2018/05/09(水)21:51
GW痛車写真3連発の解説その2:みどり市
("写真は善処"が鉄則だから)もしもが禁句とされる写真の世界。
それでももしもの誘惑に駆られる瞬間がある。
もしも寒河江が今年も晴れていたら。
マリー「勝者,フラワーパーク♪」
ふれしの「フェ!?」
マリー「あれ?違ったかしら~?」
まあ……元ネタはそうだけど…。それに一般的なフラワーパークはお隣の県だぞ同志。
※2013年JRAスプリンターズステークスCM参照。
※高丘のマリーさんは競馬好き。好きな馬はトレヴ(凱旋門賞2連覇)とオレノココロ(説明不要)。
さて,寒河江は濃厚な曇り空でしたが,もしも晴れていたらどうなったのかというのは気になるところです。
ふれしの「気になるところにしてください」
それがまさに翌日のこのイベントでした。
5/4:みどり市グリーンだ全員集合痛車展示
これです。
技術的な話は置いといて,まずは写真を見ていただきます。
はい。こんなんです。
ふれしの「おお,お空が綺麗じゃ」
これも自然光じゃあ出来ない点ですなあ。
ストロボでクルマの露出は如何様に操作可能なので背景重視の露出で全然大丈夫。基本的にクルマへ露出を合わせると必ず背景飛びますから。クルマを明るくするのは大変なんです。
ただNDで明るさは大幅にカットしてあるのは言うまでもありません。PLも使ってよりよく。
ふれしの「クルマをブラックボックスに追いやっている感覚でOK?」
そのとおり。
ブラックボックスはストロボ撮りの基本のキです。自然光を絞り・シャッタースピード・感度・必要ならNDでカットしてさしあげろってことですが,どこまでカットするかでやり方が変わります。
・メインの被写体から背景まで全カットするか
・メインの被写体から来る自然光だけカットするか
この2種類です。寒河江は完全ではありませんが,前者寄りのスタンスで撮っています。完全に切ったところから背景を足してやる感覚。みどり市はメインの被写体がどんなに暗くなってもいいから,背景を主に写してあげています。その中にストロボでクルマを放り込む感覚です。もちろんこれでも前者に片足突っ込んでいるカットがありますが,背景の色は拾いきれています。
先程も申し上げたとおり,クルマに露出を合わせるとほぼ必ず背景は白飛びします。白飛びはデジタル一眼では致命的な事態です。できる限り最小限の光量で撮影するのがデジイチで階調の優れた写真を撮るための秘訣です。ストロボがあれば,この点でも極めて有利になります。
またPLで反射光まで意図的にカットできますから,空の青い色も盛れます。
ふれしの「反射光をクルマ側に意図的に増やすこともできます」
シャロン「順光で撮ってそうな写真もあるけど…」
これも自然光をしっかりマネジメントできれば痛車なら怖くありません。順光でもどこまで己の技術で自然光を切れるかです。また今回は場所が開けていたので中途半端な影の心配がなかったことも幸いしました。あまり変な影が入ると流石に救えません。
ふれしの「PLとNDの組み合わせ技で影の調子を柔らかくすることはできるけどな」
できるけど,人では有効じゃないどころか出来ないと思ったほうがいい。
あと昨日と違うのはカラーシフトじゃない分,フィルターによるストロボのパワーロスがないからよりパリッとした写りになっているのも特徴かもしれません。
そんなところかなあ…。
とまあ文章で書くならこんなことをやってましたということです。
複雑に見えますが,いざやっている仕事に関してはシンプルです。人を撮るよりかは楽ですワンw
そんなグリーンだよの写真でした。
ふれしの「イベント自体もいいイベントだったなあ」
このイベント,市のイベントと併催しています。市が主催です。しかも痛車イベントまで含めて極めて平等に開催されています。
シャロン「痛車イベントが取って付けたなんてことは日常茶飯事だものね」
そうです。市長含めて入れ込んでやっているのでクオリティが高いんですね~。はじめて来たイベントでしたが,これはいいなあと思いました。
さてこれで黙っていない場所があります。群馬のお隣,栃木県。栃木県の2次元業界のドンといえばとちぎテレビです。アニメに異常なまでの情熱を注ぐ同局肝いりの恒例大イベントがGWラストイベントでした。これは明日お話しますまい。
というわけで以上,5/4のお話でした。
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