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カテゴリ:料理
醤油、味噌、豆腐、納豆、煮豆、枝豆、、、
日本人として日本に生まれ、日本食で育って来た人間からすれば、 大豆が無いなんて、考えられないんだが。 日本の大豆の自給率は、とても低い。 しかし、不思議でならない。 最初に挙げた大豆製品。 スーパーで見かける物は、だいたい 「国産○大豆使用」みたいなことが書いてある。 そして、逆側の視点で見ても、 どうにも不思議な話がある。 大豆を食べる文化は主に東アジアに固有の物であり、 世界的には、大豆をどう食べていいのか分からない人達も多い。 それなのに、日本には多くの大豆が入って来るのだ。 食べない作物を、誰が作ってるん? ソイミートって最近聞く様になったけども。 肉を食べたいけども、環境負荷を考えるとそうも言ってらんない。 っていう人達向けに、肉の代用として開発が進んでいるわけだけだ。 まぁ、精進料理の現代版って感じかな。 ただ、だったら精進料理でいいじゃない。とも思うのだ。 大豆の作物としての特徴として、 痩せた土地でも育つ。っていうのがある。 肥料はあげないと収穫量は上がらないらしいんだが。 で、普通は、自分達が食べる物を育てるんだが、 世界に目を向けると、中には、 土地に適していれば食べない作物でも育てちゃう。 っていう、異形の文化を持つ国があるのである。 それが、どこであろう、あの米国なのである。 地理の授業で、「適地適作」っていうキーワードだけ教えられたと思うが、 その意味する所は、こういうことなのである。 大豆の他に、トウモロコシなんかも、食べないのに育ててるよ。 で、これが、大豆の不思議を読み解く鍵なのである。 食べないのに、育つから育てちゃった大豆。 何か利用法を生み出して、売り物にしなければ。 で、結果、大豆を原料とする「サラダ油」とか、 飼料用作物とか、そういう形で使われることになったのである。 日本の大豆の自給率の低いのは、 国産大豆が、ほとんど調味料か食材になっているのに対して、 その何倍もの量が、家畜のエサやサラダ油の原料で消費されているから。 なんである。 で、この大豆(とトウモロコシ)の輸入が、 そのまま日本の自給率の低さ、なのである。 世界で一般的な自給率の計算方法だと、 日本の自給率は95%くらいじゃないかなぁ。。。 敢えて低く見せる理由ってなんなんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.05.19 22:57:56
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