衝動と成り行き系ドール&写真ブログ『こちら(株)高丘エージェンシー』

遡ることだいたい2〜3ヶ月前。

ある日の高丘軍秩父基地。


はるちこ「みなさんやみなさんや」

シャロン「何よ?」

はるちこ「さっきまで書類整理を依代さん達に手伝わされてたんっすけど,この書類なんっすか?」

TOALF SMD-CT1 Classica(高丘軍錬成局高コスト試験ドール)

イツカ「なんだそりゃ?」

さおりん「私知らなーい」

シャロン「そりゃあ知らないわよ。だいぶ昔の計画よ?」

すず「マリーさんがギリギリ知ってるくらいじゃないですか?」

マリー「ウィッグのチョイスを提案したのは覚えているわよ〜」

みほ「はるかさんたちが来る前にあったドールの計画書だね。結局お流れになったけど」

ああ〜。それね。スマドのコーテックスが出たての頃の計画よ。

・コーテックスボディ
・社外高稼働フレーム実装
・アイやハンドパーツなどの可動化
・社外グラスアイ導入
・高丘軍で採用されていないウィッグ色チョイス
(注釈:ピンク色とかどうかしら。Marie.S)

マリー「あら。私の書き足しまで残っていたのね♪」

要するにコーテックスボディーが出るから,多分今までより社外フレーム組みやすいんじゃね?色移りとかも考えないチョイスできるんじゃね?って話で計画されたドールのこと。とにかくできる切った貼ったな改造を一人に重点的にやって,みほさんたちにフォードバックさせようとしたって話。

だたこれと同時期にdolfunさんちのお股が出てきて「高稼働フレームなんていらないんじゃね?」という話になり,お股実装でソフビボディのメンテナンス技術が飛躍的に伸びたからコーテックス導入そのものも却下になったから錬成されず終わったドールなのだよ。

みほ「やる気になればフレームの背骨部分と胴体素体の分離以外なら全てできるようになったし,色移り除去もしっかりできるから今のままでいいってことになったんだよね」

シャロン「Smart股もVer2登場で股関節部の可動域アップは極限の段階だし,上半身はそもそもそんなもの必要ないからわざわざリスキーな改修する必要もないのよ。何?それやりたいってこと?却下よ」

はるちこ「違うっすよお師さん〜。私がこれやりたいっていうのは見た目の方っすよ〜」

マリー「見た目?それなら私の記憶になるけど〜?」

はるちこ「そうっす!それっすよ!私が欲しいのは!」


はるちこ「ピンク色っすよ〜!」

シャロン「なんでそうなるのよ」

イツカ「わかった。ウィッグだな。そのウィッグメンテが大変だからどうにかしろってことだなあ?」

さおりん「そこをせっかくだからピンク色にしたいってこと?」

シャロン「そんなお金はないわよ。まだそのウィッグ1年経ってないじゃない」

マリー「考えてもいいけどシャロンに却下されちゃうと私も動けないわね〜」

はるちこ「うーん…そうっすけど〜…」

(そういえば某ゆの氏とおこど師匠のアイの話があったなあ。アレ次第で何かやってやるかねえ…)






(数ヶ月後,一昨日の夜)








おい!はるちこさん!

はるちこ「へい?」

突然だが〜,これに〜なってもらうぞ〜。


デデドン!

はるちこ「へい!?」

この前の件の結果だ。仕様名称はクラシカE2。物があるということはシャロンさんの許可もマリーさんのコーディネート承諾も既に下りている!


案ずるな受験生!!


はるちこ「ふぇ…ふぇい?」






そして今日。


はい。

というわけではるちこさんのウィッグ調整をしたいと思います。

高丘軍ではニベア式が主流ですが,今回は新しいはるちこウィッグに合わせてシリコンスプレーを使います。

はるちこ「おもいっきし拳銃書いてあるっすけど大丈夫っすかねえ」

シリコンスプレーはどこも成分は変わらんのでOKです。むしろ質ならこいつはかなり安定しています。


吹きかける際はこのようにヘッドをキッチンペーパーで防護しながらやります。ツインテールのカールは吹きかけた後にねじってあげて形を維持してあげましょう。


処理前はこんなもん。こんな状態のウィッグはよく見ます。

特に見るのはヘッド単品から錬成を始める場合が多いMDDちゃんたちですね。ウィッグに手が入ってないかアゾンのオイルでその都度という子は多いです。

シリコンで処理すれば…


このとおり柔らかさを維持しながら艶やかで安定した形を維持できます。

シリコンスプレーはその濃さが重要です。キャロムショットのこれはエアガン用だけあってここら辺が実にいいのです。ホムセンで買える激安品とは格が違います。

というわけで…




はるちこさん新仕様"クラシカE2"です。

はるちこ「イエーイ!私っすよー!」

アイは東松山時代の恩人2名が始めた新進気鋭のディーラーMaplemoon製の追試アイ,ウィッグは台湾最大級のドールショップCotindoll製です。

前置きの件で出たクラシカ計画の仕様を今の高丘軍にフィットさせて組み合わせた仕様です。Maplemoonさん創業プレゼントでいただいたアイ2つのうち,マリーさんが考えていたクラシカ計画構想に近かったこのアイを選択。取り付けはブルタックによる完全固定ですが,追視アイで補完した形です。

ウィッグもコレに合わせたピンク色のものをマリーさんに改めてチョイスしてもらいました。はるちこ最大の問題だった擬似ツインテールも真正のツインテールとなっています。

マリー「はるちこのツインテールは女性の方に評判良かったし,代名詞でもあったから維持したかったのよね〜。ちょっと不安だったけど合って良かったわ〜」

はるちこ「いいっすよ〜!流石っす!」

これでMaplemoonのお二人にスマドでのいい作例をおみせできるかなあと思います。

なんだかんだではるちこは新しいもの使いです。可動指は現在はるちこだけしか使ってません。

みほ「二人分のうちもう片方は私のだけど,どうしても使いにくくて^^;」

そんな人物にだったらこれくらいド派手やっても問題ないでしょう。むしろこれくらいやるのが正しいくらいかもしれません。個人的にもかなりいい化学反応になるんじゃあないかと思います。

というわけで新しいはるちこさん意気込みをどうぞ。


はるちこ「打倒あざといMDDちゃんたちっすよおおおお!!」