自分の小さな「箱」から脱出する方法

５／４にご紹介した『 2日で人生が変わる「箱」の法則』の続き物ですが、こちらの本が先に出版されています。 自己啓発本という観点からはまずこちらを読むのが先ですが、物語的にはこちらが『 2日で～』の続編のような形になっており、『２日で～』の主人公ルーがその後一時は解雇したケイトを慰留し、彼女の助けを借りて暗礁に乗り上げていた彼のザグラム社を立て直した後の話です。 『自分の～』の主人公は、ザグラム社に転職してきたばかりの幹部職員が主人公となり、研修を通じて箱の中にいる自分に気付いていくことになります。 時間を節約するために自己啓発本としてのエッセンスだけ得たいのであれば、『 2日で～』だけ読めば十分で、『 2日で～』には『自分の～』のエッセンスを網羅した上にプラスアルファの内容があると思うのですが、『自分の～』の方がダントツに売れているのは不思議です。 まあでも、私としては物語として両方読んで面白かったです。 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 　人間関係のパターンを変えれば、うまくいく！ 　アービンジャー・インスティチュート ／冨永星、大和書房 2006年11月