サクラチル,今こそ和解せよ。
そのうち、ひらひらとTKAC SMD-3 Shalonはい。ふれしの「ほい」シャロン「ごきげんよう」はい。2025年第一回興行&桜ロケ千秋楽であります。今年は前哨戦の梅ロケ含めると5回のロケをお送りして参りました。日付は4/7,トリを飾るはこの人です。シャロン「長い約1ヶ月だったわね」第一回興行主任,シャロンであります。来ている場所は虎山の千本桜。ここをチョイスした理由はただ一つ。レイヤーさん(つまりかれんさんである)のロケも併催だったからです。一見するといつもの合間撮りに感じますが,元々は手前どもの主催試合。時間配分もシャロン用の時間が確保されています。そして何よりトリであります。服は豪華です。先日のアイドール調達品から風花堂さんのモノをチョイス。この一式は調達品の中で最も最高額。当日,こんな服があるという連絡を受けたシャロンが調達を即決したくらいの大物です。ちこ「クァッー!!いいっす。目の保養っす。最高っすよ」側で見ていたちこすらも見惚れる姿でございます。そんなわけで撮って参ります。28−200も持ってきていましたが,それはあくまで対人用。ドール陣はBirds ofシリーズで撮るわけです。主たるところはグリとグラの2本です。小道具は事前に作っていた桜の花束とバイオリンを使っていきます。虎山という場所は山の斜面であります。移動は中々に苦労し,最初は失敗したな…とすら思っていましたがどうにかこうにか立ち回っていきます。シャロン「ゼェー…思ったよりキツかったわね。でもどうにかなったでしょ」この時は今年36歳コンビ,どうにかなっただろうと思っていました。思っていたんですよ。ちこ「え?ダメだったんすか()」そうなんです。写真をiMacで見たとき頭を抱えました。悪くはない。でも…なんだかしっくりこない。特に3枚目。現地ではこれいいぞ!!と思ってたんですよ。ですが,iMacで見るとはっきり言って…何撮ってるんかわかんにゃい。なんなんや…このしっくりこない感は…。#cosplay 上原歩夢🎀冬制服(ラブライブ!)🌸 .•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.🌸 桜咲く新学期も あなたと 一歩一歩進んでゆこう🌸 .•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.🌸📸高丘さち湖さん@Kouichi_Takaoka #かれんなこすぷれめもりー pic.twitter.com/uy9G4Si5Iq— かれん@僕ラブ45 侑🍫 (@233karen874) April 9, 2025そこでかれんさんを撮った写真を見た時に思った。シャロンの写真は…ボケすぎている?この違和感,決着を一気につけるなら専門家に聞いてみるのが一番です。ズバッと切ってもらうなら,この人一択でしょう。元ガチ写真部,同僚Kくんにぶった斬ってもらいKくん「絞らなすぎでしょう!!何撮ってるんですか!!??」一撃ですね。はい。何が起きていたのか…。そもそもの原因は文字通りレンズの絞り不足。被写界深度が足りないということなんですが,どれくらい確保するかという目測があまりにも見誤っていたと。そもそも大前提を忘れてはなりません。どんなに芸術志向で撮った写真でも,全ての写真はどう足掻いても記録写真の要素を帯びてきます。絵画も当然ながら記録の側面を見せ始めてきますが,あの世界にはそうならないためのフィクションや仕掛けを施すことができます。この世界とは違うもんですからねえ。ですが写真はそうじゃない。この世界にあるものだけでどうにか頑張って写すしかない。絵画と違って虚構を描くことは全くできません。ましてや手前どもは編集というモノを自ら進んで捨てております。より一層,記録写真化の傾向を帯びてきます。その時に過剰にボケている写真は禁忌です。なぜなら記録写真としての情報量が不足するからです。つまり適切な情報量は写真の寿命を伸ばします。それは作品としての写真の価値を高めることにもなります。写真は引き算。それは確かに絶対ですが,そんな写真の寿命は短いことこの上ない。実際問題,それが起きてしまったのですよ。それが,この3枚目の失態の正体!!ボケすぎです。ボケすぎなんですよ。iMacで見ると。ですがS5Ⅱの液晶やスマホくらいで見ると背景に何か写っているように見えてくる!!ですが,iMacくらいの画面になった瞬間それはシャロン以外何が写っているのかわからん写真に早変わりします。背景要らなくね?という写真に成り下がるのです。そもそも他の写真もその傾向があります。どうにか踏みとどまっているにすぎない…。何でこうなっているか?先ほど,必要な被写界深度の目測を誤ったと言いました。24−105や28-200の際,絞りは解放でもF4くらい。最初から被写界深度は多めになります。そこを焦点距離の効果を使って背景を仕立て上げる撮り方をするのが手前どものやり方です。そこから更に絞りを調整すれば高精度で背景が整います。ですがBirds ofシリーズは暗くても開放はF4です。しかもそのレンズはグラたん,105ミリのマイクロであります。通常の開放値F4より間違いなくボケます。被写界深度は浅い。さらに他のレンズはグラたん以上に明るいし,聖下以外は単焦点です。そう,焦点距離の効果で背景を作り切ることはできないのです。ご存じでありましょう。被写界深度は焦点距離でも変わります。そして何より写り方,写り込む領域も全て変わります。焦点距離だけでも情報量を高度に調整できるのです。しかも己の足やドール陣などメインの被写体の位置もこの情報量調整に関わってきます。しかし単焦点は焦点距離で情報量を調整できません。己の足の活用量が増えます。それに加えて絞りに頼るところが大きくなるのです。そこで必要な被写界深度≒絞りはどうやって目測するかというと,メインの被写体と背景となる物の距離が重要となります。メインの被写体と背景の距離があればあるほど,背景はボケますからその分絞ったり,そもそも自分たちや被写体位置を変える決断も必要となります。シャロン「しかも私たちは人間より小さいから,背景との実質的な距離が増えるのよね。だからより絞りを思い切りよく絞る必要性が生じると」しかし私はしなかったのです。なぜか…それはつまりオールドニッコールで撮っているというところから無意識の慢心としか言いようがないのです。それはどういうことか。普段からレンズやカメラに撮らされている沼の連中を徹底的に批判しておきながら,当の私は自身の慢心からレンズに撮らされていたということになるのです。「おやあ?高いレンズを買って至高を目指す我々レンズ沼の住民を槍玉にあげておきながらその様か?結局,オールドニッコールだなんだと言って,それに頼って矜持を忘れ,S1以来築き上げたモノを気付かないうちに捨てたというのかい?気づかないうちにボケが何だどうだと…言っていることはレンズが古くなった以外は我々レンズ沼の住人と同じときた。絶望だろう?お前にとってはそうだろう。しかしこの状況,我々はこの状況を見て笑いが止まらないがなあ!!!」全くもってその通り!!!まさか私がレンズ沼に落ちかけていたとは…滑稽ですなあ。でも別にいいですよ。落ちてしまったというなら,その落ちた片足くらいはくれてやりましょうよ。ですがね,私はその片足を犠牲にしてでも閉じさせていただきますよ。いや,絞らさせていただきますよ。その沼とやらの入り口をね…。この事実に気づいた私は猛省しました。写真撮りとして最も絶望したと言っても過言ではないこの大ミスを猛省しました。全てを帳消しにするべく立ちあがった結果は既にあります。それは次回のロケレポートでしっかり見ていただくことと致しましょう。私,もう撮らされませんから。今回はこれで読み終わり,ありがとうございました。