移動式太陽に移動式の壁を用意してみました。
こんばんは~。さて1月最後の週末であります。皆様いかがお過ごしでしょうか?今日,ガミライトが届くと言いましたが……来ませんでしたねwまあ明日届くでしょう(適当)。例の魚眼レンズ捏造フィルターは最初から明日という話で,もちろん届きませんでした。結果,これが最速で届きました。一着:レフ板(80センチ)60センチと80センチ,110センチがありまして…。間を取って80センチにしました。裏は銀です。銀のほうがガッツリ反射する分,直当てに近い性格となります。もちろん用途次第では使いますが,こちらはメインではありません。あくまでも欲しかったのは白です。もちろん自然光相手に使う…かもしれませんが,本来使いたかった用途はそれではありません。ストロボの使い方でよくあるパターンはバウンスです。ストロボ光を壁や天井に反射させて人に当てる方法です。そうそう。結婚式とかでカメラマンさんが天井に向けてストロボ焚いているアレです。柔らかい光が手に入りやすく,ハードライティングになりすぎる心配もありません。扱いやすい定番の方法です。実際に……五反田にいる姉さん方はバウンスで撮っています。ですが,バウンスを使うには条件が必要です。白い壁もしくは天井じゃないと原則アウトで使えません。ストロボ光に変な色がついてしまいます。これを色かぶりといいます。なので土壁や木製の天井等の場合は使えません。意図的にやるというなら話は別ですが……。実際,ミライストアの壁や天井はそれを意識してか徹底的に白くしてあります。なんでどこでバウンスをさせてもちゃんと白い光が帰ってきます。蛍光灯も種類は知りませんが,恐らく相当に配慮されているものと思われます。そしてバウンスの欠点がもう一つ。壁や天井のない屋外では使えません。つまり定番の割には使い所に悩む方法なのです。ではどこでも使えるようにするならどうしたらいいか?ストロボでよく言われるのは『ストロボは自分で制御できる太陽光だ。移動式太陽だ』という話。ならば……壁も移動式にすればいいじゃない!!まあこの手もよくある話なんですが,今まで導入してませんでした。というのも原理的にはアンブレラに似ているので,そのほうが良いんじゃないかと思ってたんです。実際アンブレラは持っていますし……。ですが,痛車ライティングでそれなりのバトルプルーフされた結果としてアンブレラは優れていると自分は言えません。いや,むしろこっちのほうが優れている!!なぜか?・アンブレラよりも距離の調整幅がでかい。アンブレラはアンブレラとストロボの距離で光の硬さを調整します。調整幅は軸の長さによります。ですがレフ板を使う場合はストロボの出力が許す限り,離すだけ離すことができます。よってやりようによってはアンブレラよりも遥かに柔らかい光を得やすいのです。もしもパワーが足りなければ?ストロボをクラスターすればいいだけです。ただこれはスタンド2本でアンブレラとストロボを別々にすれば同じ状況にできます。話のミソはここからです。・手持ちストロボへの適応力に優れる。手持ちストロボでソフトな光を得るなら……と考えた場合,ストロボにそのためのアクセサリーがついていると重く大きくなるという問題があります。カメラも片手で保持している都合上,ストロボ側がこんなだとバランスが悪く手ブレ等のリスクも大きくなります。レフ板式であれば,この問題も解決できます。え?そんなのクリップオンでやればいいだと?のんのん。手持ちストロボが1灯とは限らない……。Air1をカメラに付けたらクリップオンは使えませんからね~wそれに縦に長く物によっては重くなりがちなアンブレラより折りたたんでコンパクトかつ軽く収まるレフ板のほうが機動力が高いのです。手持ちストロボは機動力勝負。これをスポイルする訳にはいきませんん。・風で問題が起きた際に損害が少ない。これが一番いいメリットですかね。ストロボ光はレフ板に当たっていればいいので,手持ちストロボしたりストロボだけ地面においてレフ板を狙ったりすれば風の問題を最小限にすることができます。またレフ板は倒れても倒れるだけで済みますが,アンブレラの場合は骨が折れて使用できなくなる可能性が極めて高いのです。更にアンブレラと同じスタンドにストロボを付けていた場合は更に悲惨な結果が待っていますwwwそしてレフ板は上一箇所のみの固定にしていれば,風でなびいてくれるのでスタンドが即座に倒れるというリスクを軽減できます。アンブレラの場合は即効で倒れてしまいますから…。というわけでオレはレフ板式を選ぶぜ!ではその効果の程を見ていただきましょう。まずは直当てそのまま。流石に比べるにしては意地悪ですが,わかりやすいんでwがっつりハードライティングです。影の特濃ぶりを見ていただければ一目瞭然。特に顔に写る手の影があまりにも不自然です。髪もギラギラと美しくありません。これがポールダンスの衣装とかだったらドラマになってくれるでしょうが,セーターには合いません。あと地味に嫌なのがキャッチライトのそれ。ただの点であり形もよくありません。ではレフ板式で撮りましょう。セッティングは先程の通り。いざ!うん。全然違いますねwどことってもソフトで自然。何より注目してほしいのが目です。キャッチライトがまん丸で綺麗。大きさも十分です。表情もぐっとよくなります。丸いレフ板をチョイスした理由もお分かりいただけると思いますwこれを狙ってたわけです。ちなみに同じことを銀の面でやると,直当てほどではないものの白よりもちょいとコントラストが強く少しハードな感じになります。というわけでこの装備だけで撮れる写真がぐっと多くなり質も上がります。もちろん簡単なので対人用として明日からでも使えるでしょう♪ただこれではダメなパターンもあります。これ以上コンパクトな方法を使いたいときだってあります。それは明日以降来るであろうガミライトさんの出番となります。期待しましょう。