衝動と成り行き系ドール&カメラブログ『こちら(株)高丘エージェンシー』

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さて。重い腰を上げまして。

シャロン「どこがよ?」

今回の話は最低でも2部構成でいきます。下手すりゃ3部でも足りないかもしれません。

それくらい長ああああい話になります。

ふれしの「福島での話なのに京都銀行のCM並みに長いです」

シャロン「そのネタ通じる人間が果たして何人いるのやら」

というわけで今回の話はこちらですよ。


​ドーラーズトレイン​

10月9日に行われた阿武隈急行と福島交通による列車貸切イベントです。

乗車できる条件はただ一つ。

ドールとオーナーであること,以上。

そんなイベントが数年前より行われており,今回は3回目とのこと。

​​存在は知っていましたが,最も強烈な反応をしていたのは当然シャロンさん。

去年の段階から参加を熱望し,自身が高丘エージェンシーの大蔵省であることをいいことに予算を無理やり通して​​今​​回参加となったのです。


というわけで9日の飯坂です。

ふれしの「久々の大移動にょ」

高丘エージェンシーはとあるやんごとなき都合で8月下旬から9月末まで埼玉県外への移動を控えていました。久々の大移動が突如として秩父〜飯坂をオール一般道合計7時間の長旅となったのです。

ふれしの「しかも来月,これをもう一回やるとかマジなのん?」

マジです。実際問題,この写メ撮っている途中でその理由を作った人物が通りかけたのです。

ほりえや和田さん「おはようございます〜。(中略)ところで11月の痛車は出るんですか〜?」

そうです。​塩原痛車MTを超える​​という謎の目標の元,開催されるのが11月7日の飯坂温泉痛車フェスティバルです。その発起人が何を隠そう,今や温泉むすめの宣教師の異名を持つほりえやさんご主人の和田さんなのです。

ふれしの「登場がタイムリーすぎてびっくらしたにょ」

ただ今回,泊まるのはほりえやさんではありません。ほりえやさんの目の前,土産屋さんの隣にあるなかやなんです。なのでこのあと,ふれしのくんはなかやさんの駐車場へ回送。私とシャロンさんは飯坂温泉駅へと向かいました。


シャロン「駅前にどどんと」

はい。どどんと。

シャロン「聞きしに勝るとはこういうことを言うのかしらね」

今や各地で沸き立つ温泉むすめのパイオニアたる存在,今でも先頭を走り続ける人ですからこれくらいはさらりとやってのけるのです。


そんな光景を横目に福島交通飯坂線へ乗車。

まずは福島駅を目指します。


もちろんこの人は鉄ヲタ的な行動を取り,最後尾運転台かじりつきをチョイスしました。

シャロン「車両鉄の私の場合,前面展望より運転台の構造だから。おっ,営団と東急の切り替えキー…そのままなのね」

ちなみに飯坂温泉到着前に沿線沿いのコンビニに立ち寄った際,シャロンさんは地上設備が発するリレー作動音の方に注目してました。とにかくそんな人なのです。


シャロン「本数の割に回生使ってないのね」

蓄電設備がないのだよ。

シャロン「え?秩父鉄道だと2000系の段階で回生使っているわよ?それにそもそも私の7000がここにいるのよ?意外な感じ。変電所見たいわね〜」

そんな人なのです。

ふれしの「ん?私の7000?」

シャロン「そうよ。私の”パイオニア”がここにいるのよ」
​
そう。シャロンさんにとって真の目的はこれから行く阿武隈急行ではありません。

我々はその真の目的の横をこの電車で通過しましたが,シャロンさんの反応は喜びこそしたものの思ったより大きいものではありませんでした。でも確かにシャロンさんはこの時,胸に大いなる思いを秘めていたのです。その思いは最高の形で炸裂するのですが,それはまだちょっと先の話なのであります。


シャロン「ああ,そうそう。花水坂駅のこのカーブ大好きよ!すごくいい景色だと思わない!?(早口)」

というわけで福島駅に到着。


シャロン「ジロー……」

あの…そこじっくり見るポイントなんですかねえ…。


福島駅での記念写メです。

まず我々は阿武隈急行に乗車して梁川駅にある車両基地へ向かいます。

乗る電車は8100系A-1編成です。


シャロン「ふぉおお…」


​​シャロン「ふぉおおおん!」​​
楽しんでますか?
シャロン「今日の私は抵抗制御。熱くなれるわよ(意味不明)」

阿武隈急行は交流電化。電圧計の針先だけでもこの鉄ヲタは大興奮でしょう。

そんな鉄ヲタが福島発車後すぐに何をしたかというと…

鉄ヲタのキワミ#ドーラーズトレイン pic.twitter.com/IRohvstFqN

— 高丘湖 (@Kouichi_Takaoka) October 9, 2021

流石のスタッフさんもちょっと引いた?レベルの諸行。
シャロン「何よ?タモリ倶楽部ですらやっていることになんで驚くのよ?ああ,ちなみに主制御系は713系と新幹線100系の子供という希少種よ!ここだけ!」

他の参加者の方々は吊革や窓にドールを乗せたりなど電車内をアトラクションにして楽しんでますが,ガチの鉄ヲタドールだけは己の道をひたすら邁進し通したのです。

シャロン「じゅるりら…」

その結果生まれたのが…


冒頭のこの写真というわけです。

ふれしの「速度計思いっきり動いてるんですけどそれは…」

大丈夫です。スタッフさん見ている中で撮影しております。そもそもスタッフさんの一部はいわゆる中の人。安心して撮影できるのです。


シャロン「ここも普段座れないわね」

わ鐡だとここに乗れますが阿武隈急行の場合,通常時はバーで入れないようになっています。新型のAB900系は前面全てが乗務員室の構造なので,そもそもこの場所自体がありません。

ちなみにこの8100系は置き換え進行中。今回のA-1編成に至っては来月退役予定とのこと。ほぼほぼラストランに近い運用とのことでした。

ふれしの「つまり姉御は最後に8100系の運転台に座ったドールの1人になる可能性が微レ存」

その通り。間違い無く貴重な経験です。

そうこうしているうちに列車は梁川駅へ到着。スイッチバックの上で車庫内に入って行きました。

降りるとそこは……



シャロン「おおおおおおおおおおおおおおおおおん!」

ふれしの「まあそうなるだろうな」​

もうフルノッチですよ,この人は。

見ての通り,台車と主電動機は8100系のもの。つまり中空軸平行カルダンです。

シャロン「つまりそのうちこの場所では見れなくなるモーターってことね!」

そのとおりです。AB900系はTD平行カルダン。たわみ継ぎ手を使うことは同じですが,構造は全く異なるものです。そもそも主電動機の構造自体違います。


そんなハイテンションなシャロンさんをどうにかこうにかしてまずは記念撮影に臨んでもらいます。

場所はシャロンさんが選びました。

シャロン「ここ一択!他の子達とは埋もれないし8100系とも触れ合えるのはここ!」

それにこの日のシャロンさんの気分はもはや乗務員。なのでできる限り,しゃきっとした姿勢で臨んでいたかった模様。その気質がこのシーンに現れております。

というわけで記念撮影も終えたら…


ロケですね。

この人がこのテンションなので,そりゃあいい結果になりました。

その勇姿はその2でご覧いただきましょう。

ひとまず今日はこの辺で。次回へ続く。