ウルトラマラソンに魅せられた自然派ランナーのブログ

本日は晴後曇一時雨、３３℃／２７℃と連夜の熱帯夜でした。
本日は終日内勤、中々事が思ったように進まない一日でした。
日本列島に近付いて来ていた台風２０号は徳島県に上陸し、北上中です。
関東地方にはあまり影響がなさそうな台風となりましたが、関西圏では午後休にして交通網が途絶える前に帰宅させる企業もあったそうで、夕刻には四国のＪＲ全線が運休となりました。

「リンゴが教えてくれたこと」（木村秋則著）を読みました。
著者は１１年の苦節の末、無農薬リンゴ栽培に成功させた方で、「奇跡のリンゴ」（書籍と映画）で一躍世界に名前を知らしめる事となりました。
読み始めてすぐにこのような記載がありました。
「神様が地球のみんなのお願いを聞いてくれるとします。『家族みんなが、金持ちで幸せに暮らせますように』などと人間は願います。神様が木や鳥やすべての地球上の生き物の願いを聞きます。すると何のお願いが一番多いでしょうか。『人間が地球からいなくなった方がいい』」
多くの人間は、ありとあらゆる生命体（虫、鳥、魚、草木など）の共有財産である地球に生かして貰えているという感謝の気持ちを忘れて、自分勝手にやりたい放題、自然の生態系を歪めてまで自分たちの利を得ようと今日までやってきた結果、他の生き物から嫌われ、自分達も多くの病気を抱えるようになってしまったのだと思います。
農薬、化学肥料、除草剤を撒き続ける農業しか出来なくなったがために、本来作物が持っている強さを失った野菜や果物や穀物を現代の我々は食べているようです。
作物に病気が発生したら、何が原因でそうなったのかを探索せずに、あの農薬、この農薬と与える、即ち「対症療法」で行われてきた現代農業、これは正に私が係わっている自然医学と現代医学のあり方によく似ております。
無農薬農法も勉強になりましたが、それ以上に今の人間に生き方や今後の農業のあり方を深く考えさせられる本でした。

そして３週間ぶりに断酒しました。中々毎週２日できません………