしょう。

思いやり予算をたっぷりとあげて事件を起こされて・・・・

自衛隊イージス艦による漁船衝突事件

国を守っているというイージス艦は国民を見てはいないということでしょうか。

高いお金で買い多くの維持費をかけているイージス艦

その果たす役割は国民を海中にしずめること？

戦争から６０数年がたち平和なはずの日本で起きた事件

戦争の道具は戦地だけではなく

平和な土地をも脅かすものなのだと知らされました。

福祉予算や教育のための予算が削られ

寒さの中灯油代節約のためお布団の中で過ごすという老人

３食を２食にしたという若者

医者が受け付けてくれず救急車の中で息絶えたという話

個々を大切にとか個性を磨くとかはとても難しい４０人ぎりぎりいっぱいの教室で

はみ出しそうになりながらの過密授業

今本当に必要なのはこういうところに予算をつけることだと思うのですが。

あの戦争から遠く離れて

城戸久枝

物心もつかない幼児の頃貧しい中国の農家に引き取られた子が

中国残留子女という言葉が使われる前に

あらゆる努力をし命の危険にさらされながらも自力で日本に帰ってきた

ようやく日本に帰国をしてからも続く並みならない苦労

その父の歴史を訪ね歩き書かれたこの本は

私への歴史をたどる旅

でもあったという。

この本には、戦後６０数年たってもその戦争を終わらすことのできない家族が

日本にはまだまだたくさんいることも教えてくれています。