トラックマン中村の金沢競馬のお話

６月２０日の金沢競馬、メインレースは第１回石川ダービー(2000m)

2004年の日本海ダービー以来、１３年振りのダービーが金沢競馬に復活

フルゲート12頭が出走

断然の１番人気は１．１倍でヤマミダンス


２番人気は５．６倍でヴィーナスアロー


３番人気は大きく離されてサッキーヘラクレス



レースはユメヲノセテが大きく出遅れ、もっとも出脚が速かったのはジェリーロラム(沖静男・川添)が逃げ、２番手レソルテ(堀場裕・加藤義)、３番手ディターミネイト(松戸政・金田)。

１枠のヤマミダンス(青柳正・中川雅)はこの３頭に包囲されるカタチで内々の競馬から１コーナーで外へ持ち出し、２周目３コーナー手前で始動。前３頭を交わし、後続を引き離しにかかるも、息の入らないペースが堪えたのか直線で追われても余力はなかった。




ヤマミダンスをマークして離れた中団で脚を溜めていたヴィーナスアロー(吉原寛・金田)が一気に差を詰めて、並ぶ間もなく差し切った





ゴールドハリアー(桑野等・黒木)はヴィーナスアローの直後を追走。終始内に徹したが後退してくる先行馬を捌くのに苦労した分で２着。



サッキーヘラクレス(中島龍・加藤義)は後半勝負に賭け、よく追い込んで来たが及ばずの３着だった。



ヤマミダンスは結果４着。



しかしラップは

12.9-12.3-13.1-12.8-13.5-13.4-13.0-13.3-14.0-14.2

2100mの百万石賞が(7.6-11.9-12.0-12.4-13.3-13.5-14.5-14.5-13.6-13.4-13.7-15.3)

道中は１４秒台のラップがなく、厳しい流れだった事は明らか。
逃げたジェリーロラムが10着で１着より３．６秒差。
３番手ディターミネイトは５秒１差で11着。
２番手レソルテは８秒４差で12着。

先行馬で唯一残ったのはヤマミダンスだけ。今回敗れはしたが、この馬の評価は下がらない。

また、３月以来で完調と言えなかったヴィーナスアローだが、コチラも金沢では３着以下なし。ヤマミダンスの２番手で評価だったが、レースの運びはコチラの方が巧い。改めて能力の高さを実感した




記念すべき第１回石川ダービーはヴィーナスアローの勝利出したが、次はＭＲＯ金賞、秋にはサラブレッド大賞典。まだまだ熱戦は続きそうです。