2016/12/16(金)07:48
「銀の滴降る降るまわりに」
久し振りの演劇鑑賞
文化座の「銀の滴降る降るまわりに」
1944年の首里で、出会うはずのない者たちが出会った、そして1945年・・・
軍属として炊事兵となった、銃を持たない人間たちの沖縄戦。
アイヌや沖縄の人間も含めて構成された日本の兵士たち
それぞれに偏見を抱えいがみ合い喧嘩しながら食料を調達し、調理する。
が、足りない食糧、激しくなる米軍の攻撃
いつまでもいがみ合っていては生き残れない。いやでも手を組むしかない。
アイヌの人や沖縄の人を「土人」と蔑んだりしていた人々もぎこちなく手を差し出す・・・
戦時中アイヌの人たちは「日本軍の盾」として送り込まれていた。
「沖縄の人々を守るため」行ったはずの日本軍は沖縄の人を守ってはくれなかった。
それでも戦いのさなかには人間としての触れ合いがあり少しだけほっとさせてくれる。
日本軍が徴用した家の主、夫婦役阿部勉と佐々木愛が沖縄人としての愛に満ちていて
とても素晴らしかった。
ー「銀の滴降る降るまわりに金の滴降る降るまわりに」という歌を私は歌いながら流れに沿っており人間の村の上を通りながら下を眺めると・・・」
これは知里幸恵というアイヌの人がはじめて日本語訳をしたユカラ(アイヌの物語)
私の叔父たちも3人沖縄戦で亡くなっています。
どんな状況の中で亡くなっていったのでしょうか?
今まで誰も語ってはくれなかったし知っているかもしれない叔父や叔母たちも今はもういません。
ガウンの余った布で46%サイズのサンタを作りました。
結局家に残ったのはこの二人のサンタさんです。
これで今年のサンタづくりは終了!!