日テレ系で放映中の『ズムサタ』で、月一くらいで特集される外国人街角インタヴューは、けっこう好きでよく見ます。先週はこの企画が別枠で特番が組まれていましたが、日本人のエコについてあれやこれやの名回答、珍回答。またまた楽しませてもらいました。
その中のひとつ、米国人の若者が流暢な日本語で語っていたものを抽出します。「日本人は皆ハンカチを持っている。これはエコです。アメリカ人はハンカチ持たないね、皆トイレ出るときペイパータオル使うけど、日本人ちゃんと自分のハンカチ使う、これエコね」 むむむ！（川平）何気ない情報だけど、意外と面白いぞ。当の米国人が言うのですから、そりゃ彼らはハンカチを携帯しないのでしょう、そうなんだ。ハンカチとは、ハンカチーフという英語から来ているのにあまり身近な存在ではないのですね。
日本の公共トイレでは電力を消費するエアタオルが設置されるところもあり、皆よく使っていますが、ハンカチ・イコール・エコかどうかは、ここでは問いません。問いたいのは、「日本人、皆ハンカチ持ってるね」なのです。20代前半の女性で、「私、ハンカチ持ち歩かないので・・・」というのを何気ない会話の中で聞いたことがあるし、女子トイレで手を洗わない（ハンカチない？）、手を洗った後濡れた両手を髪で拭く人、というのもエピソードとして耳にしたことがあります。
何も女子だけじゃありません。男子の場合尻ポケットに忍ばすハンカチ、というのが僕のイメージなので、昨日新宿の街を「ハンカチ」一点に集中して男子の尻ポケットを見回してみたのです。結果は、ほとんど見当たらないのでした。イン・ザ・バッグなのか、サイドポケットの中なのか、尻ポケットには入っていないケースが目立ちました。「ハンカチ王子」命名の由来は、その持ち主がスターであり、尻ポケからさりげなく出して汗を拭うその姿が清潔感に満ちていたからだけではなく、ハンカチそのものの存在も新鮮だったのかも、です。
ちなみに僕にとってのハンカチとは、高校生以降ずっとバンダナでした。それまでのバンダナとは、カウボーイのスカーフでしかありえなかったのですが、たぶん雑誌『ポバイ』か、片岡義男の小説の影響でしょう、バンダナをお手拭きや汗拭いのタオルとして、今日までずっと使っています。ジーンズでも、スーツでも尻ポケットにはいつも入っていました。また、今回のエピソードで、もうひとつ思い出したのが、社会人一年生の時のもの。出社第一日目、配属先で古株のおばちゃん社員から、最初に教えてもらったことです。「スーツ姿の男性の尻ポケットからね、ハンカチがチラっと見えるとね、清潔感があって、お洒落でとても魅力的に見えるもの。だからハンカチはしっかり持ちなさいね」と。仕事のことよりも、こういうこと、憶えているんですよね。たかが、ハンカチ、されどハンカチです。
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匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_^;)ありがとう。。。
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(2012.11.16 20:34:09)
