衝動と成り行き系ドール&カメラブログ『こちら(株)高丘エージェンシー』

2018/10/06(土)23:34

深夜の小話:ニコンZ7実食の感想

新装備計画及び評価記録(144)

もう寝ようと思ったんですが,ふと思い出し忘れんうちにと。 ニコンZ7ですが実は先日のフジヤカメラ行きの際に触っていました。 実際に撮ってもいます。 その感想を簡単に。 正直な話,グリップの良さとか何だとかは予想通り過ぎてあんまり気にしませんでした。 つまるところD500と同等以上であり,かなーりいいグリップです。少なくともソニー機よりもよく,一部のニコンFマウント機オーナーさんにとっては天国レベルのクオリティなはずです。 でもコレくらいは予想通り。問題はそこではありません。 ・みんな良いと言うけどそんなにファインダーいいんかい? ・みんな意見まちまちだけどAFはどうなんじゃい? ・本当に底面接点は存在しないのか? まずはファインダー。 みんなの言う通りでした。 今までミラーレス機で一番いいと思っていたのがオリンパスE-M1Mark2。これから更にシンプルでわかりやすく綺麗なものでした。このファインダーなら実にいい。メイン液晶との調整もしっかりなされていて実に素直な印象。なるほどこれならみんな合格点を与えるでしょうなあ。 次。AF。 ポトレならD500+AF-Pと同等。動体は場所ゆえわからん。 まあ店内で触ってますから…w24−70F4との組み合わせでしたが精度と速度共に高丘軍最速であるD500+AF-Pコンビと同等レベルなものでした。AFエリアも広いので使い勝手はZ7が勝るでしょう。またシャッターフィールはD850をさらに静かにしたものという印象でした。もちろんグッド。 そして最後。 本当に底面には何もありませんでした。バッテリーボックス内もバッテリー端子のみでした。 つまりこのカメラは拡張性は一切考えられていません。バッテリーパックにスイッチ類をつけるのはどう考えても不可能な底面でした。バッテリー蓋は外せそうな感じがありましたので,そういう設計になるものと思われます。でもその内側にはバッテリー用以外の端子は存在しません。やはりスイッチはありえません。 つまるところ乱暴にいえばただ単にZマウントがカメラという服を着たものにすぎません。初代日産リーフに近いタイプの存在なんでしょう。ただその服の要所要所は実に立派なものでいいものでした。でもそこから先は一切考えられないカメラでした。 とはいえニコンFからF2がそうであったように次のものは全て変わることでしょう。突如としてZマウントのライバルとして立ちはだかった現段階での高丘軍大本命パナS1Rに勝てるカメラがその次のものになることを切に願うばかりであります。 申し訳ないんですがZ7はやっぱり中途半端なカメラです。カメラとしては実にいいものですから,仕方ないところはたくさんあるとはいえ惜しい気がしてなりません。この惜しいなあ〜という気持ちが自分のニコンへの愛着であると信じてもいます。

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