2006/07/13(木)13:00
パリ祭(7/14)
まもなくフランス革命記念日。日本ではなぜか「パリ祭」と呼ぶようですが、パリのお祭りではなくてフランス全土の革命記念日で、現地では単に「7月14日」(キャトルズ・ジュイエ: quatorze juillet)と呼ばれ、あちこちで大きな花火が打ち上げられます。
パリの花火はエッフェル塔付近なので、リビングの窓の正面がエッフェル塔という15区にあるアパルトマンの上層階に住んでいた友人夫婦が当日自宅でパーティーを開いて呼んでくれて、かぶりつきの特等席から花火見物をさせてもらったのはいい思い出です。(ただし技術面で日本の打ち上げ花火が群を抜いて世界一なので、国内の花火大会と比較すると見劣りします。)
この日パリにいるなら、花火よりも見ごたえがあるのがシャンゼリゼの軍事パレード。個人的にそういう趣味はありませんでしたが、2000年に友人の誰かに引きずられて見に行きました。
有名なグリーンのベレー帽をかぶった人々が行進し、実物の戦車がキャタピラ走行し、軍事用の大きなヘリが低空飛行する一方、古式ゆかしい騎馬隊の行進もあります。
当日シャンゼリゼ周辺はかなりの人出ですし、戦車もヘリも特に興味ないけど、騎馬隊だけ観たい、という方に穴場をご紹介。
普段この騎馬隊はBois de Vincennes(ヴァンセンヌの森) にいるらしく、当日朝の7~8時頃に隊列を組んでChamps-Elysees(シャンゼリゼ) 方面に移動します。
写真は、たまたま用事で出たときにこの移動する騎馬隊に遭遇し、運よくカメラを持っていて撮ったものです。場所は3区と11区の境界 Boulevard Du Temple(タンプル大通り)。
軍事パレードの起点は凱旋門(終点はコンコルド広場らしい)なので、経路を想像すると、こんな感じでしょうか。(※ 目撃地点以外は推察ですので責任は持てません。)
ヴァンセンヌの森 ==> Avenue Daumesnil ==> Bastille(バスチーユ) 広場 ==> Boulevard (以下Bd.) Beaumarchais, Filles Du Calvaire, Bd. du Temple[目撃地点] ==> Republique(リピュブリーク)広場 ==> Bd. de Bonne Nouvelle, Bd. Poissonniere, Bd. Monmartre, Bd. Haussmann ==> Arc de Triomphe(凱旋門)
7時頃に通り沿いのカフェに入ってカメラを構えていれば、シャンゼリゼの混雑を避けることができますし、下の写真でわかるようにこの移動時にはギャラリーはほとんどいないので、上の白馬にまたがる隊員のようなカメラ目線も期待できるかもしれません。