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カテゴリ:初心者向けの話。
![]() こんばんは~。 昨日の続きです。 露出の要素 ・絞り ・シャッタースピード ・ISO感度 →絞りとシャッタースピード両方いるの?っていうか3つもいるの? という話。 いえいえ,どちらも必要ですよ?ここからが本処方箋のキモです。 ・絞りはいらないんじゃねえの? 必要です。 ![]() タムロンA012で撮ってます。こちらはF2.8。絞り開放っていうやつです。蛇口で言うと全開の状態。 では,これをF8.0にするとどうなるのでしょう? ![]() キーボードまでくっきり見えてますね。 えー…パソの画面がとてつもなく妙なのは気にしないでください。作業用BGMだっただけですw というわけで絞りを絞るとピントの合う範囲が奥まります。ピントの合う範囲を被写界深度なんていいますが,これが変わるわけです。針に糸を通すときに目を細めるのと同じ原理です。 裏を返すとボケる範囲も変わるというわけです。これを巧みに扱えば表現ができるということですね。 なお絞りすぎると回析という光学現象が起きてシャープさが失われます。F11くらいが上限と言われています。「編集でどうにかなるから大丈夫だ,問題ない」という人がいますが,程よい絞りにした方がいいに決まっているし絞り過ぎだと露出以外のところで別の問題が発生したりするので,個人的にはおすすめしません。 ちなみに被写界深度は望遠にすればするほど浅くなります≒望遠であればあるほどボケやすくなります。逆に広角はボケにくくなります。これも覚えておいたほうが吉です。 次。 ・シャッタースピードなんて1つでいいやん!! 何をおっしゃいますか。 ![]() ![]() 同じ車でだいたい同じくらいのスピードのはずなんですが,かなーり違う写真になっています。 シャッタースピードが長いってことは,カメラに光るが入ってくる時間が長いということになります。このときにカメラを動かすと当然,写りに影響します。流し撮りはこれを使った技法です。 それ以上に重要なのはシャッタースピードが速いほど手ブレしにくいという話でもあります。 ![]() やっぱりA012で撮影。30ミリで撮影。シャッタスピードは1/50秒。 じゃあ極端にシャッタースピードを1秒にしちゃいましょう!! ![]() 思ったよりブレてないなあ…。あっ手ブレ補正はちゃんと切ってます。とはいえ手ブレをしているのは確かですね。 だいたい手ブレの境界線といいますか……手ブレしない最低限欲しいシャッタースピードは…… 1/焦点距離(例:50ミリだと1/50秒)秒 とよく言われます。これをぶっ壊すのは手ブレ補正ですが,もちろん限界はあります。基本則は守ったほうが吉です。他に手ブレしにくくする方法としてはフォーム矯正と右目でファインダー覗くとかいろいろありますが,本線から逸れるのでまた今度…。 ![]() とはいえ遅いシャッタースピードでブレさせて撮るのも表現手法です。 やっぱりシャッタースピードは必要です。 ・ISO感度は高ければ高いほどいいじゃん!! いや,そんなこともないんです。 ここまでで気づいた方もいると思いますが…。 ・シャッタースピード速いと絞りは開放しないとマズイ。 ・絞り絞るとシャッタースピード遅くなるよね? そのとおりです。この2つは相反します。 ・つまりボケた写真撮りたいときはシャッター速くないといけないのか!! ・全部ピントあった写真(これパンフォーカスと言います)撮るとシャッター遅くなるから手ブレしやすいのか…。 その通りです。ですがそうとはいかない時というのはあります。 ・ということは暗いところでパンフォーカス撮りたいときは手持ちすると手ブレするのか!! そういうことです。だけど手持ちでどうにかしたい時ってあります。 そこでISO感度。光を受け止めるコップを小さくすれば,つまり感度を上げればシャッタースピードを早くすることができます。逆も然りでコップを大きくすれば,つまり感度を下げれば絞り開放の写真を撮るときに白飛び(光の入り過ぎで真っ白くなってしまうこと)を防げます。 ただISO感度の頼り過ぎは問題です。 例えば感度を上げすぎた時。コップが小さすぎた時……水があふれる確率が高くなります。あふれたらどうなるのか?光が感度というコップからこぼれたら? では極限まで感度を上げてみた写真がありますのでご覧いただきましょう。 D500のISO感度最大,拡張Hi5.0(ISO感度1640000相当)の自撮りです。 ![]() ただのホラーです。 光がコップから溢れるとノイズになって粉っぽい,防犯カメラっぽい写りになってしまいます。なんでISO感度はほどほどで扱うことが大事です。 ただ今のカメラの性能はとてもいいです。高感度でもノイズを結構軽減してくれますから,必要なときは思い切るのも大事です。ここの加減が割と経験が必要ですが,やってれば自然と身につくことなので怖がる必要は全くありません。 というわけで露出を理解するだけでもかなり表現の幅が広がることがお分かりいただけたかと思います。 これで四苦八苦しながら楽しんじゃうのが,ひとまず自分の中では一番の特効薬でした。 明日からでもできる処方箋です。是非マスターして下さいませ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.10.01 19:22:33
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