素敵なミュージシャン達

61.事件簿VOL:2デジタル変換事件

事件簿VOL:1 アナログ、デジタル変換事件




事件簿の第二弾として「本や雑誌では簡単にできると書いてあるのに、何故簡単にはいかないのだろう」と事件簿名をつけました。
少し前に、書いたが、LP盤やシングル・レコードは売却する以前にカセット・テープやオープン・リールに録音しておいたので凄い本数がある。数えた事もないが一万本以上あるんではないだろうか。

オープン・リールのテープの音源は貴重で、GSやジャズや昔の深夜放送の録音や学生時代の自分達のバンド(エレキとフォークギター)の生の音で本当はこれらをデジタル化したかっただが、5年前まで動いていたティアックのオープン・デッキが壊れてしまい、残念だけど現段階ではデジタル化することができない。ヤフオクなどでも探していますがこれはというのが見当たらない。

アナログのデジタル化をした事のある方なら分かると思うが、現在ではPCに周辺機器を接続すれば楽に出来るのだけど、僕が最初にチャレンジした頃はPCが98の時代。本では簡単そうに書いてあるのだが、いざ掛かると全く出来なかった。
難しい操作やテクニックがかなりないとできなかった時代だった。
実行に当たっては、先ずソフトを買ってきて、オーディオ・ケーブルをコンポとPCに接続し、音をデジタル化していくというもので、変換後、雑音(ノイズ)や曲と曲の間の無音を消すという素人には超~難しい作業を行うといものだった。

PC自体もスピードやHDの容量の問題(外付けのHDを別途購入した)などで、暫くして放棄してしまった。
毎月定期購読している、「日経PC21」に必ずできる!デジタル化の極意」という特集があり、その中に「カセットやレコードをパソコンで聴く」と音楽の項目があり、サウンド・プロセッサーを介して簡単にできると、書いてあったから、一度は諦めた作業を再度挑戦しようと決意した。
いまでは、本当に簡単に作業ができ、カセット・テープやレコードからCDにすることが出来るが、挑戦し始めは雑誌に書いてあるようにはいかなかった。
テクニックが必要なんだと。本や雑誌には書かれていないテクニックが。
何日、何時間初めの頃は時間を無駄にしたのだろうか?

これらのアナログの音源をデジタル化に向けて、まず購入したのは「サウンド・プロセッサー」(オンキョー製)という機器。
メーカーにネットでアクセスして仕様や特徴などを調査した後、自宅の近くにある、大型家電量販店3カ所に行った。
初めの店では「店員から何ですか?そのサウンド・プロセッサーていうのは?」と聞かれ、他の2店ではそのようなものは秋葉原の専門店に行かないと手に入らないですよ!」と云われた。
それならばと、これも近くにあるのだがPC専門店に出向くことにしてみた。専門店だけあってここでは、店員は直ぐに判ってくれたが、現在店頭にはなくメーカーから取り寄せと云う事なので注文をした。

翌々日、店から電話があり入荷したと連絡をもらったので、金曜日の夜引き取りに行った。
その日の夜は、恒例の料理屋「AHの素敵な呑んべィ達」の呑み会。
購入した「サウンド・プロセッサー」を持参し、呑んべィの一人Hさんに見せて使用方法を説明した。
流石!!Hさんは、僕が説明するまでもなく既にこれを知っていた。

翌日は、二日酔いで頭がスッキリしない状態ではあったものの、説明書を熟読し日経PC21に書かれているのと、メーカーの説明書では、書いてある内容が違っているのはなんで?と思ったが)作業をスタートする為にオーディオ・コンポとPCを接続させ、レコードからPCへのデターの移行作業を行った。

しかし、初日は何回もトライしたが、変換作業は失敗。結局、6時間近く時間を無駄にしてしまった。
3回目で、イライラが頂点に達して、今日は止めた!と途中で諦めた。
原因は全く分からず。夜に、もう一度取説を読み返したが、Q&Aの中にもメーカーのHPにも原因は書かれていなかった。途中までスムーズに出来ていたのに突然に変換作業中PCがフリーズしてしまうのか訳が解らなかった。

この日の教訓として、「PCで新しい事をする時は、酒を呑みすぎて二日酔いではダメだと云うのを実感した」を翌日わかった。

結論的に、日曜日に原因として判った事は、PCの中では常にアプリケーションが動いているというのを忘れていた。
例えば、メールが配達されれば音で知らせてくれる、McAfeeのウィルスソフトの更新、PCメーカーからの連絡などがたまたま偶然にも前日の土曜日に集中した結果、オーディオからPCへの移行作業が中断してしまったものと思った。
この時点では、確信はなかった。が相当XPへ付加が掛かっていたのかも。

日曜日作業を行う前に全てのアプリケーションを止めた。
それで、出来なかったら、オンキョーにメールを入れて、月曜日に電話しようと思っていた。
しかし、これが巧くいった。レコード・プレイヤーから、スムーズにPCに音がデジタルに変換されている。
初めの1枚が無事デジタル化出来た時は、感激ものだった。(現実的には、この作業は1倍(等倍)速のため時間を要す)

しかし、単純に、音がデジタル化されても、多くのノイズも一緒に音源に入ってしまうため、ノイズリダクションの処理をその後行う事にになる。
最初は、これが結構難しかった。
ノイズリダクションの工程が、ノイズゲート、ヒスノイズ、ハムノイズ、クラックルノイズの4つに分かれいる。
ノイズを極端になくしてしまうと、無味乾燥の味気ない音になってしまう。特に、ジャズは音域が結構あり、アーティストの息遣や臨場感もLPで聴くと、その場(特にライブの場合)の雰囲気が伝わってくるような気がするが、ノイズを取りすぎてしまうと、何じゃこりゃ~という音になってしまう。(今では何か、レコード・ミキサーのベテランになったように、自画自賛する程巧くなったと思う)

月曜日からは、かなり多忙であったため、変換作業は週末の土曜日になってしまった。
ノイズリダクションの処理(レコードと針の音のパチパチという雑音)も見事に取れた。(余り極端に取りすぎると、失敗するので慎重に少しづつ回数を重ねて行った)

次の工程は、HDに取り込んだ音楽ファイルをCDにコピーする作業。これは簡単で、通常の音楽CDを作るのと作業工程は一緒。
コピーする時間、いや数分で完成。アナログからデシタル化するまではLPレコードの録音時間と同じ時間をかけたのが、いとも簡単に完成してしった。

先週の、土曜日には「出来ないと!!」イライラしていたのが嘘のように。

しかし、この作業には問題がある。そうです、時間です。気長な忍耐力がなければ、出来ないのです。
自分が所有している1万本以上のカセット・テープの変換時間は、と考えると末恐ろしくなる。これから、地道に少しずつとも考えたが、膨大な時間を要する。
だから、今は絶対にデジタル化しようとするカセット・テープを、時間がある時に少しずつ選別している最中。
でも、この作業も、一度テープを聞くという作業を行う。インデックスには曲名やいつ録音したか音源はどこか(FM東京、「今は反対になっているが」などのソース)などを見て懐かしさのあまり聴きいっている、自分に良く録音しておいてくれたと感謝する始末。
聞き直していると、当時のCMやスポットが入っていて昔に戻ったような気分になる。特に、昔のFMはアナウンサーがAMラジオのように余り喋らず、本当に音楽を聴かせる番組が沢山あった。最近のFMはAM化している。
そして、レコードから録音したグループ・サウンズは涙ものが沢山出てきたし、山下達郎がソロになる前の「シュガー・ベイブ」解散時のライブも出てきた。

アナログの媒体を、PCでデジタル化しているが、膨大なテープを整理中思った事なんだけど、本当は、オープンリールのテープをデジタル化したい。
その中には昔の深夜放送:オールナイト・ニッポンやセイ・ヤング更にはパック・イン・ミュージックの、そのまま録りした貴重なものが多くある。中でも、フォークルの「イムジン河」のレコード発売前に、録音したものもあり<CDとして'02年に発売されてる>デジタル化したい)
テープの選別のこの作業のスタートは、八月の終わりから時間があれば、自分の部屋に篭って行っている。
作業内容は、もう絶対に二度と聞かないだろう(処分する)。デジタルに変換はしない(まァ、取っておこうか)。本命が終了したら行おう(多少、興味のあるもの)。絶対デジタル化するぞ(永久保存)。てな具合に、部屋の押入れから少しずつテープを出して選別作業を行って、今では七千本近くまで完了している。
デジタル化を絶対したいというジャンルの中には、本命はGS関係(洋楽の、ベンチャーズやスプートニクスなどのインストグループも含めて)。次いで、'60、'70、'80年代の洋楽。
この時代のテープは沢山ある。例えば昔、NHKFMで夕方4時から6時まで放送していた「軽音楽をあなたに」(DJ:山本沙由理)をタイマーを利用してエア・チェク。いい番組でした。
更に、フォーク・ソング(昔のカレツジ・ポップスや吉田拓郎(事件を起こして留置された釈放後、最初のコンサートテープは貴重)、井上陽水、かぐや姫、グレープ、ジャックス、GARO、成田 賢等)もかなりある。(山下達郎がいた、シュガーベイブの解散直前のテープ)
更にさらに、ジャズ関係(電子音のモノも含める)も今では、貴重です。FMからエアーチェックしたライブのテープが中心。殆どCD化はされていない。

てな、具合に、レコード化、CD化されていない、テープを中心に、洋楽では、いわゆる一発屋で一曲だけ大ヒットしたグループなどを中心に。

しかし、学生時代に、FM雑誌を購入して、テーブルを切り取り、カセット・テープと一緒に保管しておいて良かったと思っている。

選別終了後は、デジタル化していく優先順位を行う作業が待っている。いずれにしても、先の長い作業を今後、時間と格闘していくことになるのだが。僕の方が先に死んじゃうかもしれない。この時は棺の中に全部入れてもらおう!でも、絶対に入らないだろうなぁー

突然ですが、話は変わりますが、旅行中(この時は北海道旅行中)の留守の間に、我が家で嬉しい出来事があった。
昨夜、大学生の息子が、私がいない間に、私の部屋に入り込んでエレキ・ギターを弾いてしまったと告白した。どうりで、位置が違っていたので。
勝手に入り込んで「ごめんなさい」と。部屋の鍵はあるのだが、鍵をした事は一度もないので。
多分怒られると思ったのでしょうが、息子も、ギターを弾くか!と思わす嬉しくなった。彼が高校生時代に、何度か、コードとかピッキングとか手解きしただけど、指が痛いといってその後全く触れることはなかったのだが。
「心境の変化でもあったのかな?」と尋ねると「楽器を弾いてアンプから音が流れるとスカットするから」と。何でもいいんだ、取っ掛かりは、ギターに興味を以ってくれれば。
やはり、蛙の子は蛙だった。息子と一緒にギターを弾くというのは、昔からの僕の夢だった。娘は、高校生だががエレクトーンを指導する資格を既に取っている。
グレードの特級だと思うが。
娘とは時々演奏しているのだが、息子も早くその一員として入って一緒に出来るといいな~と昨夜話をした。
ということで自分が、コレクションしている中から2本、息子にエレキ・ギターをプレゼントした。

カセット・テープの整理は少しずつ行っているのだが、カセット・テープ・レコーダーというものをいつ頃購入したのだろう?。
と、ふと疑問になりテープのラベルの一番古いモノの日付をみたら昭和41('66年)年5月と書いてあった。
ちょっと気になったのでインターネットで調べてみたら、カセット式テープレコーダーは、オランダのフィリップス社がカセット式テープレコーダーとテープの特許・製造権利を保有していて、無償公開に踏み切ったとたん、カセツト・テープを自社開発していたアイワが生産開始し昭和40年('65年)に国内第1号機を発売したと書いてあった。
と云う事は、'66年は自分が中学2年で記録が5月だから、親が誕生日のプレゼントでくれたモノか、自分が親にねだって買ってもらったかのどちらだと思う。確かその時代は近所の小学校時代の友達とエレキ・バンドを結成しており、大きなマイクを付けてギター・アンプの傍に立てかけ録音していたのを思い出した。
因みに、この年の6月にザ・ビートルズが来日し武道館でコンサートを行った。

確かに、保有しているテープはアイワので、そのテープを聞くと、自分の声と両親や弟の声だった。
テレビの雑音なども一緒にマイクから拾っている。裏面に、近所の友達(既に亡くなっている友達も含め、バンド仲間)の声だけのテープだった。
なんか、懐かしいし~、両親の(現在も、健康で一緒に生活しています)声の若いこと。

発売してからそんなに日も経っていないだろうから、値段は高かったと思うが。
それ以前まで、テープ・レコーダーという、オープン・リール式の手でガチャガチャ回す型式のものを使用していたから画期的なモノを手に入れたと、たぶん多分自分の性格上有頂天になっていたと想像がつく。(デッキは既に手元には残っていない)

この頃は、そんなに小遣いも貰ってなく(主に、レコードやエレキ・ギター?=小遣いから母親に少しづつ返済していた)テープも録音してはその上から録音するという具合に、重ねどりしていた筈なので、アイワ式のテープは2本だけ。

当時は、未だオープン式テープ・レコーダーの頻度のが高かったのだろうか。
オープン・テープは80本ある。
'67年の日付のテープを今月の初めに聞いたのだが、殆ど深放送のテープ(20本)で録音の仕方(カセット・テープ・レコーダーもガチャガチャとスイッチ音がするモノだった)が悪いのと保存状態が悪いのか、テープ自体の素材の劣化なのか判らないが音自体はあまり良くなかった。しかし、貴重な音源であることは間違いない。

しかし、一万本以上もあるカセツト・テープを1倍速で聞くということは絶対に出来ないだろう。120分、90分、60分、45分と録音時間に温度差はあるが、聞いてる時間がないと思う。
昨夜もここで書いたが、威力を発揮するのがテープ1本1本のデーターや記録なのだ。
テープの中には、90分の中でこの一曲だけというものもあり、選別の箱の中に入れる際、ラベル・シールを貼り赤ペンでアーティスト名、曲名を書いておく(後日のデジタル化の為に)。この作業を時間があれば行っているので、年内中までに残り三千本弱の選別を終えようと思う。

年明けには、アナログ音源からデジタル音源へ(カセット・テープからCDへ)と変換できるのを楽しみに、しくしくと作業を行っている。
しかし、事務的・機械的にやればいいのだが、懐かしさのあまり、ラジカセの音に聞き入ってしまう。選別作業です。

しかし、音楽はその時代にタイムマシーンで旅行するか如く思い出を蘇らせてくれます。感謝です。

と2004年10月に書いているが、この後全く作業は行えなかった。日記は過去を振り返る格好の材料となります。
アナログのデジタル化は今年の目標となった



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