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第8回みちのく津軽ジャーニーラン：20240713-15

第8回みちのく津軽ＪＲ（ジャーニーラン）、昨年に続き、３回目の参加となります。２０１９年の川の道完走後、館山代表に「次は、みちのく津軽ＪＲですね？」と勧誘されました。１年後の２０２０年、第5回大会にエントリーしたものの、コロナ禍で１年「延期」となり、予約していた航空券は１００％払戻可能でしたが、妻と共に２泊３日で下見ドライブにやって来ました。この年の７月三連休の青森は、曇と晴が半々で３日間の最高気温２８℃という非常に恵まれた気候で、是非とも走りたい勿体無い気候でした。延期となった２０２１年、今度こそと思いましたが、コロナ禍で地元全市町村の同意が得られず「中止」となり、参加費用は掛かった経費を除いて返金、予約していた航空券は既に取消が出来ない（６５％位取られる）時期でしたため、そのまま青森旅行と致しました。この年の７月三連休の青森は、快晴が続いて３日間の最高気温が３４℃と、この年は中止になって良かったと思いました。そして２０２２年、３度目の正直で何とか開催されて初参加＆完走できましたが、２０２３年は終始湿度１００％に襲われて金木町観光物産館（ＣＰ１２－２１２．６Km）にて人生初途中棄権という悔しい思いをしてしまい、今年２０２４年はそのリベンジという事で、５年連続７月三連休に青森にやって参りました。大会概要を申し上げますと、弘前を起点＆終点とし、時計回りに津軽半島を一周する２６６．３Kmを走るＪＲで、毎年７月三連休に開催され、今年から土曜日１６時に出発、月曜日２０時に終了となる５２時間の長丁場に及ぶＳＡＪ（NPO法人スポーツエイド・ジャパン）主催の大会です。夜を苦手とする私にとって、二晩の夜通しランはかなり過酷で、２６０Kmというと川の道の中間地点である小諸ＧＣＨまで走れば良いという感覚であるのですが、其方の方が身体には優しく走れる感じです。昨年完走出来ませんでしたので、今年はどのように睡眠を取って進めば良いのか心配事が尽きません。２０２４年７月１３日（土）１６：００、館山代表の笛の音で１３７名のランナー内女子１７名（エントリー数は１５０名内女子１８名）が弘前市総合学習センターを出発。スタート時点で気温２６℃、湿度８０％と多少の蒸し暑さは感じますが、昨年のようにザーザー降りの中の出発では無いだけでも恵まれております。先頭ランナーがいきなり最初の右折を間違えて皆ぞろぞろと其方に付いて流されて行きます。そのまま進み少しだけ遠回りになりましたが、弘前岳鯵ヶ沢線に沿って進むコースに合流できました。奥羽本線の線路を潜り、弘前中心街を抜け、弘前城公園に突き当たって左折します（１６：２５）。左側には弘前文化センター、昨年のスタート地点です。此処まで２５分掛けてやって参りましたが、その分出発が１時間早くなっております。弘前城三の丸追手門からは弘前岳鯵ヶ沢線を只管西進して行きます。今年も川の道と本州縦断でお馴染みの埼玉在住のＩＫさんと、第１回から当大会に参加し続けている女子招待選手横浜在住のＨＳさんが先導して下さります。昨年の大会後にドライブで行った津軽ダムの上流白神山地を水源として十三湖に流れ出る岩木川を岩木橋で渡ります。出発して７Km半、コスモ石油岩木SSの前で店員さんが冷たい水の入った紙コップをズラリと並べ、我々ランナーを出迎えて下さります（１６：５２）。１時間近く走って来て、汗を掻き始めて来ましたので、とても美味しく頂きました。御礼を言い、再び走り出しました。改めて地元の人々に支持されている事を本当にありがたく感じました。第１回を開催した２０１６年頃は、「夜中に走るなんてとんでもない」と地元警察にも注意を受けたりされたそうで、日本中の変態ランナー達が集結して開催される今のこのスペックを受入れて下さった警察を含めた地元の人々に心から感謝の意を伝えたいです。空の多くを雲が占有し、太陽は顔を出したり隠れたりしておりますが、残念ながら岩木山（津軽富士）も雲に覆われて姿が見えません。岩木山麓標高４５５mに位置する嶽温泉に向かって、道はだらだらと上り続けます。周囲には林檎畑が広がりますが、実は小さく緑色をしております。青森では丁度紫陽花の季節を迎えたのか、色鮮やかに咲き乱れております。ＩＫさん＆ＨＳさんよりも前に３～４人程ランナーが出て、先頭集団を作られておりますが、私の位置からは最早３つ４つの点となって見えるだけです。自分のペースで走っているとＩＫさん＆ＨＳさんにも引き離されて行きますが、人其々ペースが違いますので、気にしてはいけません。今回は青森在住のＭＡさんが私と同じペースで側を進まれております。ＭＡさんは昨年の当大会はスタッフとして活躍され、昨年９月のうつくしま、ふくしま。ＪＲでは優勝されましたが、川の道では左足捻挫で長岡から新潟までの６０Kmは只管歩き続けていたそうです。路上の温度計が３０℃を示して居りました。所持していた水（昨夜自宅出発時には氷）も此処に来て急激に消費されております。嶽温泉ＡＳが待ち遠しいです。漸く嶽温泉へ入って行く道が現れ、長らく上って来た道の最後の上り坂を駆け上がり、ＣＰに入る前に公衆トイレに寄り、嶽温泉（ＣＰ１－２２．６Km）には１８：３３着。嶽温泉は硫黄の香り漂う温泉集落で、嶽きみという玉蜀黍の産地です。此処では麦茶＆コーラと鮭お握り＆明太子お握りを頂いて出発しました。此処からは只管下り坂が続きます、と言いたかったのですが、下っては上ってを暫く繰り返すといった感じの高原地帯のような所を約３Km半走ります。水域は岩木川ではなく、鯵ヶ沢にて日本海に流れ出る中村川水域に入りました。前後にランナーは無く、単独走となりました。嶽きみ農園入口となる瑞穂バス停には折返し弘前駅行となるバスが待機しておりました。此処から弘前駅までバスに乗ると１,０９０円掛かり、５０分で到着します。本日の日の入は１９：１０ですが、其処に至る前に夜間装備を完全装着しました。高原地帯のような所を過ぎ、鯵ヶ沢町に入るといよいよ下り坂の連続となりました（１９：０２）。嶽きみという玉蜀黍畑を横に見ながら走ります。曇っていて湿度＆気温の高い状態が続きますが、昨年のように雨に晒される事は無く、それだけでも恵まれているかと思われます。１９時４５分頃には漆黒の暗闇となりました。道路には照明は一切ありません。雲の切れ目から北斗七星やカシオペア座や北極星が現れましたので、方角を確認しながら進みます。重たい身体を重力に任せて下っている内にペースが上がっている感覚はあったのですが、それを超えるペースで後方集団がぐいぐいと迫って参りました。因みに今年の目標タイムですが、昨年は途中棄権となりましたため、今年は５２時間全てを使ってでも完走をしたいという気持ちが強く、妻には２日目夜には弘前に入らず、秋田で宿泊して貰い、３日目午後着の在来線で弘前に入り、一緒にホテルにチェックインする予定という観点では、４６時間以内にゴールする事を一つの目標としております。そしてそれ以上に「今を楽しむ」ためにＪＲを走りたいです。下り坂が終わり、ほぼ平坦になると脚が重くなり、あっという間に後方集団に吸収されました。ヘッドライトが集まり周囲が明るくなると安心します。ＭＡさん、女子２位のＮＫさん等が含まれておりました。鯵ヶ沢町中でこの道が突き当たるまで直進ですので、判り易いです。この先には何時間ぶりかの自動販売機がありましたが、今年はそれが撤去され、代わりに私設ＡＳがあるであろう事をＳＡＪから案内がありましたので、それを期待して走るのですが、行けども行けども現れません。確かに平坦になってからそれなりの距離はありましたが、こんなに距離があったのか疑問でした。手持ちの飲料も飲み乾しており、ＡＳでも自販機でも早く現れてくれという気持ちで一杯でした。途中で一度、自販機が見えて来たので、「ラッキー！」と思いきや煙草販売機で、私の後でも多くのランナーが失望した事でしょう。漸く暗闇の中、パラソルを開いた私設ＡＳが現れました（２０：３６）。冷たい飲料は水とスポドリとの事。水を頂き、その冷たさに生き返りました。美味い～！！冷たいタンクの水は今ある分のみですので、其処からランナーが自身の水筒に入れようとするのをお断りされておりました。公設ＡＳではないので仕方ないですし、支援する側にも限度がある事を我々参加者は理解しないといけません。其処から平坦な道を只管北進します。青森在住のＭＡさんと並走します。中々鯵ヶ沢の町並みが現れません。３０分以上走ったでしょうか？　漸く青森から秋田に掛けての日本海に面する西海岸を走る国道１０１号との交差点に辿り着きました。車の往来が殆ど無い国道１０１号を押釦を押して渡り、２０２２年８月の大水害で損壊した五能線鉄橋脇の踏切を渡り、中村川に沿って進んで行くと道が突き当たりました。右折して橋を渡り、小さな町の中心街を抜けて行きます。再び突当りを左折して、日本海拠点館へと向かいます。鯵ヶ沢町というと私にとっては、最近は大相撲の解説で活躍中の舞の海関の出身地としてすぐに連想します。昨年大会後に「鯵ヶ沢相撲館～舞の海ふるさと桟敷～」を訪れ、往年の活躍シーン２０取組×３回を見入ってしまいました。相撲の四十八手全てを披露できる位、技のデパートとも言われ、毎回何かをしてくれそうな舞の海関の取組は何度繰返し観ても興味深いです。道なりに進み、海沿いの道を渡り、日本海拠点館（ＣＰ２－４９．６Km）には２１：２７着。此処では素麺と西瓜とグレープフルーツとコーラを頂きました。咽喉が渇いた身体には西瓜が染み渡ります。気が付くと、第２集団に居られたＩＫさんが居られました。既に暑さでやられ、固形物が食べられないそうです。昨年の私も此処では同じ状況でしたので、状況お察し致します。８５０m先にある公衆トイレに行きたいので、一足お先に集団から出ました。ＩＫさんも付いて来られましたが上り坂で徐々に遅れて行き、此方は生理現象で早く出したいので急ぎます。海沿いの道を進み、五能線を跨ぐと公衆トイレがあり、２回目のトイレ小に立寄りました。ＩＫさん含め、次々とランナーが駆込んで来ました。交通量の少ない国道１０１号に合流し、暗闇の中を走りますが、歩道が所々草に覆われており、足の着地点が見えないので、車が来ない間は車道に出て走ります。随分長い時間が経ったような気がします。バイパスとなる津軽自動車道と合流し、更に東進し、程無くローソン津軽森田店が現れました。酔わないレモン堂（１４７円）を購入（２２：２０）、数名のランナーが到着しましたが、他にもノンアルコールビール飲んでいる方が居られたので、一緒に乾杯しました。ＩＫさんはヘルニアに因る腰痛が酷いので、駐車場で仰向けになって休まれていたそうです。此処からは鯵ヶ沢蟹田線を北上します。歩道を走ると上がり下がりの段差が繰り返され、既に５０Km以上走った脚にはキツいので、途中から車道を走るようにしました。２４℃／９８％、昨年ほど高温では無いですが、湿気が身体に纏わり付くのを感じます。加えて、闇夜の見えない蜘蛛の巣が纏わり付き、ストレスの原因となります。道端を走らずに車道の真ん中を走るように心掛けますが、それでも脚を中心とした身体に降り掛かります。柔らかな糸ではなく、繊維のように硬い糸なので、簡単には解せません。ありがたい事に時々非常に冷たい空気に晒され、「おっ！！」と感じた直後に再び生温い空気の覆われます。何度か流れて来たあの冷たい空気の正体は何だったのでしょうか？？亀ヶ岡遺跡（ＣＰ３－６７．７Km）には２３：４２着。少し前を走られておりましたＥＫさんに追い付きました。濃い目の出汁の効いた饂飩を頂き、３回目のトイレ小に立寄り、脚の周りに貼り付いた蜘蛛の巣を洗い流しましたが、全てを取り去る事は出来ませんでした。昨年は此処で青森在住ＭＡさんがスタッフとして働いておられましたが、今年は並走させて戴いております。前方にある公衆トイレから走り始めましたので、皆より一歩先に出てしまいましたので、暫くの間単独走となります。単独走となると今まで以上に気になるのが蜘蛛の巣の存在、闇夜で見えない中、道路を覆うように張り巡らされております。蜘蛛の巣を掃うために走りながらバッタバッタと暴れていると一人のランナーが追い付いて来ました。ＩＫさんでした。ここ暫くの間、ヘルニアに因る腰痛との闘いが続いているそうで、聞いているだけでも我慢できなさそうな痛みが伝わって来ます。この辺りで７月１４日（日）に日が変わったでしょうか？しばらく走ると、左折すると高山稲荷神社という案内があり、その箱庭の中のような所に千本鳥居があるパワースポットの魅力をＩＫさんにもお伝えしたかったのですが、ずっとお話に夢中で話を遮れません。お陰様で途轍もなく眠い深夜、睡魔に襲われずに走る事が出来ます。そうこうしている内にファミリーマートつがる車力町店に到着、後続ランナー達も皆ぞろぞろと店内に流れ込みます。再び酔わない檸檬堂（１４７円）を購入（０：５２）、ＭＡさんにも美味しいですよと薦めました。ＩＫさん曰く、「ノンアルでも酔いが回って来るんだよなぁ」との事。プラセボ？？酔いが回るかはさておき（回らない筈です！）、今一番咽喉を潤せる、程良い甘さの最適な飲料、が酔わない檸檬堂であると思っております。昨年ザーザー降りの中、私よりペースの速いＩＫさんは前に出て、ある程度離れると歩き始め、私が追い抜くと再び走り始め、これの繰返しでした。今年は安定した速度で走って下さりますので、長時間並走させて貰えます。会話が成立し続けますので、眠気には見舞われません。昨年も一昨年も運良く単独走を避けられましたので、９５．６Km地点の鰊御殿まで寝る事無く走り切れましたが、今年もこのまま睡魔に襲われずに進みたいです。一昨年私設エイドがあった所は今年も何も無く、前を走られておりましたＥＫさんに追い付きました。４回目のトイレ小のみを済ませ、ＥＫさんより先に出ました。既に十三湖の湖岸を走っているのですが、暗闇でその風景は見えません。３年前、４年前、妻と食べに来た蜆ラーメンで有名なわかやまを通過（２：１９）、一昨年は風が吹き荒んでおりましたが、今年は穏やかな十三湖大橋を渡りました。寧ろ空気を掻き回して欲しいので、強風に晒されたかったです。此処まで来ると鰊御殿ＲＰまであと７Km、川の道のようにＲＰでは寝ないといけない規則は無いので、ＲＰにてリセットされる訳では無いですが、大いに士気が上がります。後方から追い付いて来たワゴン車がＳＡＪスタッフの車で、追い抜きざま私とＩＫさんの名前を呼んで声援を頂けます。よく見ると、なんと舘山代表で、スタート地点辺りで眠る事無く、ランナーを追い掛けている訳です。ランナー以上に眠らずにランナーをサポート、心底から頭が下がります。国道３３９号に合流し、寝静まった未明の集落の中を走る事３Km半、漸く左斜めに鰊御殿への道に入りました。鰊御殿の下を通り抜け、折り返して坂を上がり、鰊御殿ＲＰ（ＣＰ４－９５．６Km）には３人の上位ランナー、４位の女子ランナーＨＳさんに続き、ＩＫさんと共に５位で３：１３着。ＩＫさんは既に固形物は摂取できなさそうですが、食堂へ入られました。昨年はこのタイミングでスタッフからお風呂を薦められましたが、今年は此方からスタッフに「お風呂入れませんか？」と訊きました。今年は雨でびしょびしょという訳ではございませんが、此処での私の過ごし方は入浴→食事→睡眠の順に時間を使おうと思います。スタッフに風呂場を案内して頂き、単独使用させて戴きました。石鹸＆シャンプーも備わっておりましたが、この先の銭湯等では備わっているのでしょうか？風呂桶の中にもゆっくりと浸かり、寝るモードに近付けて行きます。入浴後、５回目のトイレ小を済ませ、食堂に入ると、青森在住ＭＡさん、秋田在住ＭＨさん、東京在住ですが神戸にも北海道にも在住歴のあるＥＫさんがおられました。野菜たっぷりカレーライス、大鰐もやし入り源タレ塩スープ、サラダ、ねぶた漬け、グレープフルーツ、ミニトマトを頂きました。昨年は既に内臓疲労が始まっており、カレーライスを２／３も残してしまいましたが、今年は全て美味しく頂けました。完食できた事で心にゆとりが出来、迷わずに此処で寝て行こうという気持ちが高まりました。暗くしている睡眠部屋に入り、３：４５から目が覚めるまで１９分間寝に落ちました。すぐに出発する旨をスタッフに伝えると、先程食堂で私より先に食べ終えておられたＭＡさん＆ＥＫさんが未だ居られ、出発準備中でした。二人共、睡眠を取られたようです。ＭＨさんは食べ終わった後、すぐに出られたようです。既に明るくなった外に出て、５４分滞在した鰊御殿を出発（４：０７）。本日の日の出は４：１８です。昨年は荒れておりましたが、今年は極めて穏やかな日本海を左に見ながら海沿いの道を北進します。身体が重たくて中々ペースに乗れません。本日の津軽は晴夕刻曇、２６℃／１５℃、現時点で湿度１００％と体温調節不可能な環境ですが、気温は１５℃なので不快感や内臓疲労感はありません。程無くして、小泊おさかな海岸が現れ、国道に沿って右折し、軽い峠越えとなります。身体が重たくて脚に力が入らず、上り坂は歩きます。峠を越えるとファミリーマート小泊店が現れましたので、一昨年同様眠気覚ましにブラック珈琲を買おうと思います。６回目のトイレ小を済ませて出て来ると、店内には青森在住のＭＡさんが居られました。店の外には更に２人のランナーが到着、北海道在住歴のあるＥＫさんと、北海道在住のＭＹさんで、鰊御殿をほぼ同じ時間帯に出発したランナーです。丁度冷蔵棚から深炒珈琲無糖900ml（１７０円）を取出されたところでしたので、これだと思い、私も同じ物を購入しました（４：４１）。咽喉を潤すため、大量にゴクゴクと飲みましたが、１／３も減りません。得した気分でＭＡさんと共に、小泊の街中に入り、小泊津軽の像記念館（ＣＰ５－１００．７Km）には４：５２着。再び峠越え、ＭＡさんは激坂は歩きますが、少しでも緩くなると走り始め、私もそれに従います。津軽地方は今が紫陽花の最盛期なのか、彼方此方で咲き乱れております。赤＆青の紫陽花はそれ程珍しくないですが、白の紫陽花が綺麗に咲き乱れており、思わずカメラを向けてしまいました。峠を越える辺りで急激な便意を感じましたので、坂を下り道の駅こどまりが見えて来ると、「トイレ行きたくなったので一足お先に失礼します」「私も行きますので」「大きい方なので先に行って下さいね」と言い、個室に駆込み、トイレ大を済ませ、スッキリしました。使用中にＭＡさん以外のランナーの気配を感じました。外に出るとＥＫさんの後ろ姿が見えました。歩かれていたのですぐに追い付きました。ＥＫさんは序盤から走る＆歩くを繰返して進まれますが、走るの時のペースが５分台／Kmと、とても付いて行けないペースですが、均すとほぼ同じペースで此処まで来たようです。海岸にはビーチサッカー場が見えます。本日日曜日も子ども達による沢山の試合が組まれている事でしょう。津軽半島西岸の海沿いを北上し、本州の地の果てに近付いて行きます。日本海はベタ凪で非常に大人しく視界に広がっております。意図的にペースを上げＭＡさんに追い付こうとしますが、僅か２分程度のトイレロスの時間を穴埋めするのは結構大変で、横に並ぶまで２０分掛かりました。間もなく七滝という一つの名所が現れますが、昨年其処の真横だけ空気がひんやり冷えていて気持ち良かった話をしたら、ＭＡさんも同様に感じられたそうです。落差２１mの七滝が右側に現れました。今年も裏切る事無く、其処だけ空気が冷え切っており、ＭＡさんと共に脚を留めて、両腕を広げました（５：５６）。周辺の気温＆湿度は昨年ほど厳しい状況にはなっておりませんので、昨年ほどの感動はありませんが、それでも一時的に快適さを体感できました。そして、５分も走らない内に眺瞰台への激坂が視界に入って来ました。人間が進む道ではないという壁です。２０２０年ドライブ、２０２１年ドライブ、２０２２年大会、２０２３年大会で過去４回此処に来て、４回とも霧で何も見えませんでしたが、今のところ雲一つなく山頂までくっきりと望めます。上り坂に入って暫くして１０％を超える傾斜となると、前を走るＭＡさんは歩き始めました。振り返ると小泊岬が見えます。鰊御殿はあの岬の向こう側ですので、既に望めませんが、其処を出てから丁度２時間が経ちました。ＭＡさんが「浜茄子が咲いていますね」と言います。「えっ？？　何処ですか？」「其処の黄色い花です」と私の足元の花を指しました。浜茄子はサロマ湖のワッカ原生花園で沢山見て来ましたが、いずれも紫色をしており、それ以外の色は無いものと思っておりましたが、此方も浜茄子だそうで、いずれも共通して風に吹き晒される崖に近い所に咲いております。ＭＡさんは斜度が少し緩くなると走り始めますので、その走りに付いて行きます。暫くすると背後から走る足音が迫って来ました。ビックリして振り返るとＥＫさんで、我々が歩く１０％を超える傾斜でも駆け上がって来て、そして我々を追い越して行きました。「凄い脚力！！」と言って見送りました。道は九十九折りですので、太陽光を正面から背後から浴びながら走ります。気温も少しずつ上がって来ましたが、一昨年のように雨に打たれながらよりはマシと考えなくてはなりません。振り返ると小泊岬が望め、今、あの岬の付け根から此処までの間に多くのランナーが散在しており、皆、本州最果てに向かって走っているのだろうなと思うと、あまりゆっくり構えてはいられない気分となりました。最後の４ヘアピンに入る手前で、前方に眺瞰台が見えて参りました。過去４年間で初めての展望です。士気も上がり自然と上り坂でもＭＡさんと共にガシガシと駆け上がります。文字通りの標高４８０mの眺瞰台（ＣＰ６－１１７．５Km）には７：０４着。其処には激坂を駆け上がって来たＥＫさんだけでなく、鰊御殿にて一緒に食事を取った後、すぐに発って行かれた秋田在住ＭＨさんも居られ、ＭＨさんは丁度発つところでした。眺瞰台から北を望むと、約１時間後に到達する龍飛岬だけでなく、津軽海峡の対岸には北海道渡島半島が横たわっておりました。昨夜立寄りました鯵ヶ沢は舞の海関の故郷でしたが、対岸の渡島半島の福島町は千代の富士関の故郷です。南を望むと、小泊岬は勿論の事、遥か彼方の雲上には岩木山の中腹から上が浮かび上がっており、ＭＡさんと共に「あの山の更に向こうを回って此処まで走って来たのですね」と感慨に浸りました。お握り、グレープフルーツ、麦茶、オレンジジュース、ファンタグレープを頂きました。８回目のトイレ小を済ませてから出発（７：１３）。標高４８０mの此処からは只管下り坂となります。一昨年は雨に苦しめられ、昨年は湿度１００％に苦しめられましたが、今年は快適な気候の中進めます。気が付くと背後にランナーが迫って来ており、ＥＫさんでした。走るの時のペースが５分台／Kmと、とても付いて行けないペースで近付いて来られましたが、暫くの間並走して下さりました。北海道在住歴のあるＥＫさんはサロマ湖100Kmウルトラマラソンにも何度も参加されており、２０１４年が初参加＆初完走との事でしたので、「あの猛暑の中、よく走り切れましたね」と言ったら、初参加でとてもしんどい思いして、周囲も仲間が脱落して行く中で何とか完走できたとの事でした。サロマ湖は私は２００９年に初参加してからずっと走って来ておりますため、年号を言われた時点でサロマ湖の気候を全て答えられますので、話も盛り上がりました。ＥＫさんは右足親指腱炎症で、今年のサロマ湖は５４Km地点（ルートイングランティアサロマ湖）で途中棄権されたそうで、本日も三厩体育館で途中棄権を考えられているとか？三厩まであと２０Kmで終わりですが、しかもこんなに良い位置にいて（眺瞰台到着６位）、本当に棄権してしまうのでしょうか？しかも三厩体育館では、自分達も早く参戦したいとウズウズしているハーフの部のランナー達が出迎えてくれる中で途中棄権？昨年の自分の話をして、もし自身の身体が言う事を聞かなくなったその時には途中棄権も選択肢に入れて下さいと言いました。途中棄権されたら生雲丹丼を食べられるそうで、それが誘惑になっているようです。龍飛崎まで思った以上に距離があり、あじさいロードという三厩までの近道が右に分かれ、竜飛風力発電所を通り、その頃にはＥＫさんは背中が見えなくなる程前に進まれておりました。２０２１年に訪れた青函トンネル記念館への道が左に分かれ、温泉ホテル前を通過し、津軽海峡冬景色歌謡碑の赤い釦を押すべく近付いて行ったら、中年のおじさんに先を越されましたが（私も中年のおじさん？）、自然と石川さゆりの歌声が響き渡りました（目的達成）。満開の紫陽花に囲まれた遊歩道を上り、龍飛崎（ＣＰ７－１２５．２m）には８：０３着。龍飛はアイヌ語のタム・パ（刀の上端）からの転訛で、「突き出た地」の意味だそうです。目の前には北海道の島影が視界に広がっておりました。写真を撮っているとＥＫさんが下から上がって来ました。「？」「車道の方へ行ってしまいました」少し遠回りをされたそうです。「駐車場の横にあるお店の焼イカ、美味しいですよ」と３年前情報を伝えたりしましたが、この時間では未だ開いておりません。階段を下り始めるとＭＡさん、ＭＨさんの順に下から現れました。「？」ＭＡさんは眺瞰台を我々の後に出られておりますが、先に出られたＭＨさんをいつ抜いたのでしょうか？階段国道３３９号を下り、龍飛漁港と帯島を見ながら更に下って行き、龍飛地区コミュニティセンターには８：１２着。此処ではスタッフとしてＫさんが居られ、顔を見た瞬間にホッとしてしまいました。次々とランナーが到着し、ＥＫさん、ＭＡさん、ＭＨさんと入って来られ、６位集団という形になりました。丁度、厨房のスタッフより「豚丼が出来ました！」と嬉しいお言葉。早く到着していたらこの食事にあり付けなかった訳です。此処ではお握り、豚丼、グレープフルーツ、ねぶた漬を麦茶、オレンジジュース、ファンタグレープと共に頂きました。豚丼美味い！！！ゆっくり寛いで９回目のトイレ小後に出発してすぐ、かつて太宰治所縁の奥谷旅館であった観光案内所龍飛館、牧野逸蔵先生像前を通過。津軽海峡も日本海同様ベタ凪でした。いずれも波が無いので迫力に欠けます。そしてその分、水が澄んで見えます。遥か海の向こうには陸続きで高野崎が見え、彼方に着くのはあと何時間後でしょうか？背後にランナーが迫ってくる気配を感じました。眺瞰台から一緒に下りて来た、ＥＫさんでした。走っている時のペースが５分台／Kmですので、とても付いて行けません。このペースに少しでも引っ張って貰う事も出来なくもありませんが、この界隈暫くの間自販機がありませんので（昨年、龍飛崎から最初の自販機まで１時間掛かった）、とにかく体力温存を優先します。本日は暑いの一言ですが、寒々とした漁村の風景が続きます。冬はかなり閉ざされた環境となる地域ですので、せめて夏の間本日並みに天気が良くなって欲しいです。太宰治著『津軽』を読んでいても、龍飛界隈は地の果て感満載ですが、令和になった今でもその雰囲気は変わりません。否、令和になってから見捨てられた数多の地方自治体の一つです。ＪＲやＪＴＢの時刻表を開いて路線図から頁を開き、其処に一日何便のバスが走っているかと思いきや、オンデマンドの予約制乗合タクシーという事で、時刻表を成しておりません。持続可能性の観点からも、公共交通機関としての最低限の義務を果たして頂きたいものです。小泊津軽の像記念館に始まり、龍飛崎から東海岸は太宰治の『津軽』の所縁の地ですが、この先の三厩や蟹田辺りの描写は太宰治が行く先々で酒や食事の接待を受けているだけで、単に他所の家のおもてなしを食い潰している印象しか残っておりません。私は行く先々のＡＳにて提供されている飲食物を食い潰さないように気を付けます。今度はＭＡさんが追い付いて参りました。此方には付いて行けそうです。ＭＡさんも一昨年並走した時はもう少し速いペースでしたが、今年は抑え気味です。タオルを濡らして頭に掛けその上から帽子を被られており涼しそうです。漸く現れた１時間ぶりの自販機、昨年は迷わずにレモン風味炭酸水を購入しましたが、今年は三厩体育館にて休憩時に入浴後に酔わない檸檬堂で咽喉を潤す予定で、却って咽喉の渇きを潤したくない気分になっております。程無く三厩体育館ＲＰ（ＣＰ８－１３７．８Km）には９：４８着。全行程の半分の距離を少しだけ超え、沢山のスタッフに出迎えられます。間もなく始発新幹線で一斉に到着するハーフの部参加者に対応するためです。因みに奥津軽いまべつ駅には新幹線は一日７本しか停車しませんので、この始発新幹線に乗る以外ハーフの部に参加できません。スタッフに食事を勧められましたが、ＭＡさんと共に「先ずはお風呂に入りたいです」と言うと、舘山代表自らが「一緒に行きましょう。丁度１０時で開館するタイミングですので……」「？」丁度開館って、我々６位組として此処に着きましたので、前の４人（５位ＫＳさんは脱衣場に居られ）は銭湯に入る事無く、此処を発ったという事でしょうか？後でＩＫさんに訊いたところ、三厩体育館に着いても銭湯が開店前と言われ、女子１位のＨＳさんと共に、汗だけ拭いて出発されたようです。龍飛の豚丼も、此処の銭湯も、休まずにガツガツ進んで来ていたら、私もその恩恵を受ける事が出来なかった訳です。ＳＡＪのお陰で、三厩体育館から徒歩１分の銭湯「みんまやよしつねの湯」はゼッケンを見せるだけの「ゼッケンパス」となっておりました。三厩の名称は、源義経伝説に由来するとも言われ、東北へと逃れた源義経が岩窟にいた三頭の駿馬を得て北海道へ渡ったという伝説に基づく地名とされているそうです。鰊御殿では石鹸＆シャンプーも備わっておりましたが、此処の銭湯等では備わっておらず、お湯＆ゴリゴリタオルで身体を洗いました。雨で泥だらけの身体になっていなくて幸いでした。温かい浴槽に浸かったらそのまま寝に落ちてしまいそうでした。サウナ横に水槽があり、ＭＡさんが其方に移動されたので、私も見習って冷たい水に浸かり、深部体温を下げる事に努めました。他にもフルのランナーが２～３名おりましたが、スタッフも入られたり、何らかの手段で既に到着していたハーフのランナーも入られていたため、走る服装で一人一人を認識していたので、裸になると誰が誰だか判らなくなり（ＭＡさんを除く）、「龍飛から自販機が中々現れませんでしたね」と話したら、ハーフのランナーで「貴重な情報をありがとうございました」と言われました。ハーフの部は１５時に此処三厩を出発後、一旦龍飛崎を往復してからフルの部と同じ道程を進みます。風呂上がりの気持ち良い状態で、目の前のファミリーマート外ヶ浜三厩店にて酔わない檸檬堂（１４７円）を購入し、ＭＡさんと共に素麺を頂きながら体育館の前で乾杯して飲んでいると、丁度ハーフのランナーを満載した送迎バスが到着しました（１０：２７）。私も何人か顔見知りが居りますが、青森在住のＭＡさんは殆どが知合いですので、会う人会う人に「もう飲んでいるのですか？」と同じ台詞を受けておりました。食べた後は寝られるだけ寝るつもりですので、アル注（アルコール注入）しても良いのですが、今回アル注はふるさと体験館ＲＰ＠蟹田小国にてしようと思います。蟹田のスーパーに赤ワインのボトルを購入しようと思います。川の道で最後の最後まで諦めず、長岡にて途中棄権となりましたが、制限時間一杯まで止めずに走り続けた女子ランナーＫＡさんが現れたので、その時の健闘を称えました。「それが川の道ですから」という強いコメントが返って来ました。体育館２階の大広間（睡眠部屋）に上がり、座布団を枕にして、１０：３６から目が覚めるまで２４分間寝に落ちました。スッキリして玄関に下りると、未だＭＡさんが居られました。舘山代表も居られ、声を掛けて下さりましたので、「今回はリベンジランですので、５２時間フルに使って完走する事だけを考えております」「そうでしたね。健闘を祈ってます」昨年この大会で私が途中棄権した事を思い出されたようです。其処に先程のバスが到着。１回目で積み残したランナー達を迎えるため、１０Kmの道程を往復して来たようです。cafe Do＠中央弘前の店長ＫＫさんも乗っておられ、お互いの健闘を願い合い、その後ＭＡさんと共に三厩体育館を発ちました（１１：１３）。１時間２５分も長居しました。コースはすぐに今別町中心街に入って行きます。昨年はこの辺りから眠気に襲われるようになりましたが、今は目が冴え渡っております。暫く進むと、昨年転寝した公衆トイレ脇のベンチがありましたが、今は寝床もトイレも不要です。海沿いの道を走っていると自転車が十数台追越して行きました。追い抜きざま何人かから声援を頂きました。後から知ったのですが、埼玉を出発地点として青森市まで津軽半島も一周して１,０００Km走る大会の選手達であって、此方が変態ランナーであるなら、彼方は変態ライダーという事になるのでしょうか？自転車を漕いでいる間に寝に落ちたら、全身で地面に叩き付けられるのでしょうか？？何はともあれ、青森市までの残りほんの僅かな距離を頑張って欲しいです。間もなく国道２８０号に合流する手前で正午のチャイムが鳴り響きました。一昨年は此処より少し手前のバス停で転寝し、もう少し先で正午を迎えましたので、一昨年よりも昨年よりも遅れておりますが、今回は全く気にしません。明日の夜２０時までに何とか弘前に辿り着ければ良いという気持ちで大いにゆとりを持って、ランを楽しむ事に集中します。国道に合流する所で二人のランナーに追い付きました。三厩体育館にてほぼ同じ時間軸で動いていたＥＫさんと札幌在住のＴＨさんでした。ＥＫさんは三厩体育館で途中棄権を考えいるとの事でしたが、無事その関門を超えられたようで良かったです（生雲丹丼は残念でしたが……）。私はＭＡさんと２人で、ＥＫさんと札幌在住ＴＨさんを抜かした記憶になっておりますが、抜かれた方のブログに依りますと４人に抜かれていたようでした。背後霊！？鋳釜崎キャンプ場までの約３Kmの道程もＭＡさん以外にランナーの気配は無かったと記憶しております。鋳釜崎キャンプ場では１１回目のトイレ小を済ませるべく、ＭＡさんと共に公衆トイレに入ると、連なるようにバタバタと二人のランナーが入って来ました。当時、その二人はキャンプ場の何処かで休んでおられて丁度トイレに入って来たのかと認識しておりましたが、だいぶ時間が経ってからその事に違和感を感じ、恐らくその二人は我々の少し後ろに付いて来られていたのだと記憶修正しました。トイレを出てからは４人組となりました。一旦海辺まで標高を下げ、再び断崖上に上がると、高野崎キャンプ場の案内が現れました。一昨年は此処もＡＳであり、舘山代表に出迎えられました。昨年よりＡＳでなくなってしまったのは明らかにスタッフ要員不足に因るものです。三厩から平舘まで２４Kmですので、此処は無くても良いと思います。スタッフや運営の事を考えるなら、眺瞰台と金木も不要かと思われます。ＭＡさんがちょっと立寄りますと、高野崎キャンプ場に入って行きました。後で訊いたところ、アイスを買って食べておられたそうです。ＭＡさんも旅を楽しんでおられるようです。坂を下り、綱不知海岸という穏やかな海岸伝いに国道２８０号を進みます。相変わらず津軽海峡は穏やかで、遠くに薄っすらと下北半島が望めます。合流した二人の内一人は後ろ、一人は前を走っております。前のランナーは８分／Kmという身体に優しいペースで進まれているので、暫く付いて行きます。秋田在住のＫＳさんというランナーで、序盤は先頭集団に居られたので高速ランも出来、三厩体育館では１時間半も滞在されたので、かなり元気になられた上でこの緩やかなペース、余裕を感じさせられます。かなり長い事走ったでしょうか？後ろのランナーは居なくなり、ＫＳさんとの間隔が縮まらない中、自販機が現れ、ＡＳのすぐ手前でしたが、梅よろしを購入し（１３：３８－１３０円）、咽喉を潤しながら走りました。国道が野田ＢＰとなり、平舘地区へと左斜めに入ります。この辺りは津軽半島と下北半島が最も近付く箇所で、青函フェリーも往来しております。道の駅の建物を少し通り過ぎた感じで右折し、道の駅たいらだてに入り、１２回目のトイレ小を済ませた後、道の駅たいらだて（ＣＰ９－１６１．５Km）には１４：０１着。「何を飲まれますか？」「何が冷えていますか？」「此方のスポドリとお水です」「お水を頂けますか？」最高気温を記録する今、何を飲みたいかではなく、何でも良いから少しでも冷たい物を飲みたいというのがランナーの本音かと思われます。水をがぶがぶとコップ３杯程頂きました。次いで、お握り、味噌汁、グレープフルーツを頂きましたが、女性スタッフから、「シャツの背中、穴が開いて大変な事になっているようですが、大丈夫ですか？」と訊かれました。シャツの肩の個所に穴が出来ており、其処に皮膚が擦り切れた真っ赤な肉が見えるとの事。確かに今までリュックが擦れる感触をずっと抱えて来ましたが、他の色々な痛みの所為であまり感じる事はありませんでした。その場で大きめの四角い絆創膏（川の道でも非常にお世話になりました！）を貼付して頂き、スタッフ用の予備シャツを頂きました。「いえ、これはスタッフの方々の予備シャツですよね？　頂く訳には行きません」「予備ですから着て行って下さい。そのシャツもう着られないでしょう」ありがたく着替えさせて戴き、「シャツは此方に捨てて良いですよ」と言われましたが、２０１６年１月から多くの大会で着続けて来て思い入れが深いので、「このまま持帰ります」と言ってリュックに仕舞い、紺色のシャツという出で立ちに変身しました。２０分以上長居したため、８分／KmのＫＳさんや走り＆歩きを繰り返されるＥＫさんは先に発たれましたが、知合いの多いＭＡさんは色々な応援隊との対応で、スタッフの方々に背中を治療された私と同時に出発しました（１４：２４頃？）。コースは平舘の集落の中を只管南下します。恐らく此方が旧国道２８０号で、きっと太宰治も行ったり来たりしたのでしょう。民家の軒先の日陰では地元の方々が楽しそうに世間話をしておりますが、我々が前を通過しようとすると「頑張って！」と声を掛けて下さります。一瞬で疲れも痛みも吹っ飛びます。昨年、一昨年と、此処を走っている時に強い睡魔に襲われ、岸壁で転寝しましたが、今年はしっかり休みながら走っているので未だ元気と言いたいところですが、常にどんよりとした眠気に脳が支配されている感じで、寝ようと思えばいつでも寝られそうです。恐らく単独走でしたら強い眠気に襲われていたと思われますが、幸いＭＡさんに引っ張られ、良いペースで走り続けられております。先に道の駅たいらだてを出られたＫＳさん＆ＥＫさんを国道に合流する辺りで追い抜いたでしょうか？この辺り記憶が定かではありません。遥か遠くに蟹田港の防波堤、更に後方には夏泊半島も見えて来ました。八甲田山は望めません。妻は今頃角館の町を観光中でしょうか？　お昼は美味しい物を食べたでしょうか？昨年、一昨年と、妻には当該ＪＲ２日目の夕刻には弘前入りして貰っておりましたが、今年の妻の弘前入りは７月１５日（祝）１４：４４ですので、先程５２時間をフルに使うと申しましたが、遅くとも１４：１５までにはゴールして、バスで弘前駅へと移動し、改札口で合流したいです。昨年ＩＫさんと共に歩いていた道を走り続けます。平館から蟹田まで１５Km余りを７分／Kmを上回るペースで走れておりました。振り返ると、道中トイレ休憩に１回立寄った以外は一度も立止まらなかったのではないでしょうか？超長距離の後半は歩いたり休んだりした時間がどんどん影響して来ますので、後半のノンストップランは効果が高いです。引張って頂いたＭＡさんのお陰です。その唯一の立止まり、蟹田塩越の公衆トイレにて１３回目のトイレ小を済ませました（１５：４０）。昨年内臓疲労に因る嘔吐を繰り返した場所を通過。今年は内臓疲労は来ているもののムカムカ感までには至っていない感じで、ＲＰにて眠れて来た事と、湿度が昨年のように１００％続きではないことが、身体をそこまで弱らせていないのかと思われます。それどころかワインの事で頭の中は一杯です。漸く蟹田川手前丁字路に辿り着き、右折して此処からはやまなみライン（鯵ヶ沢蟹田線）を西進します。此処で山口県から来られたＹＴさんに追い付きました。序盤は先頭集団に居られ、鰊御殿～小泊辺りでは女子１位ＨＳさんと共に先頭を走っておられたようです。因みにＨＳさんは既に２時間位前を先頭で独走しておられます。待ちに待ったマエダストア蟹田店に到着（１６：０８）。迷う事無くお酒コーナーに直進し、チリ産赤ワインFrontera（５４７円）を購入しました。ふるさと体験館ＲＰにて食事と共に飲みますので、リュックに仕舞いました。ＭＡさんはビールを購入、此方は冷たいので今すぐに飲まれました。蟹田川沿いにくねくねと走り、ＪＲ津軽線の踏切を渡った所でＭＡさんには先に行って貰いました。ＲＰに走り込んで到着すると、すぐに食事を考えておりますため、其処でアルコール度数１２％の飲料を注入したら、脈が上がり過ぎると思い、クールダウンのため、約１Km半歩く事にしました。２０２２年８月の大雨により線路設備に被害が発生し、ＪＲ津軽線蟹田～三厩間が運休され、それに伴い廃駅となってしまった中小国駅を右に眺め、そして、ふるさと体験館ＲＰ（ＣＰ１０－１８１．１Km）には４位で１６：４３着。平館では一昨年、昨年の自分より遅れを取っておりましたが、此処では自己最速記録となりました。今回は昨年のリベンジラン、昨年達成できなかった完走を成し遂げるだけでなく、昨年楽しめなかった味わえなかった諸々を今年は楽しんで味わいたいです。昨年此処では何一つ飲食物を摂取する事が出来ませんでしたが、今年は食べて飲んで楽しみたいです。３位で到着したＭＡさんが既に寛いでいる食堂にはメニュー表が貼られております。ワインをプラコップに注ぎ、浅蜊海老入りひよこ豆シチュー、サラダ、筋子、西瓜、メロンを頂きます。至福の一時です。。途中でスタッフが「つみれ汁出来ましたけど食べます？」二つ返事で頂きました。美味しい～！！丁度良いタイミングで到着して幸いでした。其処に５位で到着された山口県のＹＴさんが入って来られました。ワインを勧めましたが、食べたらすぐに出発されるそうで、ご遠慮されました。食べている間に、走り＆歩きを繰り返されるＥＫさん、８分／KmのＫＳさん、龍飛界隈で一緒でしたＭＨさんが続々と到着されました。ワインはボトル半分程を消費し、残りを後続のランナーにと飲料コーナーに置いて食堂を去りました。お腹も満たされ、アルコールも毛細血管まで行き渡り、廊下沿いの暗い睡眠部屋に入り、折畳椅子を３つ並べ、１７：２５から目が覚めるまで１時間１１分間寝に落ちました。目が覚め、食堂に挨拶だけしに行くと、丁度到着したランナーが赤ワインを飲みながら食事中でした。飲んで頂けて嬉しいです。既にＭＡさん、ＭＨさん、ＥＫさんは出発済みでした。ふるさと体験館を７位で再出発（１８：４５）、２時間以上も滞在してしまいました。北海道新幹線を潜った辺りからやまなみラインは山並みの道に入ります。世界文化遺産に登録された北海道・北東北の縄文遺跡群の一つ大平山元遺跡を通過する頃には薄暗くなり、此処からは山道のナイトランとなります。暗い中ヘッドライトを点けていると無数の虫がヘッドライド目掛けて体当りして来ます。口を開けて走っていると口の中に虫が飛び込んで来ますので、上り坂を口を閉じて走りますが、今度は鼻の穴に虫が入って来ます。更には「熊出没中、注意！」と掲示板に現れ、諸々の事が全てストレスとなります。昨年転寝した大平トンネルポケットパークを今年は通過。大平トンネルを越えても更にダラダラと上りが続きます。日本海と津軽海峡の分水嶺である中山峠は未だ先のようです。相変わらず数多の虫がぶつかって来ます。早く町中に入りたいです。だいぶ長い事走り続け、分水嶺のやまなみトンネルを抜けると、右側に公衆トイレがあり、１５回目のトイレ小を済ませました（２０：０６）。脚全体はかなり重く＆硬くなっており、可動領域が小さくなっておりますが、内臓疲労はそれ程酷くないので、下り坂を意図的にペースを上げて進みます。息が乱れ、口が開く、虫が入る、口を閉じて鼻息ラン、花に虫が入る……、いつまで繰り返されるのでしょうか？早くこの状況から抜け出したいです。昨年は嘔吐し続け、下り坂なのに歩く事しか出来ず、辛い思いをした事を考えれば楽なものを見なければなりません。峠から２０分程走ると一軒の民家の前を通過、ＢＢＱでもしているのか複数の人の賑やかな声が聞こえて来ます。其処を過ぎると再び虫の中に入ります。人家の連なる町が恋しいです。更に進む事２０分、下り坂が終わって漸く平坦な道になる辺りで、ＭＨさんに追い付き、一言声を掛けて先に行かせて貰いました。更に平坦な道を１５分程進むと、いよいよやまなみラインの終焉、中泊町今泉の丁字路が見えて来ました。その手前で歩きながら電話中のＥＫさんを追い抜きました。丁字路を左折し（２１：０１）、国道３３９号に入り、此処からは津軽半島内陸部を只管南下します。真っ暗で距離もあるので見えませんが、今朝２時頃に西の湖岸を走った十三湖の東の湖岸を走っております。国道に合流しましたが、今まで以上に車の往来が無くなり、深夜の住宅街を走っている感覚です。昨日も嶽温泉で日の入り後、急激に車の往来が無くなり、嶽温泉から鯵ヶ沢へ抜ける道は弘前へ行く道と異なり生活道路では無いため、急激に交通量が減った事もありますが、基本的に青森の郊外に住む人達は日が暮れたら外出しない、外出していても日が暮れる前に帰宅する、そして皆超早起きであるようです。朝一も４時から開いていたり、目星の物を購入するために２時半に起きてやって来たりと、皆さん健康的です。暗闇の交通量が殆どゼロの国道３３９号を南下して行きます。かなり長い時間が過ぎ、中里川を渡り、すぐの丁字路を左折、あと１．５Kmで津軽中里駅ＡＳなのですが、このわずかな距離が異常に長く感じられました。ゆるゆると坂を上り、町の中心街のような箇所を通り、いよいよ駅が現れるかと思いきや、中々現れず、漸く左側に現れるまでの時間が長かったです。２０：３８着の最終電車で営業終了となった津軽中里駅（ＣＰ１１－２０７．０Km）には２２：０９着。公営鉄道や第三セクターを除いた私鉄の駅としては日本最北の駅であるそうです。ＣＰ１０から此処まで７分５３秒／Kmペースで走って来た事になり、トイレ休憩以外は脚を止めず、下り坂も力を入れて走ってきた割には遅過ぎます。１６回目のトイレ小を済ませた後、ＡＳに入りました。紅生姜入り津軽稲荷寿司、明太子お握り、昆布お握り等を頂き、奥にブルーシートが見えた瞬間に眠気を感じ、休んで行く事にしました。２２：２８から目が覚めるまで１７分間寝に落ちました。その間に、先程電話中でした走り＆歩きのＥＫさんが到着して出発、ふるさと体験館にてゆっくりと休まれた８分／KmのＫＳさん、龍飛界隈で一緒でしたＭＨさんが続々と到着されておりました。あとの二人の内どちらかは私と入れ替わりでブルーシートに横になられました。スタッフに礼を言い、津軽金里駅を出発（２２：４９）。次の金木のＣＰまでは僅か８Kmの道程です。人も車も走っていない県道１０３号沿いに静まり返った住宅街の中を南下して行きます。昨年は途中棄権を決意した上で、最後の区間走をした所です。国道３３０号に合流、此方も交通量ほぼゼロです。大沢内溜池の脇を通り、芦野湖の手前の自販機でオロナミンＣ（１４０円）を購入し（２３：４５）咽喉を潤せましたが、どよ～んと身体を覆い尽くす強い眠気には焼け石に水のようです。芦野公園の踏切を越え、金木の町の西側まで来て国道を左折、寝静まった金木町中心街を抜ける間に、日付が変わり７月１５日（祝）となりました。そしてローソン前交差点を右折し、左に太宰治の生家「斜陽館」、右に金木町観光物産館（ＣＰ１２－２１５．１Km）には０：０４着。「素麺は如何ですか？」「其処のビーチチェアに寝ても良いですか？」「どうぞ！」「取り敢えず寝させて下さい」と言い、横になりました。丁度そのタイミングで今まで休んでおられたＥＫさんが旅立たれました。走り出したペースは目を見張る速さでした。そして、０：０９から目が覚めるまで８分間寝に落ちました。寝ている間に８分／KmのＫＳさんが到着され、素麺を食べ始めたので、起きて「私にも素麺下さい」とお願いしました。昨年は此処に到着するなりリタイアボタンを押してしまいましたが、今年はありがたい事に未だ食べ物を美味しく食べられております。ＫＳさんに続いて金木を出発しました（０：２７）。すぐ先のファミリーマートにて１７回目のトイレ小を済ませ、その間にＫＳさんはだいぶ先に進まれました。何分か走ってＫＳさんの背後に付けました。ペースは優しいのですが、暫く走っていると再び強い睡魔に襲われるようになりました。二ノ沢溜池横まで来たら我慢できなくなり、ＫＳさんに休んで行く旨を伝え、大きめの階段になっている所に身体を入れて爆睡、１：０６から８分間気絶しました。暫く走り、飯詰川を渡る辺りから念入りに紙の地図とスマホの地図アプリを見ながら慎重に進みます。一昨年、左斜めに曲がらねばならない箇所を真っ直ぐ進んでしまい、元の道に戻るのに余計な体力を消耗してしまいました。無事左斜の旧道に入れました。先程の仮眠から３０分も経つ事無く、再び睡魔に襲われ、今度は沖飯詰集会所の前で爆睡、１：５３から８分間気絶しました。五所川原市街地に入り、下平井町交差点を左折、此処からは国道３３９号バイパスに沿って只管南下して行きます。暫くすると凄い足音で爆走して来て、そのまま抜き去って行きました。ハーフの部の先頭ランナーでした。セブンイレブン五所川原鎌谷橋店にて１８回目のトイレ小を済ませ、酔わないレモン堂（１４７円）を購入し（２：３４）、咽喉を潤しました。ほぼ直線道路と化した国道３３９号は周囲に何も見えず、大海原を泳いでいる感じで、景色も変わらず、進んでいる感覚がありません。市街地を外れると再び強い眠気に襲われましたので、タイヤランド五所川原の入口の所で爆睡、３：０７から７分間気絶しました。再び闇の中を走り続けますが、３０分もしない内に眠気に襲われ、今度はセブンイレブン鶴田バイパス店の駐車場の隅っこにて爆睡、３：４５から１１分気絶しました。ゴールまでそれ程遠くないのだから、最早これ以上の気絶は無しで進みたいですが、眠気を誘う空気が身の回りを取り囲んでいる感じで、更にいつでも気絶できそうです。既に道中睡眠時間は累計２時間５２分に達しております。重たい身体に鞭打って脚が悲鳴を上げても構わずにペースを上げ、直線道路を進んでいると、うっすら明るくなって来ました。本日の日の出は４：２０です。空を雲が覆っているのか太陽は顔を出しません。本日の弘前は晴朝夕曇、３０℃／２０℃、今は早朝なので単に距離が長い直線道路で済まされますが、この大会のボリュームゾーンはこの区間を日中炎天下に通過します。暑い、自販機が無い、疲れた、脚が痛い、眠い、気持ち悪い、といった言葉を連発しながら走る事になると考えれば、疲れた＆眠い位しか言葉が出て来ないなら、恵まれていると思わねばなりません。林檎畑に囲まれた直線道路を走っていると漸く雲の中からうっすらと、今日一日津軽の大地を照らす太陽が現れました。眠気もだいぶ弱まり、太陽の登場と共に士気が高められ、更に速度を上げられました。間もなく現れる藤崎ＡＳでは生搾り１００％林檎ジュースを頂けます。今回は昨年のリベンジラン、昨年達成できなかった完走を成し遂げるだけでなく、昨年楽しめなかった味わえなかった諸々を今年は楽しんで味わいたいです。昨年途中棄権した事で最も悔しい思いをしたのが、この林檎ジュースを飲めなかった事です。その悔しさを思い出したら更にペースが速まり、６分半／Km位までペースが上がっていたことと思われます。道路の対岸を走り＆歩きで進んでいるランナーが居られました。金木をほぼ一緒に出発した秋田県のＫＳさんでした。「残り僅か頑張りましょう！」と声を掛けて先に進みました。更に、同様に道路の対岸を歩いているランナーが居られました。ふるさと体験館ＲＰにて一緒に食事を取った山口県のＹＴさんでした。同様に声掛けして前に出ました。そしてスポーツプラザ藤崎（ＣＰ１３－２４５．１Km）には５：４０着。楽しみにしていた林檎ジュースを頂きました。「美味い～～！！！」叫んでしまいました。至福の一時です。。「お替り下さい」「どうぞどうぞ」「美味い～！」「何杯まで飲んで良いのですか？」「何杯でも」「後続ランナーの分が無くなります」「その時はその時」「ではもう１杯だけ」「どうぞどうぞ」「美味い～！」ランナー速報を見ると、横浜在住女子ランナーＨＳさんは既にゴールをしており（３：５６！！）、見事総合優勝を果たされました。そして現在２位はふるさと体験館までほぼご一緒させて戴きましたＭＡさんで既に次の黒石のＣＰを越えております。そして現在３位は三厩で途中棄権を考えておられたＥＫさんで、此処藤崎を既に４２分前に発たれております。そして此処藤崎に４位で着いたのが私……？？ＨＳさんと一緒に先頭を走られていたＩＫさんは何処へ？？スタッフに訊くと、ＭＡさんからの伝言で、かなり体調不良で、道の駅つるたにて睡眠を取って休んでから様子見て、再出発をされるとの事。固形物を食べずに、寝ないで進んだら、体調不良になるだろうなと思いつつ、昨年の異常な湿度の中、４２時間で走り切り、３位入賞した訳ですから、きっと復活できる底力は備わっていると信じております。とても美味しい１００％林檎ジュースを３杯頂き、５分程の滞在で再出発しました。生き返りました。本州縦断のコースである国道７号を横断し、田圃の中の道を東進します。此処でランナー速報を再確認すると、先程の藤崎のＣＰに私が出発した僅か３分後にＹＴさんが、８分後にＫＳさんが既に到着されておりましたので、此処からエンジンが掛かりました。身体は重たく、脚は錘が鎖で繋がっているかのように自由に動きませんが、先程の６分半／Kmペースに戻して走ります。ポンコツランナーを組み立てているボルトをポロポロと外れ落としながらギシギシ言わせて無理矢理走らせている感覚です。男女３位までが入賞圏内ですので、現在男子３位の私の背中に入賞ラインが引かれている事になります。道路は自然と右折して住宅街に入ります。左折すると川辺駅となる交差点を直進し、突き当たるまで進みます。突当りを黒石方面へ左折、歩行者の通れる側道を進み、螺旋階段を上がって跨線橋を渡り（６：０４）、更に暫く側道を走り、漸く五所川原黒石線に合流。東へ向かって進みますが、幸い太陽は雲に隠れております。明らかに交通量が増えて来ました。やはり青森の人達は日の出と共に行動開始して、夜は動かないのでしょうか？ペースを上げて走っている所為か、思ったより早く境松駅を通過、緩やかに上る坂道の途中、２０２０年に初めて黒石つゆ焼きそばを食べた元祖つゆ焼きそば妙光食堂を通過（６：４６）、元町の昔ながらの家並の中を通過して、突当りを左折、突当りまで進んで道なりに右折、黒石駅に到着。丁度この頃ＭＡさんは総合２位、男子優勝でゴールされましたが、その事に気付くのはだいぶ後になってからです。後続ランナーの追い上げが怖かったので、ランナー速報を見ないで進んでおりました。公衆トイレにて１８回目のトイレ小を済ませてから、黒石駅北側（ＣＰ１４－２５４．９Km）には６：５８着。ＣＰ１３から此処まで７分２７秒／Kmペースで走って来た事になり、信号待ち等も入り始めたので、こんなものなのでしょう。此処では楽しみにしていた黒石つゆ焼きそばを頂きました。２０２１年に食べに来た黒石やきそば専門店すずのやが提供しているつゆ焼きそばで、……美味い～！！ソースがスープとなっておりますが、決して塩辛くない、程良いスープ加減です。西瓜とグレープフルーツも頂きました。超長距離では終盤になる程一つのＡＳの運営時間が長くなりますので、スタッフの方々も大変で、この素晴らしい長時間サポートに心から感謝致します。スタッフ達に礼を言って立ち去ろうとしました。「お替りもＯＫだから、もっとゆっくりして行きなよ」と優しいお言葉を頂きましたが、後ろが気になって仕方が無く、その旨を告げて立ち去りました（７：０９）。逃げねば……ゴールまで１２Kmを切りました。こみせ通りに入り、２０２２年に完走後に妻と共に此処旧市街を訪れた事を懐かしく思いました。更に旧市街を抜けて信号を右折すると、シャロン甘洋堂という和洋菓子店があり、此処も妻と共に買いに来ました。柔らかいスポンジ生地と口溶けの良いホイップクリームが絶品で、暑い中でも非常に美味しく頂けました。セブンイレブンの交差点を左折し、坂を下り、浅瀬石川を渡ります（７：２０）。この川の下流が平川、更に下流が岩木川、その岩木川は十三湖に流れ出ますので、昨夜２１時から此処までずっと川上に上って来た事になります。残り約１時間、幸い太陽は顔を出しておらず、ラスト爆走と行きたいところですが、身体が重く、脚に力が入らず、今のペースを維持するのが精一杯です。それでも追い付かれたくないという気持ちが後押しとなり、６分半／Kmは維持できていた事と思われます。田舎館駅で弘南線線路を渡り（７：３２）、立派な建物の田舎館村役場が田圃の向こうに見え、それからだいぶ経ってから田舎館城前を通過しました。田圃アートで有名な場所で、明日のドライブの道中で身に来ようと思います。更に交通量は増え、路肩の無い箇所ではいつでも田圃に飛び込める準備をし、暫く進むと秋田県境坂梨峠から大鰐を経て流れて来る平川を渡る境橋を渡り始めると、「！？」前方にランナーの後ろ姿が見えます。どうやらＥＫさんのようです。走り＆歩きの歩きのタイミングなのか、背中がどんどん近付きます。藤崎を過ぎてから後ろのランナーの事ばかり気にしており、逃げるのに必死で、前を見ておりませんでした。藤崎の時点で４２分差ありましたので、追い付くのは無理と決めつけておりましたが、実は黒石では１４分差まで迫っておりましたが、ランナー速報を見ていないので、知る由もございません。ＥＫさんの背中も近くまで来ましたが、前方にはゴール地点である桜色の弘前さくら野百貨店も視界に入って来ました（８：１４）。これで苦行から解放される……「お疲れ様です。残り僅かですよ。ラスト頑張りましょう！」「どうぞ行って下さい」道中何度も見た走ると５分台／Kmの走りをされるととても付いて行けません。「もし８分／Kmペースで走り続けられるようでしたら男子２位同着やりませんか？」満身創痍と思われるＥＫさん（私もですけど……）が付いて来られる８分／Kmペースを維持し、信号待ちの最も少なくなる走り方をして、国道７号を横断し、駐車場を斜めに横切り、さくら野百貨店が完全に視界に入った所で時計を見ると８：２８、何とか４０時間半切りも行けそうです。最後のウィニングロードの先にはゴールテープが貼られ、横に舘山代表、手前の方に男子優勝ランナーＭＡさんが拍手で出迎えて下さる中、ＥＫさんと手を繋いで同着ゴール！！さくら野百貨店（ゴール－２６６．３Km）には８：２９着。正式なタイムは４０時間２９分１８秒（３位／１３７人、男子２位／１２０人）でした。ゴール後は表彰して頂き、待っていて下さったＭＡさんと間もなく奥様との待合せ場所へと向かうＥＫさんと談笑をしてＥＫさんを見送りました。皆様、家族サービス色々と考えておられます。ＭＡさんは１０時に開店するさくら野百貨店の銭湯に入り、その後も知合いのランナー達を夕方まで出迎え続けるとの事。私も１４時過ぎまで暇なので、付き合わせて戴きます。９時台後半になって、山口のＹＴさん、秋田のＭＨさん、同じく秋田のＫＳさんのゴールを出迎えました。皆、道中で何らかの関りを持つ事になったランナー達です。１０時にスタッフも含めて何人かで銭湯へ行きますが、此処でも当然の如く石鹸＆シャンプーは備わっておりませんので、三厩同様、お湯＆ゴリゴリタオルで身体を洗いました。お湯に浸かったらそのまま水没しそうでした。板のデッキの上で、数分間気絶しました。１階のスーパーも開きましたので、本搾り酎ハイを購入し、ＭＡさんや其の他完走したランナー達と乾杯します。１１時半が近付くと見覚えのある走り方をするランナーが入って来ました。ＩＫさんでした。丁度、本搾りレモンが１本余っておりましたので、乾杯＆駆け付け１杯をして頂きました。訊くと、本日未明に五所川原を過ぎての直線に入ってから眠気がとても酷くなり、草叢に倒れ込むように気絶したり、起きては嘔吐をしたりで体調が最悪であったそうで、そこにＭＡさんが追い付いて来られたので、道の駅つるたに行って休む旨を告げたものの、其方でも嘔吐をし続け、最早身体を動かす事が出来なくなって、かなり長い事休まれて漸く少しだけ良くなり、少しずつ進んで来たそうです。ヘルニアを抱えての最後まで壮絶な闘い、本当に完走おめでとうございます。しかも間隔は空いておりますが、９時台後半に入って来られたＫＳさんに次いでの８位ですので、上出来です。１２時台半ばになるとハーフの部の女子１位のランナーがゴールされました。宮城県のＧＭさんというランナーで、途中何度も道に迷いながら何とか辿り着いたとの事。深夜に通過したやまなみラインでは、やはり顔に叩き付ける無数の虫に苦しめられたそうです。１３時台になると、一昨年道中長い事ご一緒させて戴いた千葉県のＴＹさんが入って来られました。昨年かなり苦戦したので、今年は最初からかなり抑えて無理せずに進んで来られたそうです。談笑している間にハーフ女子２位のＳＥさんがゴールされました。結構な勢いで飛び込んで来られたので、「未だ何十Kmでも走れそうですね」と言ったら、「黒石で女子３人（２位～４位）が重なったので、（３位入賞逃す訳には行かないと）慌ててＡＳを飛び出して来たんです」との事でした。１３時台後半には、初日の亀ヶ岡辺りまで前後を走っておられた女子２位北海道のＮＫさんが入って来られました。道中転倒されたそうで、右膝下の擦り傷が痛々しいです。今年は１３７名の出走ランナーの内、完走できたのは６８名で、完走率は４９．６％、昨年より２割弱高まりました。未だ其処に残るＭＡさんに長い道中の御礼を言い、福島での再会を誓って別れ、長時間サポートして下さりましたＳＡＪのスタッフ達にも御礼を言い、１４：００発の１００円バスで弘前駅へ向かい、会場を去りました。

2024.07.14

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第6回みちのく津軽ジャーニーラン：20220716-18

第6回みちのく津軽ＪＲ（ジャーニーラン）、初参加となります。２０１９年の川の道完走後、館山代表に「次は、みちのく津軽ＪＲですね？」と勧誘されました。１年後の２０２０年、第5回大会にエントリーしたものの、コロナ禍で１年「延期」となり、予約していた航空券は１００％払戻可能でしたが、妻と共に２泊３日で下見ドライブにやって来ました。延期となった２０２１年、今度こそと思いましたが、コロナ禍で地元全市町村の同意が得られず「中止」となり、参加費用は掛かった経費を除いて返金、予約していた航空券は既に取消が出来ない（６５％位取られる）時期でしたため、そのまま青森旅行と致しました。という訳で、２年連続青森旅行にやって来た後、漸く今年本大会に参加できる事となりました。大会概要を申し上げますと、弘前を起点＆終点とし、時計回りに津軽半島を一周する２６６Kmを走るＪＲで、毎年７月三連休に開催され、土曜日１７時に出発、月曜日２０時に終了となるＳＡＪ（NPO法人スポーツエイド・ジャパン）主催の大会です。私にとって、二晩の夜通しランは初体験で、二晩目の夜を迎える頃の体調がどうなっているのか見当が付きません。川の道では上手い具合に深夜や夜分に睡眠を取って休まないといけないＲＰに入れるので、夜通し走り切る感覚は無いのですが、此方では道中２箇所のＲＰにて睡眠を取る事は出来ますが、其処で睡眠を取るのが望ましいのか否か、現時点の自分には判りません。２０２２年７月１６日（土）１７：００、館山代表の笛の音で１５８名のランナー（内女子２７名）が弘前さくら野百貨店を出発、すぐに弘前岳鯵ヶ沢線に入り、此処から只管西進します。雨は昼過ぎの一時のみで、その後は曇で涼しい気候でしたので、赤シャツの内側に長袖白シャツを着て走り始めましたが、１～２Km走っただけで暑さを感じ、汗で白シャツ全体が濡れてしまいました。一つの交差点にて数十人のランナーが信号待ちしていると弘前の人達、特に下校途中の高校生達から好奇の目で見られます。弘前文化センター前を通過、弘前城三の丸東門、弘前城二の丸東門から入場、前回までのスタート地点を通過、○○○○に近付くと（非公開だそうで）、其処には寄り添った桜の木々がハートの形をした風景を醸し出す地点がある事を、ＭＡさんに教えて貰いましたので、最終日に此処に再び来る事を決めました。弘前城三の丸追手門から退場し、再び弘前岳鯵ヶ沢線を西進し始めました（１７：２７）。丁度、ＩＳさんがいつもの通り優しいピッチで前を走っておりましたので、追い付いて「ロングランナーの多くは頻繁に転倒しますが、ＩＳさんて転倒しないでしょう」と訊いたら、「しません。転倒はした事ないです」との返答。脚をポンポンと垂直に地球に着地させているので、摺り足に近い私を含む多くのロングランナーが僅か２～３mmの段差で躓いて転ぶような事は無いようです。「逆に無駄に脚を上げている分疲労が大きいのでしょうね」との事。いずれにせよ、少し見習いたい足の運びです。暫くして、少しずつ速度差が付いて置いて行かれました。私の中ではこの大会でも彼は優勝候補と思っております。少しずつ雲が切れて、岩木山（津軽富士）の山腹が見えて参りました。山頂の方は分厚い雲が被ったままです。岩木山麓標高４５５mに位置する嶽温泉に向かって、道はだらだらと上り続けます。周囲には林檎畑が広がります。暫くして女子招待ランナーでＨＳさんの背中が見えて来ましたので、少しペースを上げてから隣に並びました。ＨＳさんは第１回から当大会に皆勤＆完走している非常に強いランナーで、川の道でもずっと追いかけて来られ、見事に女子優勝者となりました。川の道ゴール後の話を伺うと、女子２位でゴールしたＴＹさんとも話が盛り上がり、私のリュックの話で３０分位盛り上がったそうです。因みに私の走る時のリュックは数年前にユニクロで１,０００円セールで購入したもので、ベルト付きランナー用リュックよりも容積が大きく重宝しているのですが、大会で私と並走するランナーから「よく固定させずに長時間走れますね？」とか「ふざけたリュック」とか言われますが、中身が空でない限り、浮かずにほぼ固定してくれるので、不自由には感じません。「そんなに面白いネタですか？」「はい、お金が無い訳ではないでしょうし、預け荷物のリュックの方がしっかりしているので、またそのギャップが面白いです」「お金は無いのです。私は飲食にはお金を惜しまずに使いますが、交通費、宿泊費、身に着ける衣類にはお金を使わないだけです。年間８,０００Km以上走りますが、ランシューズは年に１足位しか購入していません」「え～っ！！　１足ですか！？」「今履いているシューズの裏も溝が無くてツルツルで、先日の横須賀・三浦みちくさマラソンでも雨上がりのトレイルコースでワラーチランナーと共に滑りまくっていました」会話して走っていると時が経つのが早く感じられ、１９：０７に日の入りし、徐々に周囲が薄暗くなって来て、公衆トイレが見えて来たので出発後最初のトイレに立寄り、ここでＨＳさんと別れ、夜間装備が必要かなと思って来た頃、嶽温泉へ入って行く道に入り、長らく上って来た道の最後の上り坂を駆け上がり、嶽温泉（ＣＰ１－２２．４Km）には１９：２８着。硫黄の香り漂う温泉集落で、嶽きみという玉蜀黍の産地です。柳澤副代表が忙しそうに飲料の給仕をされておりました。此処ではファンタグレープ×２杯とサンドウィッチが美味しかったので４切頂き、夜間装備を装着して１９：３３出発。此処からは只管下り坂が続きます、と言いたかったのですが、下っては上ってを暫く繰り返し、最早暗くて判り難いですが、高原地帯のような所を走ります。丁度並んだランナーに「（嶽温泉以降は）ずっと下りと思っていたら、未だ上らせるのですね」と訊いたら、「暫くはアップダウン続きますよ。私も毎回出ていますけど、嶽温泉の後に上りがある事を毎回忘れております」高原地帯のような所を過ぎるといよいよ下り坂の連続となり、前方に２人、更にその前方に１人のランナーの照明が見えます。２０時頃になって漸く空の色が漆黒になって来て、雲の無いその夜空に沢山の星が輝いており、道はつづら折りやカーブの連続ですが、北斗七星とカシオペア座の位置からほぼ北へ進んでいるのが確認できました。重たい身体を重力に任せて下っている内にペースが上がり、気が付いたら２人のランナーに追い付いてしまいました。一人はＩＳさん、もう一人は北海道在住のＳＫさんで、ＳＫさんも前回参加されており、３９時間４０分で完走されたそうです。今回の私のノルマ的目標タイムは３９時間３０分としているので、私の良きペースランナーとなってくれそうです。因みにノルマ的目標タイムを上記時間としておりますのは、７月１７日（日）の夕刻妻がチェックインするホテルハイパーヒルズ弘前は、７月１８日（月）朝に走り終えてすぐに私が入室できるよう２人分で宿泊料金を支払っており、朝食代も含まれておりますため、何とかして朝食に間に合うようゴールしてホテルに到着したいので、朝８時半までにゴールが必須と考えております。下っている時はＩＳさん、ＳＫさんと会話しながら快調に走れましたが、ほぼ平坦になると脚が重くなり、２人に付いて行くのが困難となり、少しずつ遅れ始め、暫くすると２００m以上の間隔となり、やがて２人の照明はその前を走っていた１人の照明を吸収し、３人の塊となって夜の闇に消えて行きました。暗闇の中、初めて走る場所で単独走は不安になりますが、鯵ヶ沢町中でこの道が突き当たるまで直進ですので、判り易いです。路上気温は１９℃を示しております。明日の最低気温がこれ位でしたので、これ以上の気温の低下は無い訳で、出発時から内側の長袖シャツがずっと暑く感じていたのですが、増々暑さを感じるようになり、袖を捲って走りました。車の往来が殆ど無い国道１０１号を渡り、中学生２年生の春休みに北海道旅行の帰路（１９８５年４月６日）乗車した五能線踏切を渡り、中村川に沿って進んで行くと道が突き当たりました。右折して橋を渡り、小さな町の中心街を抜けて行きます。再び突当りを左折ですが、万が一迷ってはいけませんので、コースマップを見て確認しながら進みます。鯵ヶ沢町というと私にとっては、最近は大相撲の解説で活躍中の舞の海関の出身地としてすぐに連想します。相撲の四十八手全てを披露できる位、技のデパートとも言われ、毎回何かをしてくれそうな舞の海関の取組を大学生の頃楽しみに観ておりました。道なりに左斜めに行くべき箇所を直進しそうになり、慌てて地図を再確認した上で正しい方向へ進むと、赤色灯を持った二人のスタッフが見えて来ました。日本海拠点館（ＣＰ２－４９．５Km）には２２：１５着。ＣＰ１から此処まで６分／Kmペースで走って来た事になり、超長距離ランとしては速過ぎます。此処ではＥＭさん他、川の道で顔馴染みのボランティアスタッフの方々だけでなく、館山代表も居られてビックリ！改めてスポーツエイドジャパンの大会は限られた少ない人員を回しながら運営されている事を肌で感じました。ＩＳさん達は私が到着する少し前に出て行かれたようです。スタッフ数人に対して、此方は一人なので、色々と構って貰えてありがたいです。「ボリュームゾーンに入ったらスタッフもアタフタとして丁寧な対応も出来なくなりますから」との事。素麺、赤飯稲荷、大きい口が開いていたためにガバッと大量の塩を塗してしまった西瓜を頂き、結局滞在中に他のランナーがやって来る事はなくエイドを独占し続け、２２：２１出発。海沿いの道を進み、五能線を跨ぐと公衆トイレがあり、２回目のトイレに立寄りました（２２：３０）。交通量の少ない国道１０１号に合流し、暗闇の中を走りますが、２１：２２に出て来た十八日月が照らしてくれ、路面に影を作ってくれます。随分長い時間が経ったような気がします。バイパスとなる津軽自動車道と合流し、更に東進し、初めての場所での単独走に不安になって来た頃、目印のローソン津軽森田店が現れ、３回目のトイレを済ませ、サントリーデガビタＣを購入（１２４円、２３：１２）、駐車場で飲んでいるとランナーがぞろぞろとやって来ました。私が日本海拠点館を発った僅か３分後に次々とランナーが到着し、エイドには１０人近い人だかりが出来、最初のボリュームゾーンがやって来た感じであったようです。何人かのランナーはローソンには立ち寄らず通過されました。デガビタＣを全て飲み干し、ゴミ箱に捨てて出発（２３：１７）。此処からは鯵ヶ沢蟹田線を北上します。前回大会でハーフ（１７７Km）を完走されたＭＭさんと並走する形となり、前回大会のお話を色々とお伺いする事となりました。ハーフのコースは十三湖を時計回りに廻って帰って来るため、小泊、竜飛、外ヶ浜のコースは初ランですが、鰊御殿までの道は把握されているようです。岩手県在住で今朝向こうを出発する長距離バスでやって来られたそうで、前から気になっていたいわて銀河１００Kmマラソンの話も聴けて、深夜の時間帯に眠気に襲われる事無く走れ、ありがたい限りです。暫く走るとほんの僅かショートカット出来るコースに入りそびれ、焦りましたが、ＭＭさん「此方でも大して変わりは無いですよ」と経験者は頼もしいです。ショートカットが合流する頃に後ろを走っていたランナーに少し詰められましたが、この大会は順位を競う大会ではなく、私も３９時間３０分とだけを意識しているので他のランナーの動きはあまり気にしませんし、しかもこの序盤での３０秒、１分は全く意味を成しません。亀ヶ岡遺跡（ＣＰ３－６７．６Km）には７月１７日（日）０：４１着。ＣＰ２から此処まで７分４５秒／Kmペースで走って来た事になり、コンビニ休憩を取ったにせよ、今度は遅過ぎます。此処でも柳澤副代表が忙しそうに飲料の給仕をされておりました。ファンタグレープと饂飩を頂き、４回目のトイレを済ませて０：４６出発。再びＭＭさんに加え、少し前を走られていて昨日cafe Doにてお知合いとなった弘前在住のＭＡさんと並走する形となりました。cafe Doでの御礼をして、過去の当大会の完走談と過去のウルトラマラソン完走談を聴かせて戴きました。直近のいわて銀河１００Kmマラソンにて８時間０Ｘ分台の走りをされた話を聴かせて戴いたり、其々の距離における走りに関して、色々と参考になりました。左折すると高山稲荷神社という案内があり、昨年妻と共に訪れた話を二人にして、特にＭＭさんには「是非とも生きている間に一度は訪れて下さい」と推奨し、弘前在住のＭＡさんがその魅力を上増しして語って下さいました。色々と会話している内にファミリーマートつがる車力町店に到着、咽喉の渇きと眠気を打破するためにウィルキンソンレモン味を購入しました（１０８円、１：４９）。後から到着したランナー達も例外なくファミマに入り込んで来ますが、只一人そのまま走り抜けて行くランナーが居り、女子招待ランナーＨＳさんでした。川の道でも殆ど単独走されており、此方でもそのような感じで、逞しいです。ＭＭさん、ＭＡさん、新たに男子ランナーＴＹさん、女子ランナーＭＭさんが加わり、５人集団となりました。岩手在住ＭＭさんと女子ランナーＭＭさんは揃ってエナジードリンクモンスター小瓶（１５０ml）を飲んでおられました。女子ランナーＭＭさんが、「これ位の量が丁度良い」と言われたので、「エナジー成分はロング缶（３５５ml）と同じなので、効果は強烈だと思います」と言うと、かなり驚かれました。５人集団になったものの、最初はＭＡさんと岩手ＭＭさんと私と、ＴＹさんと女子ＭＭさんとで会話が分かれておりましたが、女子ＭＭさんの会話が面白くて聞き入ってしまい、その話に相槌や返しを入れるようになり、５人での会話が盛り上がるようになると、眠気は気にならなくなりました。野辺山ウルトラですぐ前に盲人ランナーが伴走ランナーと走られており、途轍もない上り坂で周囲が歩いているのに、その二人だけは走り続けているのに感動したという話で、それは坂の斜度が見えないからというよりも、伴走者と共に走らせて貰えている機会を無駄にしたくないという気持ちで走り続けているという話を拝聴したので、「我々も３年ぶりに走らせて貰えているという気持ちで眺瞰台の激坂を『走って』上らないといけないという事ですね？」と返したら、深夜２時半に５人が爆笑の渦となり、眠気は吹き飛びました。因みに眺瞰台（１１５Km周辺）の激坂はトップランナーですら歩いて上るといわれる超難所です。暫くの間、会話を楽しみながら走っていると、私設エイドが現れました。地元ランナーＭＡさんとはお知合いの方で、コーラをロックで頂けました。飲料は水でも麦茶でもコーラでも何でもありがたいのですが、冷えた状態で提供して頂けるエイドは途轍もなくありがたいです。私設エイドの先には公衆トイレもあり、５回目のトイレを済ませました（２：５８）。既に十三湖の湖岸を走っているのですが、暗闇でその風景は見えません。暫くしてほんの僅かショートカット出来るコースに入りそびれ、女子ランナーＭＭさんのガーミンのコースアウトの警報を伝えるアラームが鳴りましたが、ＭＡさん曰く、此処まで来たらそのまま走った方が早いとの事で、そのまま県道を走り続けました。昨年、一昨年、妻と食べに来た蜆ラーメンで有名なわかやまを通過し（３：１８）、風が吹き荒ぶ十三湖大橋を渡りました。此処まで来ると鰊御殿ＲＰまであと７Km、川の道のようにＲＰでは寝ないといけない規則は無いので、ＲＰにてリセットされる訳では無いですが、士気が上がります。弘前と外ヶ浜町を結ぶ国道３３９号に合流し、再び色々と会話している内に鰊御殿が視界に入って来ました。道路の右側の建物でみちのく津軽ＪＲを応援するお店があり、非常に励みになりました（４：０３）。其処から僅か５００m程、少しだけ明るくなって来た中、左斜めに鰊御殿への道に入ります。鰊御殿の下を通り抜け、折り返して坂を上がると、トップ３人組（ＵＹさん、ＩＳさん、ＳＫさん）が坂を下りて来ました。我々より３０分以上も早く此処に到着し、３０分間ゆっくりと休憩されて出発するところでした。鰊御殿ＲＰ（ＣＰ４－９５．５Km）には４：１０着。ＣＰ３から此処まで７分１８秒／Kmペースで走って来た事になり、周囲のランナーに引っ張られて良いペースでした。ずっと暑く感じていた内側の長袖シャツを脱いで、半袖シャツ１枚になりました。畑のお肉と野菜たっぷりカレーライス大盛＆筋子＆津軽漬け、サラダ、味噌汁、アップルパイ＆メロン＆グレープフルーツを麦茶と共に頂きました。夜通し走りましたが、今の所食欲はあります。川の道両神荘での粗相を繰り返さぬよう、よく噛んでゆっくりもたもたと食べましたので、其の分しっかりと素材の味を味わえました。食後、ＭＭさんは玄関へ向かい、他の３人は休憩室の方へ行かれました。寝ようと思えば寝られなくはないのですが、外が明るくなって来たので、先ずは先へ進み、眠くなった時に寝れば良いという気持ちで出発する事にしました。６回目のトイレは大を兼ねましたが、あまり出ませんでした。外にはＭＭさんが準備運動をしていたところで、合流し一緒に出発しました（４：４２）。坂を下る所でスタッフが車を出し入れしていたので、立ち止まって待っていたら、運転していたのはＥＭさんでした。丁度、眺瞰台ＡＳの設営に行かれる所で、ＥＭさんは鰊御殿で２時間の睡眠を取られただけで引き続きサポートされているとの事で、スタッフ、ボランティア全員に対して敬意を表します。ＭＭさんと共に海沿いの道を走ります。既に日の出時刻（４：２０）は過ぎており、十分に明るくなった中、暑くも寒くも無く、清々しいです。本日の津軽半島北部は雨後曇、２１℃／１７℃、雨が激しくならない事を祈るばかりです。程無くして、小泊おさかな海岸が現れ、国道に沿って右折し、軽い峠越えとなります。峠を越えるとファミリーマート小泊店が現れ、冷たい缶コーヒーを飲みたくなり、アルミ缶のジョージア香るブラック４００mlを購入しました（１２９円、５：１３）。鰊御殿にて休憩室へ入って行ったＴＹさんが追い付いて来ました。ＭＭさんと私のペースはほぼ同じで楽に走れるのですが、ＴＹさんやＭＡさんのペースは明らかに速いので、並走して着いて行くには常に脚に力を入れて行かないといけませんので、結局少しずつ間隔が開いて行きました。ぐるりと時計回りに大回りして、小泊津軽の像記念館（ＣＰ５－１００．６Km）には５：２３着。此処はＡＳも計測器もありませんので、すぐに発ち、三角山を廻り込む峠越えへの上り坂となり、遂にはＴＹさんの背中が見えなくなりました。峠を越えて坂を下ると道の駅こどまりが見えて来て、公衆トイレが現れましたので、先程の続きのトイレ大をすべく、ＭＭさんには先に行って頂きました。１時間余り走って蠕動運動をさせたお陰で、今度はしっかりと溜まっていた物が排出されました。海岸にはビーチサッカー場が見えます（５：５８）。本日日曜日も子ども達による沢山の試合が組まれている事でしょう。津軽半島西岸の海沿いを北上し、本州の地の果てに近付いて行きます。過去２回ドライブで来た時、眺瞰台は濃霧に見舞われましたが、本日も霧になるのでしょうか？そして眺瞰台へ上って行く激坂が見えて来ました。多少遠回りでも海沿いに竜飛崎まで道路を作れなかったのでしょうか？その上り口にＭＭさん、ＴＹさん、数人のスタッフが見えて来ました。ＥＭさんも居られました。眺瞰台は強風が激し過ぎて、とてもＡＳを設営できる環境でなかったため下りて来て、この場所に設営する事にされたそうです（６：３４）。此処で飲んだ雪印珈琲牛乳があまりにも美味しかったので、飲み終えたブラック珈琲のアルミ缶に並々と注いで頂きました。眺瞰台は雨も降っていたそうですが、上り坂で雨合羽を着ていたら汗を掻いてそれこそシャツを濡らしてしまいそうでしたので、シャツのままで走り出しました。ＭＭさんもシャツのまま、ＴＹさんはウインドブレーカーを羽織っておられました。そして激坂、ＴＹさんの背中はどんどん小さくなります。ＭＭさんは上り坂は歩くと言われておりましたが、今の所は走り続けております。道は九十九折りとなり、北東に向かっている時は途轍もなく強い向かい風を受けますが、南西に向かっている時は背中を押してくれます。斜度１２％はかなりエグく、歩幅２６cmで何とか走りを維持できている感じです。ＭＭさんも走りを止めずに頑張っておられます。ＴＹさんの背中は遥か前方で小さくなって揺れております。少しずつ雨が無視できなくなり、結局シャツは濡れ始めました。ＭＭさんは岩手から奥様と一緒にドライブ兼試走にも来られた事があり、眺瞰台の下から走り始めましたが、１m先も見えない位濃い霧に包まれ、身の危険を感じられたそうです。更に車を運転されていた奥様も路肩の位置も確認できない程見えなくて最早動けなくなり、此方も身の危険を感じたため、走るのも車で峠越えするのも止めて、引き返されたそうです。聴いているだけで怖くなって来ました。私の時は精々１０m先が見えない位でしたので、１mってどれだけ見えないのか、想像しただけで恐ろしいです。最後の４ヘアピンを走り抜け、漸く本来の眺瞰台（ＣＰ６－１１７．６Km）には７：３７着。ＣＰ５から此処まで７分５３秒／Kmペースで走って来た事になり、壁のような激坂を上って来た事を考慮すると、途轍もなく良いペースでした。ＭＭさんとお互い激坂を完走できた事を珈琲牛乳で乾杯しました。８回目のトイレを済ませました。霧は大した事無く、それよりも雨脚が強くなって来ました。此処からは下り坂、シャツの濡れよりも、轍に出来た水溜りに足を踏み入れたりして、靴内が濡れて来た事が気になり始めました。竜飛崎まで思った以上に距離があり、あじさいロードという三厩までの近道が右に分かれ、竜飛風力発電所を通り、昨年訪れた青函トンネル記念館への道が左に分かれ、温泉ホテル前を通過し、竜飛崎駐車場にて９回目のトイレを済ませ、階段を上がり龍飛崎展望台に到着（８：３１）。北海道の島影がうっすらと望めました。近くに居られた女性２人組の観光客にＭＭさんと一緒の写真を撮って頂きました。何かの大会なのか訊かれたので、説明して驚いて頂き、お二方は昨夜茨城を車で出発し、道中僅か２時間だけ車中泊し、今竜飛に到着されたところで、本日は津軽半島を車で回った後、十和田湖の温泉宿に宿泊予定で、明日の夜には茨城へ帰るという強行軍で、見た目お二人共７０歳は超えていると思われますが、その元気さに驚かされました。「頑張って下さい」「この先も気を付けて旅して下さい」とお互い声を掛け合い、たっぷり元気を頂きました。階段を下りるとＭＡさんが現れました。鰊御殿で十数分寝てから出て来られたそうです。更に先を言っていた筈のＴＹさんが、竜飛崎駐車場に居られ、コースアウトして一度ＡＳの方へ下りてしまいましたが、再び龍飛崎展望台へ行くために上がって来られたところだそうです。階段国道を下り、龍飛コミュニティセンター（ＣＰ７－１２５．９Km）には８：４２着。ＣＰ６から此処まで７分２８秒／Kmペースで走って来た事になり、下り坂としては今一つなペースでした。スタッフから「あっ、○○さん！　お疲れ様です」と私の名前を呼んでくれてありがとうございます。見覚えはあるのですが、私の方は名前が分からず、申し訳ございません。此処では蕎麦、お握り×３個、胡瓜、アップルパイ、メロン、グレープフルーツを林檎ジュースと共に頂き、美味しい珈琲牛乳を補給して頂きました。ＭＡさん、ＴＹさんと立て続けに到着されました。此処からは雨合羽を羽織り、ジャブジャブと雨の降る中、再びＭＭさんと一緒に出発しました（８：５８）。観光案内所龍飛館を通過、道の所々に水溜りが出来ており、それを避けながら走る感じです。海沿いの道を進み、寒々とした漁村の風景が続きます。冬はかなり閉ざされた環境となる地域ですので、せめて夏の間もっと天気が良くなって欲しいです。気が付いたらＴＹさんに追い付かれ、必死になってそのペースに付いて行こうとします。雨合羽の中が蒸れて暑くなって来ました。フードを外すと涼しくて気持ち良いですが、当然雨に濡れてしまいます。が、暫くは雨に濡れながら涼しく走りたいと思います。小泊津軽の像記念館に始まり、龍飛崎から東海岸は太宰治の『津軽』の所縁の地ですが、この先の三厩や蟹田辺りの描写は太宰治が行く先々で酒や食事の接待を受けているだけで、単に他所の家のおもてなしを食い潰している印象しか残っておりません。私は行く先々のＡＳにて提供されている飲食物を食い潰さないように気を付けます。全く雨の止む気配の無い中、三厩体育館（ＣＰ８－１３７．９Km）には１０：２０着。ＣＰ７から此処まで６分５０秒／Kmペースで走って来た事になり、ＴＹさんのペースに引っ張られて、ビックリするようなペースで走っていたようでした。気が付いたらＭＡさんも合流されており、未明１：４９のファミリーマートつがる車力町店以来不動の５位集団４名（鰊御殿までは５名）で到着できました。鰊御殿、龍飛コミュニティセンター、そして此処三厩体育館と、靴を脱ぐＡＳが続きます。朝７時頃から雨に見舞われておりますため、また道路も水溜りだらけのため、靴中浸水しており、靴下もびしょ濡れで体育館の床に４人分のペタペタと濡れた足跡が付きます。塩掛け西瓜、お握りを頂き、美味しい珈琲牛乳を補給して頂きました。１０回目のトイレを済ませ、寝ようと思えば寝られなくはないのですが、靴下のぐしょぐしょが気になるので、寝るとしたら替えの新品靴下がある環境下で寝たいと思い、先ずは先へ進み、眠くなった時に寝れば良いという気持ちで出発しました（１０：３２）。ＴＹさん、ＭＭさんも出発、ＭＡさんは少し休憩されるようでした。コースは今別町中心街に入って行き、雨の中、時々ビチャビチャと水溜りにハマりながら、二人に喰らい付いて行きます。が、この辺りから眠気に襲われるようになりました。走りながら、目は開いているのに気絶し、夢を見て、寝言を言い、自分の寝言で目が覚め、寝ていた事を認識しました。車の運転でも目は開いているのに瞬間的に落ちる感覚でしょうか？その直後に小屋型バス停が現れましたので、此処で休憩して行く旨をＭＭさんにお伝えし、中に入って真横になりました。身体を横にするとすぐに気絶し、気が付いたら自分の鼾で目を覚ましました。再び寝に落ち、計１５分程そのバス停に居たでしょうか？雨合羽を着直してから出発しました。寝てスッキリしたのですが、寝ようと思えばもっと寝られる位の眠気ですので、何とも微妙な感覚です。正午を迎え、未だ雨が止みません。本日の外ヶ浜の天気予報は当初昼には止むと報じられておりましたが……国道２８０号と合流し、海沿いに東進すると、漸く見覚えのあるキャンプ場と公衆トイレが視界に入って来ました。思ったより早く着いたなと思う一方、ＳＡＪの旗が出ておらず、？？状態になり、雨でボロボロフニャフニャの紙の地図を何とか開くと、此処は鋳釜崎キャンプ場で、ＡＳのある高野崎キャンプ場はあと２Km半先でした。一昨年下見ドライブ来た時も、此処がＡＳであると勘違いしておりました。１１回目のトイレを済ませて、再び雨の中走り出しました。一旦海辺まで標高を下げ、再び断崖上に上がると、漸く高野崎キャンプ場の案内が現れました。あと１５０m程の所で、左側からランナーが出て走り去って行きました。ＴＹさんでした。眠気にも襲われずに元気な走りをされております。出て来られた所を左折すると駐車場の奥にテントとＳＡＪの旗が見えました。高野崎キャンプ場（ＣＰ９－１５０．９Km）には１２：２１着。ＣＰ８から此処まで８分２３秒／Kmペースで走って来た事になり、１５分気絶していた事を考えると妥当なペースです。雨の中働いておられる２人のスタッフに出迎えられ、そして丁度ＭＭさんが出発するところでした。「○○さん、カップヌードルもありますよ。醤油、味噌、シーフード、どれにします？」「あ～、嬉しいです！！　シーフードをお願いします」と声の主を見ると、なんと館山代表でした。「館山さん、こんな辺鄙な所まで来られるのですか！？」「全員スタッフですから」３日間、ほぼ寝ずのサポート、心より敬意を表します。初参加なので、コースの確認が不慣れでといった話をすると、「初参加！？　いつもお会いしている感じなので、常連かと思っておりました」「この大会も初参加ですし、二晩夜通しも初めての挑戦です」「えっ？？　川の道は？」「川の道は夜や夜中になると上手い具合にＲＰが現れ、しかも其処で睡眠を取るように指示されておりますので、私にとっては身体に優しい設定なのです」館山代表から返事が無かったので、もしかしたら次回から川の道のルールやＲＰの設定を変えられてしまうのか、心配です。此処までの感想を訊かれましたので、天気にさえ恵まれればと雨雲を恨めしく眺めながら答えると、「贅沢です！！　カンカン照りの方が良いのですか？」と言われたので、「私、暑い方が良いので、カンカン照りの中で走りたいです」と自然に応えてしまったものの、昨今の猛暑では土日の日中に走り出す事は困難です。シーフードヌードルがあまりにも美味しく、その旨を伝えると、「こんなもので恐縮ですが……」と、手作りでない物を評価されたので謙虚に言われるので、「いえ、シーフードヌードル大好きで、まさか此処で食べられるとは思いませんでしたので、非常に元気を頂きました」と、心から満足した旨を改めてお伝えしました。珈琲牛乳をアルミ缶に足して頂き、出発の準備をしていると、三厩体育館で休憩を取られたＭＡさんが現れました。館山代表＆スタッフに御礼を述べて出発しました（１２：３７）。国道２８０号を海沿いに進みます。綱不知海岸という晴れていたら綺麗な海水＆風景が望める所なのに、雨のため殺風景な冷たい風景となった海岸を横目に走ります。その辺りでＭＡさんに追い付かれ、そのペースに引っ張って頂きました。もう暫くすると、天気が良ければ海の向こうに八甲田山が望めるとの案内を頂きました。現在、海の対岸に見えるのは下北半島で、最も南側に突き出ているのは脇野沢かと確認したら、「随分と詳しいのですね」と言われました。国道が野田ＢＰとなり、平舘地区は左斜めに入る頃にはＭＭさんにも追い付き、３人組となりました。間もなく行った所を右折し、道の駅たいらだてに入り、１２回目のトイレを済ませた後、道の駅たいらだて（ＣＰ１０－１６１．９Km）には１３：５４着。ＣＰ９から此処まで７分／Kmペースで走って来た事になり、後半ＭＡさんに引っ張られたとはいえ、かなり良いペースです。少し前に到着したＴＹさんとも合流し、再び５位集団４人組となりました。スープ、コーラ、グレープフルーツ、アップルパイを頂き、殆ど雨が上がった感じでしたので、雨合羽を脱ぎ、鞄に仕舞いました。半袖１枚で涼しくなったものの、リュックが重たくなりました。ＭＡさんのラン仲間が応援に来られており、応援団からＭＡさんへの質問のいくつかを私が横取りして応えたりして盛り上がりました。一足お先にＴＹさんが去られ、次いで私が出発（１４：０８）、ＭＭさんはコース海側にある東屋にて休憩して行くとの事で、違う方向へ行き、ＭＡさんは未だ仲間達との会話で盛り上がっておりました。一人で走り始めるとペースが緩くなり、更に話し相手が居ないため眠気が強く襲って来ます。大した距離は走っておりませんが、平舘漁港辺りのコンクリートの岸壁の上で寝る事にしました。丁度、その横をＭＡさんが通過して行きました。相変わらず、良いペースで走られております。気絶する事約１０分、取り敢えずは強い眠気は薄れましたが、いつでも眠れる眠気の素が底辺に張り巡らされている感じです。やはり２日目午後となると誤魔化しが効かなくなって来ます。先程、東屋で休んで行くと言われていたＭＭさんは、もう先に行かれたのでしょうか？国道２８０号の一本海側の漁港沿いの道を只管南下します。この道も太宰治が行ったり来たりしたのでしょうか？１６９Km辺りで国道２８０号に入り、遠くに蟹田港の防波堤が見えて来ました。１７３．５Km辺りの公衆トイレで１３回目のトイレを済ませ（１５：４５）、蟹田までもう残り僅かの筈ですが、中々いつまで経っても防波堤が近付いて来ません。大海原の中、離岸流に引っ張られ、藻掻いている感じで、進んでいる気がしません。走行している内に再び睡魔に襲われそうになります。だいぶ長い時間が経過した感じで、蟹田川を渡る手前の丁字路を右折、今度はやまなみライン（鯵ヶ沢蟹田線）を西進します。道路はほぼ乾き切っており、水溜りも見当たらなくなりましたが、床上浸水した靴中だけが蒸れていて足の裏が痒くなりそうです。約１Km走った辺りにハッピードラッグ青森蟹田店が現れましたので、丈の低い紳士靴下を購入（３２７円、１６：２４）、あと４Km弱でＲＰに到着するので、其処で履き替えようと思います。蟹田川沿いにくねくねと走り、ＪＲ津軽線の踏切を渡り、中小国駅を右に眺め、そして、おぐにふるさと体験館ＲＰ（ＣＰ１１－１８１．７Km）には１６：５８着。ＣＰ１０から此処まで８分３５秒／Kmペースで走って来た事になり、単独走ですとかなりペースが落ちます。川の道でも顔なじみとなったスタッフと男子招待選手楽松師匠に出迎えられました。師匠はスタート後にＤＮＦされて、その後スタッフに徹していらっしゃるようです。何年か前に地方の大会で走っている最中に心不全になりＡＥＤのお世話になってからは、どの大会でも無理せずに早めの途中棄権を選ばれておりますが、以前は川の道を往復する程の超人ランナーでした。濡れた靴を脱ぎ、濡れた靴下を脱ぎ捨て、新しい靴下を履くと非常に快適です。丁度女子招待選手ＨＳさんが女子トップで発たれました。すぐに食堂に案内され、メニューに掲示された食事を好きなだけ食べて行って下さいと優しいお言葉を頂き、今の所食欲は衰えておりませんが、今の一言で更に食欲が湧き、帆立メインのシーフードシチュー、深浦名物えご草の心太、嶽きみドレッシングのサラダ、焼そば、筋子、津軽漬けを頂きました。至福の一時です！！この後は一眠りしようか、そのまま出ようか迷うところですが、食べて元気になり、新しい靴下を履いた足も快適になり、更に西日が眩しく射し込んで来ましたので、明るい内に峠を越えたいという気持ちが強くなり、そのまま出発しようと思います。次回この大会で此処に入る前は、先程靴下を購入した薬局の隣のスーパーにて赤ワインのボトルを購入し、此処で半瓶だけ飲んで（残りは後続ランナーが飲みます）、爆睡してから出発しようと思います。私より２０分以上早く到着したＴＹさん、ＭＡさんは体育館の隅の方で寝ておられました。１４回目のトイレを済ませ、スタッフに見送られて出発しました（１７：４０）。思ったより長く（４２分！）滞在してしまい、後続の何人かのランナーを出迎える形になりましたが、その中にはＭＭさんは居りませんでした。ＪＲ津軽線の線路上を長い編成のＪＲ貨物が北上して行きます。大平山元遺跡への道案内があるのは確認できましたが、此方が昨年７月に世界文化遺産に登録されたという事実は知る由もありませんでした。この辺りからやまなみラインは山並みの道に入ります。ふと前方を見ると、青いシャツを着たランナーが、本日の昼以降明るくても「幻覚」が見えておりますが、これも幻覚かも知れないと思って写真を撮っておきましたが、やはりＴＹさんのようでした。おぐにふるさと体験館ＲＰでは、体育館を出た後、トイレへ行ったり、リュックの中身をコンパクトにしたりとバタバタしておりましたため、その間にＴＹさんは出て行かれたのでしょう。あっという間に背中が見えなくなり、此方は大平トンネルポケットパークにてトイレ休憩をしました（１８：２５）。本日１５回目のトイレは本日３回目のトイレ大を兼ねましたが、気持ち良い程たっぷりと排出されました。大平トンネルを越え、下り坂になるかと思いきや、更にダラダラと上りが続きます。日本海と津軽海峡の分水嶺である中山峠は未だ先のようです。間もなく日が沈みそうな１８時台後半のやまなみラインの上り坂を力を入れて西進します。妻はホテルハイパーヒルズ弘前にチェックイン出来たでしょうか？明日の今頃は津軽の海の幸、山の幸満載の居酒屋にて津軽地酒を楽しんでいる頃でしょうか、と妄想に浸り乍ら、峠越えの道を単独走します。やまなみトンネルを抜けると、再び右側に公衆トイレがあり、その先は津軽中里駅までトイレが無さそうな感じでしたので、１６回目のトイレに立寄りました（１９：０５）。靴下を替えた分足回りは気持ち良くなりましたが、脚全体はかなり重くなっており、それ以上に身体全体が疲労による重たさを感じ、下り坂なのに全くペースを上げられません。楽なペースで走っていると眠気も襲って来ますので、ペースを上げたいのですが、脚と身体が云う事を聞いてくれない感じです。徐々に周囲が薄暗くなってきました。本日の此処中泊地区の日の入りは１９：０８、路肩が広くなった所にて夜間装備を装着しました。斜度が無くなり平坦な道になると益々力が入らなくなりました。だいぶ長い事走った感じで漸く国道３３９号に丁字路でぶつかり、左折し、此処からは津軽半島内陸部を只管南下します。真っ暗で距離もあるので見えませんが、今朝３時前後に西の湖岸を走った十三湖の東の湖岸を走っております。国道に合流したので嘸かし交通量があるのかと思いきや、今まで以上に車の往来が無くなり、深夜の住宅街を走っている感覚です。昨日嶽温泉で日の入り後、急激に車の往来が無くなり、嶽温泉から鯵ヶ沢へ抜ける道は弘前へ行く道と異なり生活道路では無いため、急激に交通量が減ったのかと思っておりましたが、勝手な憶測ですが、恐らく青森の郊外に住む人達は日が暮れたら外出しない、外出していても日が暮れる前に帰宅するので、夜に車を走らせる人があまり居ないのかも知れません。時々やって来るヘッドライトには用心して路肩の端に寄ってやり過ごします。再びヘッドライトが見えましたので路肩の端に寄りましたが、エンジン音は聞こえない上、中々近付いて来ません。……！？　どうやら後続ランナーのようです。確かにおぐにふるさと体験館ＲＰ以降、ペースに乗れませんでしたが、後続ランナーに道中追い付かれるとは想定していなかった上、かなり速いペースでぐいぐい迫って来ます。このペースの主はもしかしたらと思い、やはりＴＹさん＆ＭＡさんでした。ＭＡさんはおぐにふるさと体験館ＲＰにて休まれるという事で私より後に出発したのは確認済みですが、峠越え前に幻覚のようなＴＹさんを見て以来、追い抜いた記憶はございませんので、いつの間に後ろに居たのでしょうか？あっという間に追い付かれ、追い越して行くので、此処からは必死になって喰らい付いて行きました。脚が悲鳴を上げております。暗闇の交通量が殆どゼロの国道３３９号を南下して行きます。お二人より３～５m後ろを必死に走っているので、二人の会話には加われません。かなり長い時間が過ぎ、中里川を渡り、すぐの丁字路を左折、あと１．５Kmで津軽中里駅ＡＳなのですが、このわずかな距離が異常に長く感じられました。ゆるゆると坂を上り、町の中心街のような箇所を通り、いよいよ駅が現れるかと思いきや、中々現れず、漸く左側に現れるまでの時間が長かったです。２０：３８着の最終電車で営業終了となった津軽中里駅（ＣＰ１２－２０７．５Km）には２１：１９着。ＣＰ１１から此処まで８分３０秒／Kmペースで走って来た事になり、睡眠休憩をしていないのに遅過ぎます。５：４５発の明日の始発電車までの間、津軽中里駅を貸切状態となります。お握り２個、グレープフルーツ、林檎ジュースを食べていたら、強度の眠気が襲って来ました。「ＩＳさんもさっき裏で寝て行ったよ」とスタッフの言葉で、眠気は更に増し、反射的に「私も寝て行きます」と言っておりました。おぐにふるさと体験館ＲＰにて睡眠を取られて元気なＭＡさん＆ＴＹさんを見送り、裏に銀マットを敷いて眠りに落ちました。２０分程眠れたでしょうか？　着ていた半袖赤シャツが汗で湿っていたため、段々と寒さを感じ、目が覚めてしまった感じでした。１７回目のトイレを済ませ、４３分も滞在した後、スタッフに見送られて出発しました（２２：０２）。人も車も走っていない県道１０３号沿いに静まり返った住宅街の中を南下して行きます。再び眠くなって来ましたが、それ以上に身体全体を覆う疲労感が強いです。咽喉が渇いて来て、炭酸は飲みたいが甘いものは摂りたくない（珈琲牛乳を飲み続けて来たため）という欲求の中、丁度現れた自販機にウィルキンソンＥＸレモン（１２０円）が売られていたので、迷わずに購入（２２：３０）。一気にペットボトル半分程飲んで、咽喉を潤しました。その後も少し走っては飲みを３回繰り返したら無くなってしまいました。でも爽やかな気持ちになりました。国道３３０号に合流、此方も交通量ほぼゼロです。大沢内溜池、芦野湖の脇を通り、金木の町の西側まで来て国道を左折、寝静まった金木町中心街を抜け、右折して左に太宰治の生家「斜陽館」、右に金木町観光物産館（ＣＰ１３－２１５．５Km）には２３：１１着。ＣＰ１２から此処まで８分３８秒／Kmペースで走って来た事になり、ずっと走り続けていた割には途轍もなく遅いです。湿った汗の所為で体温を奪われた赤シャツはゼッケンを装着しているので、そのシャツを脱ぎ、中に参加賞の水色シャツを着て、その上から再び赤シャツを着たら、だいぶ気持ち良くなりました。昨晩着ていた長袖シャツのように無駄に暑さを感じる事も無く、半袖２枚で丁度良い気温帯です。此処では素麺を頂きました。スタッフから「やっと貴方の次のランナーが津軽中里駅に着いたよ。後続との差は２時間も開いているよ」との事ですが、それは到着タイムでの比較ですので、その後私は４３分も其処に滞在しておりますので、実質１時間半位の開きといったところでしょうか？此処から次のＡＳまで３０Kmあり、只管直線が続く当大会最大の試練の場となる区間です。２晩目の深夜に入り、殆ど寝ていないスタッフ達も嘸かししんどいでしょうに、おもてなしの御礼を言って発ちました（２３：２８）。少し先に行った国道３３９号と合流する地点のファミリーマート五所川原金木店にてトイレを拝借し（１８回目）、礼を言って出ようとすると若い男性店員から「みちのく津軽ＪＲのランナーですね？　応援しています。この先も気を付けて走られて下さい」と深夜に心温まるお言葉を頂きました。一気に士気が上がりました！！人気も車気も無い国道３３９号を南下します。暫くして日付が変わり７月１８日（祝）となりました。再び強い眠気が押寄せて来ました。気が付いたらヨロヨロと国道の中央線辺りまで横にフラフラ、反対側の路肩にフラフラ、もはや大声を出しても、顔を引っ叩いても、眠気は消え去りません。何処かで横になりたいですが、この辺りは田圃の中の直線道路といった感じですので、寝るのに相応しい場所はありません。気が付いたら左斜めに入る箇所をやり過ごしてしまい、元来た道を戻ったりしておりました。五所川原に近付いて来ておりますが、未だ未だ中心街まで距離があり、只管田圃の中の道は続きます。昨年、妻と共にレンタカーで訪れた五所川原は、閉館ギリギリに入館した立佞武多の館で観た立佞武多があまりにも壮大で迫力があり、是非ともこれが街中を練り歩く所を見たいと思いました。今年は３年ぶりに佞武多祭が戻って来るようで、青森、弘前、五所川原にて開催予定ですが、観に来られるのでしたら、此処五所川原にて立佞武多を観たいです。１時近くでしょうか？五所川原中心街に入り、道路も片側２車線となり、漸く横になれそうな場所が現れました。閉店したお店の軒先にて１０分程仰向けになって爆睡しました。あと残り４０Kmまで来られました。一旦目覚めて元気が蘇ったかと思いきや、やはり眠気が身体全体に纏わりついた形で、ペースを上げられません。道路対岸にあるコンビニにてトイレを拝借し（１９回目）、対岸に戻ると後方の歩道上にヘッドライトが見えましたので、ゆるゆる走って追い付かれるのを待っておりましたが、中々近付いて来ません。後ろを振り返ると誰も居ませんでした。幻覚？？五所川原の市街地を抜け、十川を渡ると、照明は減り、再び暗闇の中を走る形となり、再び眠くなって来ました。最早何処のコンビニかも思い出せませんが、最初に現れたコンビニの看板下のコンクリート上に仰向けになって約１０分気絶しました。目覚めても眠気を消し去る事が出来た訳では無く、最早脳味噌が思考停止状態になった感じで、頭を使って考える事が出来ません。深夜２時、ほぼ直線道路と化した国道３３９号は周囲に何も見えず、大海原を泳いでいる感じで、景色も変わらず、進んでいる感覚がありません。再びコンビニが現れましたので、車に轢かれない場所を確保し、仰向けになって約１５分気絶しました。ゴールまでそれ程遠くないのだから、最早これ以上の気絶は無しで進みたいですが、眠気を誘う空気が身の回りを取り囲んでいる感じで、更にいつでも気絶できそうです。周囲の景色も分からないまま、只管真っ暗闇の直線道路を南下します。アンジェリック（アップルパイで有名）や幸楽苑ラーメン等、視覚で確認出来たら私が反応するようなお店の前を気付かずに通過。正面（南）には十九日月が輝いており、後ろを振り向くと辛うじて自分の月影が見えます。西の空に見える筈の岩木山は流石に見えません。重たい身体に鞭打って直線道路を進みます。走っている時は全く想像すら及びませんでしたが、後日グーグルストリートビューで確認したら、両側共に林檎畑でした。県道１９９号が交差する箇所に公衆トイレがあり、２０回目のトイレを済ませました。暫くすると真っ黒だった空にうっすらと明るみが入り込み、それが徐々に増して行き、４時頃には周囲は明るくなっておりました。テールライトのバンドが直前で切れてしまったので、ヘッドライトとペンライトと合わせてリュックに仕舞い、頭と手回りが身軽になったところで、だいぶ明るくなって来ました。日の出時刻４：２２を迎えた頃には最後の直線に入り、ＡＳ手前にあるイオンモールの手前位から、遥か前方に人の気配を察し、スポーツクラブ藤崎（ＣＰ１４－２４５．６Km）には４：３０着。ＣＰ１３から此処まで１０分０２秒／Kmペースで走って来た事になり、道中３回気絶したとはいえ遅過ぎます。約１時間前にＭＡさんが此処を通過しており、もっと速いと思われていたＴＹさんは未だ辿り着いていなかったのが驚きでした。一体道中何処で追い抜いて来たのでしょうか？　しかも私は道中寝てばかりいたのに……此処ではとても美味しい１００％林檎ジュースを３杯頂き、短時間の滞在で出発しました（４：３７）。日の出時刻も過ぎて、だいぶ眠気も消えて行きました。更に直進する事約４００m、国道７号を横断します。明日青森空港へ行く時にバスで通る道で、２年前青森空港から弘前へ向かう時に通っており、本州縦断ＪＲランナーにとっては馴染み深い国道７号です。更に田圃の中の道を東進し、その先で道路は自然と右折して住宅街に入ります。左折すると川辺駅となる交差点を直進し、突き当たるまで進みます。突当りを黒石方面へ左折、歩行者の通れる側道を進み、螺旋階段を上がって跨線橋を渡り（４：５８）、更に暫く側道を走り、漸く五所川原黒石線に合流。東へ向かって進みますが、幸い太陽は雲に隠れたままです。俄かに交通量が増えて来た感じですが、やはり青森の人達は日の出と共に行動開始して、夜は動かないのでしょうか？一昨年北常盤から黒石まで走った道と合流し、其処からはあっという間に境松駅を通過、緩やかに上る坂道の途中、一昨年初めて黒石つゆ焼きそばを食べた元祖つゆ焼きそば妙光食堂を通過（５：４４）、元町の昔ながらの家並を通過して、突当りを左折、突当りまで進んで道なりに右折箇所で、黒石駅に停車中の弘南鉄道弘南線のステンレスの車体が視界に入りました。東急電鉄からのお下がりで味気ない車輛ですが、地方の民鉄の経営に於いて自前の車両を持つといった事にお金を掛けるような懐事情では無いのでしょう。弘前市内の路線バスの車体も昭和何年生まれ（？）と驚くような車体が元気に走り回っております。黒石駅に辿り着き、ＡＳへ行くには駅中を通り抜ければ最短距離ですが、コースはそのまま進んで富田通りまで行き、交差点を渡って、少し戻って来ながら入る形となっているので、それに従い、黒石駅前多目的広場（ＣＰ１５－２５５．１Km）には５：５５着。ＣＰ１４から此処まで８分１３秒／Kmペースで走って来た事になり、だいぶ復活したとはいえ、あまりペースに乗れず、身体は正直です。此処では楽しみにしていた黒石つゆ焼きそばを頂きました。昨年食べに行った黒石やきそば専門店すずのやが提供しているつゆ焼きそばで、……美味い～！！ソースがスープとなっておりますが、決して塩辛くない、程良いスープ加減でした。一人でＡＳを切盛りされていた方は地元黒石在住のランナーで、ＣＰ１３金木町観光物産館、ＣＰ１４スポーツクラブ藤崎と地元の方々によりＡＳが運営されており、ＳＡＪのスタッフやよく見掛けるボランティアの方々が居なかったのですが、この地元の協力があるからこそ大会が成り立っている事を改めて強く認識しました。ＳＡＪのスタッフ＆ボランティア達も３日目となるとヘロヘロで、それに加えて、終盤になる程一つのＡＳの運営時間が長くなりますので、限られた人数ではもう対応不可なのでしょう。とっても美味しいつゆ焼きそばを完食し、御礼を言って出発しました（６：０４）。すぐに現れたＪＡ津軽の前では朝一が開催されていて、多くの人々で賑わっておりました。こみせ通りに入り、一昨年、昨年と、一人で此処旧市街を訪れた事を懐かしく思い、本日後程は妻と共にゆっくりと散策したいです。旧市街を抜けて信号を右折すると、シャロン甘洋堂という和洋菓子店があり、気になりましたので後程訪れようかと思います。セブンイレブンの交差点を左折し、坂を下り、浅瀬石川を渡ります（６：１７）。この川の下流が平川、更に下流が岩木川、その岩木川は十三湖に流れ出ますので、昨夜２０時から此処までずっと川上に上って来た事になります。此処からは昨年猛暑の中試走した勝手を知った道を西進する訳で、しかも今は暑さも感じず、本来ならラスト爆走と行きたいところですが、身体が重く、脚に力が入らず、今のペースを維持するのが精一杯です。田舎館駅で弘南線線路を渡り（６：３０）、立派な建物の田舎館村役場が田圃の向こうに見え、それからだいぶ経ってから田舎館城前を通過（６：４６）、田圃アートで有名な場所ですが、今年は見させて貰えるのでしょうか？（昨年はアートしているのに見させて貰えなかった！！）。更に交通量は増え、路肩の無い箇所ではいつでも田圃に飛び込める準備をし、暫く進むと秋田県境坂梨峠から大鰐を経て流れて来る平川を渡る境橋を渡っていると、いよいよスタート＆ゴール地点である桜色の弘前さくら野百貨店が視界に入って来ました（７：１５）。一刻も早く走りを終わらせたいのでペースを上げますが、脚が云う事を聞いてくれません。国道７号に合流、次の信号を左折ですが、駐車場を横切ったら丁度反対方向から館山代表が現れ、「あ～、館山代表～！！」と近付いて行ったら、「駐車場をショートカットした。失格！！」と言われてしまいました。すぐ先のセブンイレブンへ買い物に行かれるとの事、二晩殆ど寝ずにランナーサポート、本当にお疲れ様です。しかも私はこれで終わりですが、スタッフ＆ボランティアの方々の活動は本日２０時まで続きます。さくら野百貨店が完全に視界に入った所で時計を見ると７：２９になるところ。ヤバイ！！此処から残り２００mは計測器目掛けて全力疾走し、そして何とかさくら野百貨店（ゴール－２６６．４Km）には７：２９着。正式なタイムは３８時間２９分４６秒（６位／１５８人）、二晩夜通しランは簡単には進ませて貰えませんでした。尚、完走者は８５人でしたので、完走率は５３．８％と、思ったより多くのランナーにとって苦しい大会であったようです。３日前の夜行バスからご一緒でしたＩＳさんは最後の区間でかなりかっ飛ばし、女子ランナーＨＳさんを抜いて３位、ＨＳさん４位で女子優勝、いずれも約２時間前にゴール、弘前出身ランナーＭＡさんは約１時間前に５位でゴールでした。ゴールにはスタッフしかいないと思いきや２時間前にゴールしたＩＳさんが未だ居られ、出迎えてくれました（涙）！！ＩＳさんも道中かなり眠かったようで、眠くなっては寝るを繰り返したようで、やはり人間眠気には勝てないと改めて感じました。６位以内は入賞となるので表彰される筈ですが、館山代表が買い物に行かれたので暫く待とうと思いましたが、ホテルハイパーヒルズ弘前に宿泊中の妻から「ホテルの朝食８：４５までだよ」とメールが来たので、「ホテルで朝食食べて再び１０時頃に戻って参ります」とスタッフに告げて、同じく弘前中心街にあるスマイルホテルへ向かおうとしていたＩＳさんと共にタクシーで中心街へ向かいました。

2022.07.17

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第43回八丈島パブリックロードレース-20240107

６時に目が覚めましたので、６時間睡眠でした。御蔵島は欠航となったようです。本日の八丈島の日の出は６：４５、７時に甲板に出ると外は十分に明るいのですが、水平線には雲が掛かっており、太陽は見えませんでした。７時半に船内が点燈され、７：５０に再び甲板に出ると、雲よりも青空が多く占め、太陽が顔を出しておりました。船上なので常に風が当たるのですが、既に空気は温かく、南海に来た事を肌で感じました。徐々に底土港に近付き、八丈富士を望みながら少しずつ右旋回し、定刻より１０分早い８：４５、東京から２９０Km南海に浮かぶ八丈島底土港に到着しました。常に雨の心配が必要な島ですが、本日は晴天に恵まれており、終日雨の心配は無さそうです。港の待合室にてWi-Fiが使用可である事を確認しました。明日帰りの船が港に着岸したら、すぐに予備で購入した帰りの航空券を払戻しする必要があります。底土からマラソン会場の富士中学校まで２．２Km歩いて行くのですが、娘が走る前にお腹に入れる物が欲しいという事で、八丈ストアへ行ってパンでも買おうという事で、一直線にストアに向かいました。娘が２歳の時（２００５年－未だ三宅島に下船する際は防毒マスク着用が必要でした）からコロナ禍の２回を除いて毎年計１８回（娘は高校受験と成人式で欠場しているので１６回）八丈島に来ておりますが、中之郷にあるあしたば荘以外の宿を知りませんが、底土港から三根中心街までの間にもポツポツと民宿があるようでした。八丈ストアはスーパーあさぬまのように焼立てパンは売られておらず、本土から運ばれて来た袋入りのパンのみで、娘もパンを食べたいという食欲が無くなってしまったようで、スタート前に飲むドリンクヨーグルトのみ購入して会場に向かいました（富士中学校９：３２着）。今年で１４回目の参加となる八丈島パブリックロードレース、マラソンと温泉と同窓会のような懇親会が含まれて６,５００円／人という非常にお得な大会で、昨年は温泉送迎＆懇親会なし、ただ走るだけの大会となりましたが、今年はコロナ禍前のスペックに戻され、嬉しい限りです。今年は全参加者７１８人と参加者数もコロナ禍前に戻って来て、内５０５名が島外参加者でした。コースはというと、これ以上起伏に富んだ険しい上り下りのあるハーフマラソンが他にあるのかという位、ハードで苦しいコースです（累計高低差約４００m）。体育館に入ろうとした所で先ずはＴＨさんにお会いしました。「今年も宜しくお願いします！」ＴＨさんは今年も１０Kmの部に参加されるということで、ハーフの部に戻って来られるのは未だ何年か先のようです。ＴＨさんのお仲間で毎年干支の着ぐるみを着て走られるＫＮさんは、今年はタツを被って走ります。１１年前の巳年から被り物を始めておりますので、「これで一周しましたね」と言ったら、「未だです！！　コロナ禍で丑寅が抜けております。２０３３年と２０３４年に走って漸く達成です！！」との事でした。１２年前は今のコース初年で、私は４０歳で壮年の部に入れたにも拘らず３位入賞できず、悔しい思いをした年でした。１１年前は再び２位と返り咲き、娘も４年生となり初参加して３位となり、あしたば荘にてお祝いして頂きましたが、爆弾低気圧が発生して帰れなくなり、一日遅れの飛行機の最終便で帰宅し、翌朝５時前に家を出て何とか予定通り海外出張に行く事が出来ました。いずれも印象深い年でした。毎年女子壮年の部で入賞されている八丈島在住のＫＹさんはいつもと同じ服装で現れ、元気な様子で何よりです。更に５年ぶりで来られた横浜在住のＴＭさん夫妻にお会い出来ました。天気は曇時々晴、気温は１６℃／９℃で、西風は吹いておりますが、寒さはそれ程感じません。八丈町長の号砲で１０時丁度にハーフの部の３２１名がスタート！スタートと同時に、トップランナー達は下り坂を飛ばして駆け下りて行きます。此方も重たい体重を地球の重力に引っ張られて飛ばしているつもりですが、彼らの背中はどんどん小さくなって行きます。１Kmを３分４７秒で通過。ざっくりと１５位辺りの位置付けでしょうか？先頭はだいぶ先の方まで行ってしまいました。２Km近くに及ぶ長い坂を下り切ると、コースは神湊方面へと鋭角に左折して、海を右に見ながら平坦な道を進みます。北西に向かい正面からの風を感じるようになりました。今年もコース前半は強風で苦しめられそうです。２Kmを７分３７秒（直近１Kmを３分５０秒）で通過。神湊港までの間は平坦な海沿いを走り、神湊からは八丈富士方向に向かって長～い上り坂に入ります。当大会のいくつかある難所の一つ、最初の長い上り坂です。この上り坂で完全に呼吸が乱れました。３Kmを１２分２０秒（直近１Kmを４分３３秒）で通過。ゼエハアゼエハアと喘ぎながら坂を上り切った所を右折し、北島外周道路に入ります。ここからは小さなアップダウンが１０Km過ぎまで延々と続きます。加えて、正面から吹き付ける北西からの非常に強い向かい風がランナー達を容赦無く襲って掛かります。大陸からの季節風が日本列島の山脈が切れた滋賀県を通り抜け、狭まる事で風速が増し、そのまままっすぐ八丈島に強風となってやって来るそうです。４Kmを１６分４１秒（直近１Kmを４分３３秒）で通過。繰り返しのアップダウンのため、息切れが更に激しくなります。下り坂で抜いたランナーに上り坂で抜き返されました。４、５人のランナーが前後で入替りますが、５０歳以上のランナーと思わしき方は居なさそうです。これより前に５０歳以上のランナーがどれ位居るのか最早分かりようがありませんが、この大会では順位は重要ですので、あまり居ない事を望んでおります。５Kmを２１分１４秒（直近１Kmを４分１７秒）で通過。昨年より２３秒遅いです。給水所が現れましたので、紙コップのスポドリを取りました。昨年は小さいペットボトルが並んでおり、そんなに沢山飲めないので取るに取れませんでしたが、元のスペックに戻って良かったです。八丈太鼓による歓迎を受けながら長くて苦しい長友ロード（長友選手が毎年トレーニングしていた坂で最近は「ブラボーロード」とも云うそうです）を駆け上がり、６Kmを２５分５７秒（直近１Kmを４分４３秒）で通過。コースは北西に向かっており、真正面から向い風が吹き付けて来ます。道は上り基調で、上って、上って、道が狭くなり、更に上って、７Kmで３０分５４秒（直近１Kmを４分５７秒）で通過。此処からは身体を重力に預けて下り坂を駆け下りますが、転ばぬよう足下に集中します。見通しの良い直線に入ると、前に二人のランナーが視界に入り、その背中が徐々に近付いて来ましたが、上り坂になると背中は近付かなくなります。８Kmを３４分５２秒（直近１Kmを３分５８秒）で通過。繰り返し現れる上り坂と向かい風に苦しめられながら、ゼエゼエ、ハアハアと煩く走ります。太陽も出ており、汗が目に沁みます。再びの緩い下り坂で二人のランナーを抜いておりました。一人は女子ランナーでした。９Kmを３９分３４秒（直近１Kmを４分４２秒）で通過。２回目の給水所が現れ、再びスポドリを取り、咽喉を潤します。ゴミ箱を狙って紙コップを投げ入れましたが、風で押し戻され外れました。此処でも八丈太鼓による応援を受けました。沿道の声援に対して、苦しくて声を返せず、片手を上げて返すのがやっとです。１０Kmを４４分０２秒（直近１Kmを４分２８秒、５Km～１０Kmを２２分４８秒）で通過。昨年より３９秒も遅い。一応、全力を尽くしているつもりですので、この１年間でどれだけ体力が落ちたのでしょうか？八丈小島が正面に姿を現し、アップダウンも緩やかになりました。コースは南に向き、時々微風が吹く静かな瞬間で、心が落ち着く感じです。全力で走っているつもりですが、更に脚に力を入れてピッチを上げます。１１Kmを４８分２４秒（直近１Kmを４分２２秒）で通過。このままのペースで進むと１時間３２分を超え、２０２３年に参加した数々の大会に続き、自己ワースト記録となりそうです。直線で緩やかな下り坂、私にとって得意とする環境ですが、後方から大きな足音を立てて大きなストライドで近付いて来るランナーが下ります。此方も藻掻いてピッチを上げますが、あっという間に追い付かれ、そして追い抜いて行きました。！！　義足のランナーでした。とても力強い走りをされております。あっという間に背中が小さくなりました。１２Kmを５２分２１秒で直近１Kmは３分５７秒。正面から照り付ける日差しで、汗が目に沁みて痛いです。脚を前に出す事を意識し続けないと自然失速しそうです。意識し続ける事で、義足ランナーを含め、視界に入っているランナー達に追い付きたいところですが、彼方も簡単に失速はしてくれず、寧ろ小刻みに繰り返されるアップダウンの緩やかな上りで引き離されます。１３Kmを５６分５０秒（直近１Kmを４分２９秒）で通過。３回目の給水所が現れ、スポドリを口に含みました。暑さを感じるようになった所為か、美味しく感じられます。１４Kmを１時間０１分０１秒（直近１Kmを４分１１秒）で通過。そしてハーフコース最大の見せ場（人によっては難所？）である南原千畳海岸（八丈富士の溶岩流が海に張り出した岩場海岸）へ向かって下る長い坂、重たい体重を利用して目を走るランナーとの差を縮めたいです。右折して急な下り坂に入り、ストライド走法に切替え、大股で一歩一歩力強く重い身体を重力に預けますが、ここ数年間で数十回も転倒した記録が蘇り、急に転倒に対する恐怖感が沸いて来て、想定していたペースに持って行けないまま、いつも以上に足の離着陸に全神経を集中して急坂を駆け下りました。そんな怖がっている私を余所に、遥か前方を走る義足のランナーはペースを上げてガンガン進みます。気が付くと一人のランナーの背中が近付いて来て、斜度が緩やかになった辺りで、追い抜きました。南原千畳海岸を右に見つつ、未だ少しずつ緩やかに下りますので、脚に力を入れてペースを維持し、これ以上昨年の自分に置いて行かれないように走ります。１５Kmを１時間０４分３７秒（直近１Kmを３分３６秒、１０Km～１５Kmを２０分３５秒）で通過。昨年より３４秒遅れておりますが、１０Kmの時よりその差が縮まりました。平地になってからも自然失速しないよう、意識して脚を前に運びます。相変わらず呼吸は乱れており、煩いです。西海岸にある南原千畳岩の波は西風と西からの海流に乗って、激しく波が叩き付けております。ホームベースが真東、外野センターが真西にあるため絶対に本塁打が出ないと言われている野球場の横をひた走ります。１６Kmを１時間０８分５３秒（直近１Kmを４分１６秒）で通過。すぐに１０Kmの部の折り返し地点を通過し、程無くＴＨさんともすれ違えました。４回目の給水所が見えて来ました。スポドリで咽喉を潤し、最後の難所に備えます。１７Kmを１時間１３分２０秒（直近１Kmを４分２７秒）で通過。ここからは長～い心臓破りの上り坂に入ります。東へ向かうので追い風になる訳ですが、走っていると追い風はあまり感じないようで、それよりも何よりもこの坂！！既に上り始める前から息が乱れ切っており、脚も重たいですが、身体を前傾姿勢にして、脚を前に運びます。１０Kmのランナー達からすれ違いざま次々と声援を頂きましたが、反応できません。沿道の声援が大きくなりましたが、最早手を上げることすら出来ない程、ジタバタした走りになっておりました。心拍数はレッドゾーンに入り続けたまま脚に力を入れますが、身体が言う事を聞きません。頭を振って藻掻きます。１人のランナーが背後から迫って来て隣に並んだ際にチラッとお腹のゼッケンに目をやると１０Kmのランナーである事が確認でき一安心。１８Kmを１時間１８分１３秒（直近１Kmを４分５３秒）で通過。全ての１０Kmの部のランナーとすれ違うと、再び静寂に包まれ、その中をゼエハアゼエハアと煩く走る自分がおります。背後にランナーの気配がありますが、中々出て来ないので、ハーフの部のランナーなのでしょう。南原千畳海岸に下り切った所で抜いたランナーでしょうか？最後の給水所では真後ろのランナーとの接触を避けるため、給水台から大きく離れた所を通過しました。最早飲み物は不要です。脚に力を入れ、最後の上りに臨みます。１９Kmを１時間２２分５４秒（直近１Kmを４分４１秒）で通過。更に長い坂を苦しく走り、漸く平坦な八丈島空港の横、約１時間前に３Kmの部のランナー達が通過したと思われる折返地点を通過しました。空港横の最後の小さな上り坂を息絶え絶えで駆け上がります。未だ背後にランナーの気配を感じます。身体全体が悲鳴を上げておりますが、更に脚に力を入れてペースを上げます。此処からは得意なダラダラ下りです。２０Kmを１時間２７分０８秒（直近１Kmを４分１４秒、１５Km～２０Kmを２２分３１秒）で通過。昨年より４０秒も遅れております。重くなった脚を遠くへ遠くへと投げ出すストライド走法を意識しますが、心肺機能が付いてきません。それでもピッチを上げて更に前を走る女子ランナーとの差を少しずつ縮めて行きます。少しでも力を緩めるとその差は縮まらなくなります。２０m、１０m、此方はゼエハアゼエハア煩いので、５mの差となった辺りで振り向かれました。会場である富士中学校の屋根が視界に入った辺りで抜き去りました。ポンコツ車のアクセルを最大限に踏み続けている感じで脚が壊れそうです。少しずつ声援が大きくなり、呼吸の煩さもピークに達し、富士中学校体育館横を通過した辺りで更に２０m程前方にハーフの部のランナーが居り、少しずつ背中が近付いております。すぐに左折して富士中学校のグラウンドに入り、最後は手を大きく振って全力疾走にはならず、あと３m差で追い付けず、１時間３１分００秒でゴール！！　昨年の記録より４８秒も遅いタイムとなりましたが、ラスト１．０９７５Kmは３分３１秒／Kmで走り切れました。とはいえ、風に悩まされる事の無い絶好の日和の中、１時間３０分を切れなかったのは悔しいですし、２０１６年のワースト記録より２１秒遅く、ワースト記録更新となりました。先程抜いた女子ランナーは１１秒後に、２０Km地点まで真後ろに居たランナーは１３秒後にゴールされ、お互いの健闘を称え合いました。娘がゴールの所で待っており、３Kmを走った娘は女子の部で、なんと１位だったとの事！！　おめでとう！！！私の方は完走賞を受取り、其処には「ハーフ男子５０歳以上３位」と書かれており、私もギリギリ入賞できました！！全体では３２１人中１１位でしたが、ハーフ男子５０歳以上の部で９６人中３位でした。気が付いたら１０Kmの部のＴＨさんも４０歳以上の部２位でゴールされておりました。暫くすると、八丈島在住のＫＹさんが１時間３５分台でゴールし、ハーフ女子４０歳以上の部で３位と、安定した走りで入って来られました。ＴＭさんも１０Kmを無事５８分台で走り切りました。全てのカテゴリーで計５７５人が完走しました。今年は４年ぶりにゴール後の飛魚のつみれ汁サービスが復活！！　とても嬉しかったです。クリームパンも頂きました。つみれと合せ、本日初の固形物摂取となります。此方も大変ありがたい事に、４年ぶりに復活した温泉行送迎バスに乗り、一番遠くにあるみはらしの湯へ向かいました。タツの被り物のＫＮさんを出迎える事無く、その場を発つ形となりました。運転手はバスガイドの如く、今走っている箇所や、窓から見える風景を丁寧に説明しながら走ります。大坂峠の上り坂でもバスの車窓から八丈小島と八丈富士を望めるよう解説を加えながら速度を落として下さり、乗車しているランナー達は写真タイムとなりました。みはらしの湯は、本日奇数日は見晴らしの良い方の露天風呂は男湯の日です。瓢箪形の風呂から皆と一緒に南に広がる海を眺めます。時折、鯨が飛び跳ねるのが見られるのです。早めに風呂上り後、待合室で爆睡していると、娘に起こされました。約１時間後に帰りのバスに乗込み、帰路は名古の展望台に立寄り、洞輪沢の港を見下ろし、南海の海の水平線を眺めました。送迎バスは時間調整も兼ね、帰路洞輪沢港を見下ろす名古の展望台に立寄って下さりました。昔は２００円の入場料が必要でしたが、今は管理される方も他界されて無料となったそうで、２００５年の初八丈島来島時に来て飲んだ焼酎甕もそのままの姿で置かれていました（勿論、今は飲めません）。再び大坂峠から八丈小島と八丈富士を望み、横間海岸を見下ろし、懇親会場である三根小学校着（１４：５０）。１５時からの盛大な同窓会、もとい、懇親会ではビール、島酒（焼酎）、海の幸、山の幸、島の幸を飲み放題、食べ放題、たらふく頂きました。表彰式ではハーフの部で私や女子４０歳以上の部で３位のＫＹさん、１０Kmの部で４０歳以上の部２位のＴＨさんや同３位のＯＮさん、そして３Kmの部で女子優勝の娘がお立ち台に立ち、数々の地元特産品の賞品（焼酎、娘はパッションフルーツジュース、明日葉茶、明日葉パウダー、黄八丈サブレ、ラーメン、佃煮、ジャム、ハイビスカスチョコレート、飴）を頂きました。先程のＯＮさんと３Kmの部女子４位のＯＭさんはこの大会が縁でご結婚され、昨年の大会で結婚式の出で立ちで１０Kmを走られていたカップルで、二人共ウルトラも走られるのでハーフを走る走力はありますが、今年は子連れ（ＯＫ君）で来られたため、１０Kmの部（１０：５０出走）と３Kmの部（１０：１０出走）の時間差を利用して参加されたそうです。横浜在住のＴＭさん夫妻とも５年ぶりの再会で色々と話し、楽しい２時間はあっという間に過ぎ去り、解散となりました（１７：０４）。懇親会後は路線バスで民宿あしたば荘へ行くと（１７：５５着）、何と宿泊客は我々だけでした。どうやら明日の東海汽船橘丸が欠航となったそうで、宿泊予定の人達が一日早く切上げて帰られたり等で皆キャンセルされたそうです。マスターがスパークリングワインを開栓して下さり、祝福して下さりました。美味い！！懇親会終了から僅か１時間後の夕食なので、空腹感ゼロでしたが、それでも島寿司（メダイ、メジマグロ、メカジキ）、カンパチ甘海老刺身、目梶木西京焼き、蓮根煮、明日葉御浸しといった島の幸を島酒の明日葉煮汁割と共に頂きました。美味し～い！！２０時まで食堂にて島酒を飲みながら初めてあしたば荘の女将と共に雑談し、解散後、部屋に戻ってからも続きを飲みましたが、瓶１本は飲み干せませんでした（７割完飲）。２１時過ぎには気絶しておりました。

2024.01.07

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第7回うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン：20240914-16

第7回うつくしま、ふくしま。ＪＲ（ジャーニーラン）、今年で３回目の参加となります。２０２１年荒川ＪＲにファンランとして千住新橋までランナー達と並走した時、元ＳＡＪ（NPO法人スポーツエイド・ジャパン）スタッフであるＭＹＫさんにこの大会の素晴らしさを走りながら紹介して下さいました。一昨年は中間地点のまねきの湯＠郡山に着いた時点で固形物を殆ど受け付けられなくなっており、後半は辛い闘いを強いられ、昨年は内臓疲労に用心して道中睡眠を沢山取った結果、会津若松市背炙山レストハウス（ＣＰ１０－１９９．９Km）の時点で一昨年より６時間半も遅いタイムでのランとなってしまい、今年は内臓疲労の用心や睡眠の摂取に注力しながら、タイムを改善できないかと考えております。大会概要を申し上げますと、福島県浜通りの南相馬を起点とし、阿武隈高地を西へ横断し、福島から中通りを南下、郡山から会津地方を反時計回りに一周して郡山に帰って来るという福島県内を２５１Km走るＪＲで、毎年９月三連休に開催され、土曜日１６時に出発、月曜日１８時に終了となる制限時間５０時間のＳＡＪ主催の大会です。開催目的は、① 日本の原風景を残した「うつくしま、ふくしま。」の様々な魅力に触れながら多くの人達と豊かな時を共有する事。また、その魅力を広く発信する事。② ２０１１年に発生した福島第一原子力発電所の事故による甚大な被害を被った地域の復興に貢献する事。です。２０１８年、第１回の開催時は、地元南相馬市長や地元後援者の挨拶に対して、会場からすすり泣く声が聞こえたというＭＹＫさんの言葉を聴いて、また、どのエイドでも地元の方々が優しく接してくれて感激であったというＭＹＫさんの感想が心に響き、是非とも参加したいという気持ちになりました。コロナ禍前は平塚２４時間走と時期が重なっておりましたので、存在すら知りませんでした。私にとって、夕刻出発の二晩の夜通しランはみちのく津軽ＪＲに続いて計６回目であり、どの辺りで眠くなるか想定できる大会ですが、やはり二晩通しは辛いです。２０２４年９月１４日（土）１６：００、舘山代表の号砲でフルの部１２６名のランナー（内女子２３名）と前半ハーフの部７１名のランナー（内女子２２名）が南相馬市小川町体育館を出発、今しか一緒に居られない一昨年の当大会の覇者ＨＳさんやＩＳさんと共にゆるゆると進み始めました。先ずは市の中心部へと南下します。昨年５位、後半に強いＵＴさんも今年も出られており、並走されている方はＩＳさんのラン仲間で、ＳＹさんという事で自己紹介させて戴きました。６月と８月にＩＳさん＆ＨＭさんと共に三浦半島ランをした時、頻繁に話に登場されていた方です。　＝　＝　＝　工　事　中　＝　＝　＝

2024.09.15

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９月２８日

本日は曇後雨、２７℃／２２℃、５時１５分起床、５時間睡眠でした。諸々の家事を済ませ、不在中に溜まった雑務を片付けて行きました。あっという間にお昼になり、近所のスーパー他に買い物に行き、昼食は焼鶏丼、上海焼そば、水雲酢を赤ワインと共に頂きました。午後は想定通り眠くなり、疲労も溜まっていたので約２時間昼寝しました。

2024.09.28

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横須賀名物ポテチパン

本日は曇後晴、９℃／４℃、朝の電車では久々に（今年初？）横浜おばさんの前に立つ事が出来、横浜から座れ、品川ランは十分に明るくなった中、芝大門経由で走りました。昼休みは１５分程でしたが昼寝でき、１６時過ぎに退社、帰路も品川ランして、未だ明るい１７時半に帰宅、春は寒いけれど、ぐんぐん日が長くなるので、非常にありがたいです。因みに本日から１週間南中時刻が一年で最も遅く（１１：５６）、午後にお得感を感じる１週間となります。夕食前体重は６２Kg台半ば、夕食は、イナダ胡瓜コチュジャン和え、肉じゃが肉無し、かいわれおろし厚揚げ豆腐、もやし胡瓜トマトサラダ、酒粕汁を白＆赤ワインと共に頂きました。一昨日購入した溶岩窯バゲットが２／３程残っておりましたため、脇腹を切込み、ポテチ＆キャベツを詰め込み、横須賀名物ポテチパンを作り、更に３等分したら中の物が溢れ出て来て、台所の台の上がポテチ＆キャベツ塗れになりました。横須賀で販売されているものはこれにマヨネーズ＆胡椒が掛けられているようですが、ポテチの塩味のみで私は美味しく頂きましたが、娘はポテチ＆キャベツがサクサクなのにパンが柔らくて美味しくないと言ってくれ、妻は翌日夜に食べ、既に形状を留めておりませんでしたが、全体の味が美味しいとの論評でした。

2022.02.08

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弘前

本日の弘前は晴後時々曇、２８℃／１７℃、降水確率０％、昨年とは雲泥の差です。夜行バスの中では継ぎ接ぎ睡眠でしたが、合計７時間近くは眠れたかも知れません。朝陽が柔らかく降り注ぐ弘前駅城東口７：５３着。心も晴々します。ＭＡＫさん＆明後日宿泊するホテルに荷物を預ける瓶ビール＆スイーツの女子ランナーと一時別れ、通学の高校生の自転車に囲まれながら弘前ＢＴ（バスターミナル）へ向かいます。相変わらず、昭和レトロ感満載の路線バスが市中を走り回っております。ＢＴ地下にあるトイレにて洗面、歯磨き、髭剃りを済ませ、イトーヨーカドーが開店する９時までソファに座って過ごしました。９時開店と同時に何人かの来訪客が入店して行き、私も続きます。目指すはコンセントのあるフードコート、行ってみると既にフードコートのレストランも開いており、長尾中華そばにて朝９時から汁無しまぜにぼ（９００円）を頂きました。食後は只管スマホを叩いて過ごしましたが、サロマ湖の完走記に着手するには至りませんでした。そして本日はみちのく津軽ＪＲ（ジャーニーラン）ですので、とうとう完走記をキャリーオーバーしてしまいました。中１２日では身体以上に書く方がキツい！！１１時になったので、今度はアップルパイ（１９４円）、塩チョコクロワサン（１５１円）、セブン珈琲（１２０円）を頂きました。今年のスタート地点は弘前市総合学習センター、今いる弘前ＢＴから１２：１５発の１００円バスに乗れば目の前まで運んでくれるのですが、本日二度目のトイレ大に行ったら１２時少し手前でしたので、スタート地点まで２Km余り歩いて行く事にしました。丁度其処に仙台からの高速バスが到着、ランナーらしき人達が降りて来ました。その中の一人から名前を呼ばれました。仙台在住のＨＳさんでした。仙台ラン仲間と計４人でやって来られたようです。スタート会場までタクシーでご一緒にと誘われましたが、５人は乗れないのと、会場まで歩いて行く途中でもう一つ小腹を満たしたく考えておりましたので、遠慮しました。弘前駅東口バス乗場には多くのランナーが列を作っておりました。その横を歩いて、道中コンビニでカレーパンを買い食いし（ボソボソで美味しくなかった……）、弘前市総合学習センターに到着（１２：３３）。ナンバーカードと参加賞を受取り、すぐにナンバーカードをシャツとランパンツに貼付し、走る格好に着替えます。ナンバーカードだけでも事前に郵送して貰えれば、当日スタート前のストレスが無くなるのですが……１３時半に開会式が始まり、弘前副市長（市長は国内出張中）の挨拶が行われ、改めてこの大会が多くの地元の方々の協力の上で成り立っている事を痛感しました。みちのく津軽ＪＲは今回で８回目ですが、第１回の頃は２００Kmで、今のコースを小泊まで進んだ後、折返して金木へ向かっていたそうで、龍飛岬への道は人間が進む道ではないという暗黙の了解があったそうですが、参加者から津軽半島を一周したい、龍飛まで行きたいという要望に応じて今のコースになったそうです。龍飛に抜ける眺瞰台の１２％に達する急坂を一昨年は駆け上がりましたが、昨年は歩いて進みました。今年は何と言っても完走できなかった昨年のリベンジ戦なので、無理はせず、この坂は極力歩いて進もうと思います。スタート４０分前に荷物を預け、あとは何もする事が無く、芝生の上に仰向けになって暫く目を閉じておりました。昨年はスタート前にザーザー降りとなり、外に出る事すら出来ませんでしたが、雨が降っていないだけ恵まれております。３日間共に雨の予報は無さそうで、今回は折畳傘も持参せず、その分背負う荷物が軽くなりました。スタート時刻が近付き、顔見知りの方々と挨拶をし、そして１６：００、舘山代表の笛の音で第8回みちのく津軽ＪＲスタートとなりました。

2024.07.13

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8

郡山→横浜

ゴールしてから５時間以上も経っている２位入賞のＩＳさんが私のゴールをまねきの湯の中で待っていて下さりました。私とのゴールの時間差は約４時間４０分でしたが、すぐに到着すると思っていたＩＫさんを只管待ち続けたため（約４０分）、中々入って来ないのでどうしたのか心配されていたようです。しかも此方はＩＫさんが中々やって来ないので、途中でドン・キホーテにてサッポロエビスビールを飲んでしまったのに、ＩＳさんは飲まずに待っていて下さったとの事。申し訳無いので、「私が今から風呂に入る間に飲んでいて下さい」と言いまいたが、「待っていますからゆっくり入って来て下さい」「いえいえ、即行で入浴して来ます」と言い、さっさと支度して、風呂場に急ぎました。体重は６２Kg台半ば、全然落ちておりません。身体を洗いますが、お尻周辺は擦り切れてしまったのか、痛過ぎて触る事さえ出来ません。ぬるめの寝湯に浸かるとすぐに気絶し、どれ位の間か判りませんが、爆睡しておりました。２階に戻るとＩＳさんはソファに寛いで居られました。休憩室にて荷物を纏め、ＩＳさんと共に１階に下り、チェックアウトして玄関で靴の入替えをしていると、其処に丁度１１位でゴールしたばかりの宇都宮在住のＵＴさんが現れ、栃木訛りで「いやぁ～、しんどくて～、しんどくて～、やっとゴールできました」と道中かなり苦しまれたご様子です。ＩＳさんと共に、ドン・キホーテにてＩＳさんは先程私が飲んだサッポロエビスビール、私はチリ産カベルネ・ソーヴィニョン赤ワイン（６６３円）を購入しました（９：５４）。丁度其処に１２位のランナーが入って来ました（９：５５）。ＩＲさんでした。女子３位入賞です。何度も潰れ掛かりましたが最終的にはきちんと最後まで走り切り、本当に強いランナーです。話を聞くと、ＣＰ８猪苗代町ＪＲ翁島駅前を出てから相当身体が堪えていたようで、バス停の小屋で横になって睡眠を取り、その後も会津若松駅で休んだりして、漸く復帰しても背炙山を一人で越えねばならず、暗いし怖いし眠いしで、結局上りも下りも走り続けて、その後も眠気との闘いでやっとも思いで郡山まで辿り着けたそうです。ＩＲさんはトレイルを中心とするランナーで、１００Ｋｍとか１００マイルとか夜通し走るランナーかと思っておりましたが、基本的に夜通しはやらないとの事で、小江戸大江戸は周囲にランナーも多い上、都内で深夜を迎えるので安心して走れるけれど、此方は誰も居ない真っ暗闇の中を進まないといけないので、ご自身の走りには合わないかなとの事でした。先程購入した赤ワインでゴール地点にてＩＳさんと乾杯をしました。其処には５位でゴールされたＭＡさんも居られました。津軽の時はゴール後に知合いランナーが入る度に乾杯していたので、とても運転が出来る状況ではなくなり、弘前にて私と同じホテルに１泊されましたが、今回は車ではない事を確認の上、ＭＡさんの折畳みカップにワインを注ぎ、乾杯しました。ＴＴさんという１３位のランナーが入って来ました。三森峠へと向かう激坂で爆走して行ったランナーが当時後半ハーフという概念が消失しており、一瞬ＴＴさんが抜いて行ったものと思ってしまいましたが、そのランナーは後半ハーフトップのランナーであり、ＴＴさんは全行程を通じて落ち着いた安定した走りを繰り広げられました。本日の福島は雨後曇、２６℃／２０℃、広島県安芸太田町加計では３８．５℃と猛暑日どころか、広島県内の観測点最高気温記録３７．６℃を大きく上回る史上最高気温を９月中旬に観測されました。１０時半に舘山代表を含めスタッフ達に御礼を言い、郡山駅へ向かってゆっくりと歩いて進み、駅ビルエスパル郡山２階ダイニングバーもりっしゅにて會津ソースカツ丼２枚（１,３６０円）、ＩＳさんはカツカレーを注文し、吐き気を促す事の無いよう、ゆっくりと頂きました。美味しい事は間違いないのですが、この後宇都宮でも餃子を食べる事をＩＳさんに公言していたにも拘らず、何故２枚乗せを注文したのか、未だに疑問です。時間を掛けてソースカツ丼ダブルを平らげ、店を出て、相馬は浜通り、福島は中通り、郡山のお土産はままどおる（６７５円／５本×２袋）を購入したら、東北本線の発車まで４分を切っておりました。余裕こいて目の前にある改札口から入ろうとしたら、此方は東北新幹線の入口で、在来線の改札口は１階にあるとの事で、慌ててＩＳさんと共に走って下り、改札口を入って更に階段を下り、２番線乗場に向かっていると発車ベルが鳴っております。ホームに上がる階段を１段飛ばしで駆け上がり、郡山１１：５０発の新白河行にギリギリ間に合いました。乗って暫くの間はＩＳさんと会話しているのですが、気が付いたら途中で二人共気絶してしまい、気が付いたら終点に着いて周囲には乗客が居なくなっておりました。５分の接続で乗換えた１２：３５発黒磯行車中でも途中から寝て過ごし、気が付いたら終着で車内はガラ空きとなっておりました。黒磯にて２３分待ちの間にトイレ大を済ませ、１３：２１発宇都宮行車内でも寝て過ごして、宇都宮１４：１４着。途中下車して駅ビル内の宇都宮餃子屋へと向かいます。郡山から品川までの乗車券を那須塩原で分割して２６０円安価で購入できましたが、昨年この買い方をしたら「那須塩原→東京山手線内、東北線経由、下車前途無効」となってしまい、途中下車の出来ない切符となってしまいました。北は黒磯、水上、松本まで東京近郊区間となってしまいましたため、１００Kmを遥かに超える長距離切符でも途中下車が出来なくなるという不便が２０２３年辺りから生じております。しかしながら今年の乗車券を「那須塩原→東京山手線内、東北新幹線経由」として下さったお陰で宇都宮を含める道中（西那須野～上中里間）途中下車が可能となりました。東北新幹線と記載されていたら那須塩原から東北新幹線に乗らないといけないのでは？　新幹線停車駅しか途中下車できないのでは？と疑問を持たれるかも知れませんが、新幹線別撰扱いと明記されない限り、どちらの経路で記載されていても選択乗車が出来る訳で、「東京山手線内→熱海（１０５Km）、東海道新幹線経由」の乗車券で小田原～湯河原間と新幹線に沿った区間だけでなく、横浜でも平塚でも新幹線から外れる在来線（大井町～鴨宮間）でも途中下車可能となる訳です。最初に宇味家という餃子専門店へ行ったら、入店待ちが何人か居て、この時間帯で入店待ち？とがっかりしましたが、隣にある宇都宮餃子館には入店待ちが無く、即入店できて救われました。元気セット（大蒜餃子６個、スタミナ健太餃子６個、生ビール中；１,４５０円）を各々注文して頂きました。餃子もビールもとても美味しく頂けました。宇都宮１５：１３発の上野東京ラインのボックス席に陣取り、未だ残っていた赤ワインをプラコップに注いで飲み、赤羽で下車するＩＳさんと解散し、品川１７：３３着、京急快特で帰り、１８時１５分帰宅。背負って来た荷物の殆どを洗濯機に入れて回し、もう一度シャワーを浴び、洗濯物を干し、ＣＰ１１－郡山市舟津公園にてスタッフのＮＨさんに補給食として頂きました赤飯おこわを赤ワインと共に頂き、２０時半に気絶しました。

2024.09.16

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刑務所囚人以下の扱いを受ける最貧国

本日は晴後曇夕刻以降時々雨、３５℃／２７℃、５時１５分起床、６時間余り寝られたと言いたいところですが、夜中の３時頃、京急線の線路工事の音が結構大きくて目が覚めて暫く眠れなくなりました。線路工事は夜中しか出来ないから仕方が無いです。従って約５時間半の睡眠といったところでしょうか？座れる京急空港急行＆普通で平和島まで行き、品川にて出張の切符を区間変更して頂き、泉岳寺ランは足裏にじんじんと痛みを感じましたが、最短経路で２３分近く掛けて走りました。四連休後の山積みの仕事を熟して行きますが、急ぎで「今すぐ答えろ！」という案件程、既に回答済みで、此方としては何を今更訊いて来るのといった感じで、其々の応答に○月○日のメールを見て下さいと応えました。日本が世界で稀に見る最貧国に崩落したのは、日本全国民誰しもが知っている事実です。私の中では民間は成長していたのに、政府が没落していたと思っておりましたが、民間も没落しているようで、供給元からの情報はタダで当り前と思っている人がこの国に１億人以上居るのは間違いないようで、５,０００円／件とか設けないとこの国は駄目かも知れません。顧客書式の品質保証書に記入して行く作業は途轍もなく重労働で、一日では完結出来ず、刑務所に収容されている囚人以上の重労働を負わされ、それ以下の報酬すら得られません。囚人は１個の石鹸で消費者が１００円相当のお金を支払ってくれますが、私の仕事は１ヶ月間一睡もせず、２４時間労働×３０日で働いても、一円たりとも客先から貰えず、１０,０００の内９,９９９を誠意ある対応で回答しても、「１」の間違い、若しくは、需要家に気に入らない事があれば、吊し上げに遭うそんな仕事で、人権が無いとされている刑務所の囚人以下の扱いをされます。１７時退社、最短経路で泉岳寺ラン、品川始発で座って帰り、１８時半帰宅。夕食前体重は６２Kg台半ば、夕食は鯵たたき、焼えぼ鯛、麻婆茄子茸豆腐、人参シリシリ、甘藷薄揚げ味噌汁を久保田百寿＆赤ワインと共に頂きました。２２時半頃気絶。

2024.09.18

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関西出張最終日

本日の大阪は晴時々曇、３１℃／２４℃、６時前に一旦起床して６時間睡眠でした。咽喉が渇いたので１階まで下りて麦茶を何杯か飲み、再び部屋に戻り７時半過ぎまで眠れませんでしたが、目を閉じて横になっておりました。９時過ぎまで部屋で仕事をして、９：２５ホテルをチェックアウト、大阪市内の客先まで３０分弱走って行きました。中心街は外国人旅行者だらけです。この人達から消費税を２０％を取れれば、かなり財政が潤うのに何故そのようにしないのでしょうか？何故お金があるところからお金を取ろうとしないのでしょうか？政府はわざと意図的に日本を世界最貧国にしようとしているのでしょうか？１０時から１時間弱取引先と打合せをして、更に大阪駅まで走り、在来線で新大阪、ホーム上にある麺屋にてかけうどん（２９０円）＋天かす（無料）を頂きました。新幹線発車の１０分前に新幹線改札を通れて、お土産に京都の漬物でも購入しようと思ったら、どのお店も長蛇の列でとても短時間では買い物は無理と判断しました。新大阪１１：５７発ののぞみ号で帰京します。途中からWi-Fiが殆ど繋がらなくなり、名古屋の手前からアイマスクを着けて寝て過ごしました。名古屋でほぼ満席になり、品川１４：１７着。本日の東京は雨時々曇、２５℃／２２℃、上野東京ラインは１０分待ち、山手線も５分待ちと、地方の赤字バスだけでなく、東京都内の電車も運転本数が減らされたのか、品川から新橋へ行くだけでもかなりの時間を要します。先に来た山手線に乗りましたが、新橋には上野東京ラインもほぼ同着で、結局品川駅で１０分待たないといけなかったという事になりました。１４：４５に帰社。溜まった仕事を片付けて行き、本日は社内の期末決算夕食会ですので、１７時４０分過ぎに退社、会場である渋谷までザーザー降りの中、傘を差して六本木、青山通り経由走りました。ダイニングバー富士屋本店サクラステージは渋谷駅新南口からアクセスしたら迷わずにすぐに辿り着けました。フランス産シャンパンTaittingerで乾杯し、鶏レバームース、ビーツとゴルゴンゾーラのマカロン、生ハム盛合せ、マッシュルームと無花果のサラダ、チーズ盛合せ、真鯛パイ包焼、鴨ロースト、鰻茄子焼、赤海老アラビアータパスタ、モンブランデザート＆珈琲をポルトガル産ロゼワインRaza、南西フランス産赤ワインCahors Chateau Lamartine、フランス・ラングドック産赤ワインChateau Coupe Roses Naturamania、イタリア・ピエモンテ産赤ワインBarbaresco Vallegrande、クロアチア・ダルマチア産赤ワインSkaramucaと共に頂きました。２１時半頃解散となり、新南口まで歩いて１分で済むところ、皆と一緒に中央口まで歩いたら１０分以上も掛かってしまい、京急電車も激しく遅延しており、帰宅したのは２３時過ぎ。入浴して就寝できたのは２４時１５分でした。

2024.09.27

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11

マイナンバーカード更新／台湾混ぜそば

本日は晴午前中時々曇、３３℃／２４℃、６時半起床、一度も起きる事無く１０時間寝られました。本日は仕事の方はお休みを頂きましたが、諸事を色々と片付ける必要があり、それなりに忙しいです。８時に接骨院へ行き、しっかりと筋肉のアフタケアして頂き、買い物をした後に帰宅。１１時半にマイナンバーカード更新手続きに行き、無事５年延長完了。次回（２０２９年）は顔写真も更新が必要となるそうです。急ぎ＆一瞬で片付く仕事を片付け、昼食前体重は６２Kg台半ば、昼食は焼鶏丼、焼韮餃子、キャベツサラダを赤ワインと共に頂きました。午後も諸々の小さな雑事を片付けて行き、豪雨の所為でビリビリと痛む足裏の調子を見るため約１０Km大船まで１時間１５分掛けて走り、ＭＹＭさんが女将を仕切る麺屋こころ大船店へ行き、台湾まぜそば（８７０円）を頂きました。ＭＹＭさん、後半は相当辛かったそうで、何度も心が折れ掛けたとか。何はともあれ、無事完走おめでとうございます。帰路はめっきり本数が減ってしまった路線バスで家路へと向かいました。２３時就寝。

2024.09.17

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関西出張２日目

本日の大阪は晴一時曇、３２℃／２３℃、６時起床、７時間弱寝られました。身支度＆仕事で約１時間を費やし、７時に食堂に下りたら既に何人もの宿泊客で朝食バイキングが埋め尽くされておりました。私もその脇から少量ずつ多品種の料理を取り、あまり時間を掛けないようにして食べ尽くしました。７：４０にホテルをチェックアウト、目的地までの乗車券の差額もあり、ホテルから約２Km離れた神戸駅まで南京町を通り抜けて走り、神戸駅にてトイレ大を済ませ、快速電車で兵庫県南西部の客先へ向かいました。９時から客先にて打合せに入り、１０時前に退所、再びＪＲで東進し、明石で乗換えた時は、約１ヶ月前に妻と共に訪れた明石城跡と天文科学館を望めました。淡路島と須磨海水浴場を眺めながら新快速電車で神戸に戻り、阪神電車で梅田、北新地からＪＲで大阪東部の客先を午後一で訪問。その後、一旦ホテルサンプラザ＠新今宮にチェックインして、少しだけ身軽になって、南海電車で道中特急ラピート号に抜かれながら和歌山に近い客先に１６時から訪問。１７時に客先を出て、１８時１５分頃に帰宿。すぐに展望大浴場にて入浴＆髭剃りを済ませ、１８時４５分に出発。夕食はBar e Trattoria Quatro＠本町にて１９：１５より取引先と会食。こぼれるスパークリングワインで乾杯し、前菜５種盛合せ（烏賊筍パテ、トルティージャイタリア版、冷玉葱、オリーブ、ポテトサラダ）、シーザーサラダ、特製マルゲリータ、海の幸のアヒージョ＆バケット、フレッシュバジルとモッツァレラのポモドーロ、カマンベールチーズフライを、ニュージーランド産白ワインShangri-La、イタリア産白ワインQuercia Di Annibale Bianco Basilicata、ルーマニア産赤ワインsahateni、イタリア産赤ワインPezole、フランス産赤ワインChateau Fleur Haut Gaussensと共に頂きました。ホテルには２１時４５分に帰着。軽く晩酌をしながら溜まった仕事を片付け、寝られたのは２３：４５でした。

2024.09.26

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