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テーマ:ミニ四駆(637)
カテゴリ:ミニ四駆企画
はい。
ふれしの「ほい」 さおりん「やっほー」 ![]() ![]() はい,ドーラーズトレインのレポート再開です。 これ含めて残り2回。よろしくどうぞ。 写真はなかやさんの夕食風景ですね。 まあまずはですね。1と2を今一度ね,ご参照いただきたく思います。 その1→『中身が,アツい』2022年版ドーラーズトレインレポートその1 その2→『妥協なき旅』2022年版ドーラーズトレインレポートその2 で。 今回のレポートですが… ふれしの「はい」 ドールがほとんど出てきません。 といいますか,今回メインの話と全く関係ありません。 さおりん「知ってた」 というわけでこういう時に流すBGMは決まってます。 ふれしの「ほい」 さおりん「なんかめっちゃスキー企画のアレ…」 だって同じようなノリなんだもん。 というわけで,今回の主役にご登場いただきましょう。 さおりん「よいしょっと」 スマドは力持ちですからね。 ![]() 主役:ミニ四駆です。 遡ること去年のドーラーズトレイン1日目の夜。 ![]() 夕飯を食べ,シャロンは酒を飲みぐうたら。 なかやさんの温泉に入って部屋に戻ろうとしたら謎の熱気に包まれる部屋が。 そこではなんと… ![]() ミニ四駆タイムアタック大会が行われていたのです。 10数年前にミニ四駆の経験がある高丘は実況と解説で飛び入り参加。 そこで大会の方の主催である織羽冬弥チェアマンより言われた一言。 冬弥チェアマン「来年,高丘さんは強制参加で!」 話はここから始まったのです。 そこから月日は流れ9月末。 ![]() できたぞおおお! さおりん「やったー!」 シャロン「苦労したわね」 本来ならば夏頃には完成したであろうミニ四駆。 ですが,それこそ夏休みの宿題と同じく建造開始時期は伸びに伸び,完成はドーラーズトレインの約2週間前という有様でした。10数年ぶりの建造により,ノウハウがほとんど残ってなかったのも災いしました。 シャロン「工具は改めて調達したのとたまたま残っていたやつのあり合わせ。ネジ類は私たちに使うかもしれないからと当時の撤退時とほぼ同量在庫してたけど,それ以外は最後に組んだMAシャーシのガラクタだけ。あとは新規調達で…ああ,予算がT^T」 早めにやっておけばよかったですなあ。でも今時のミニ四駆の平均より1/3〜2/3ほどの予算で建造されたのは事実です。 このシャーシ,コンセプトとして『ヤヨシステム』という設計方針を貫きました。 ふれしの「ちなみにヤヨの由来はこれです」 なんでこのミニ四駆は建造開始まで『近代体操1型』というコードネームで呼ばれてました。 もちろんちゃんとヤヨが何を示すかの意味はあります。 ・コースアウトしちゃヤヨ ・速すぎちゃヤヨ ・加工はヤヨ ・コストかかっちゃヤヨ ・試運転もヤヨ この5か条。特に太字の2点は重視されました。 要約すると『最高速度を徹底的に抑え,その代わり加速性能と安定性へ徹底的に全振りしたノー加工ローコスト機体を造る』というコンセプトです。 なのでシャーシはFM-Aを採用。ギヤは初期装備を5:1(ベアリングを使用しなくて済むのも採用理由)にし,モーターもパワーダッシュを使用。重量がどんなに重くても,ローラーシステムがどんなに杜撰であろうと一応走るという状況を作りました。 そこにセッティングどうこうを完全無視して,とにかくフロントダブルステー&2段ローラーという極端にフロントヘビーなローラーシステムを構成。FM-Aシャーシと相まって,もう重量だけで無理やり入れてやろうと言う算段。同時に『ここまで遅くなればローラーなんて食いつかなくてもいいだろうし劣化も少ないから』と6個のベアリングを全てプラリンにするという運びでした。もちろんブレーキなんて使いません。スポンジが劣化するからです。そんなものは遅さでオミットすれば良しだったのです。 ですが,流石にこの仕様はとある識者の方(※チェアマンではありません)から大いなる懸念が伝えられ,しまいには『FM-Aをなめるなよ(要約)』という最後通牒まで叩きつけられる事態に発展。泣く泣くシャロンに頼み込んで追加の予算を出してもらい仕様を変更。フロントステーの強度不足から来るスラスト抜け問題に悩まされながら改修し… ![]() ![]() ![]() こんな仕様に。 目立つのはフロント右のイタリアンローラー。LC攻略とフロントのスラスト抜け,この両方を一挙に満たすウルトラCとして採用。そこに目立つは中空タイヤ。走行中を含めて車高を徹底的に下げるための品物。通常なら邪魔となる無駄な高グリップも今回の場合は最高速低減に貢献します。当時は制振にも寄与すると思ってました。 よくよく見るとリヤのマスダンパーもなかなか奇怪な仕様。これは上のステーへあえて衝突させることで,重心を無理やりフロントへ持っていくという算段でこうしました。フロントはこの動作に備え,スラストローラーを配置。ブレーキを使わずにフロントの車高を極限まで低減。やはりこちらも路面に衝突させる前提でして,それをフロントに装備したマスダンパーで抑え込むという算段でした。 見た目はとにかく奇怪・恐竜的・前時代的と表現すれば全て済むような感じ。 やり方的には第3世代ブーム直前,2000年代前半までのコンセプトをかなーり劣化させたものでしょう。中空タイヤなんて更に前の世代ですから。 もはや走るハッタリ。手の込んだその場凌ぎにすぎません。 そんなシャーシにさおりんがつけた名前は "マジックギャング"(Magic gang) これはWW2時代,奇術師ジャスパー・マスケリンが率いたイギリスの特殊部隊で大規模な欺瞞や偽装を任務としていました。つまるところこのシャーシの『ハッタリ』という側面をよく現した名なのです。 さおりん「インディペンデント(イギリスの多砲塔戦車)と悩みました」 ふれしの「どっちにしろハッタリですやん」 そんなマジックギャング号の本番(※コースの写真は撮ってませんでした。すいません)。 予算が不足しています。電池は普段ストロボ用に使っているエネループ。劣化していますし重いです。 それでも私が思ったよりは速かった。シャーシは一切浮き上がることなく完走。ラップは11秒〜12秒くらい。はっきり言ってマジックギャング号はたったこれだけで当初の役目を果たしたのです。 さおりん「目標ひくぅ〜…」 ですが,これで許してくれないのがチェアマン始めとしたベテラン勢。 チェアマン「ギヤ変えましょ。電池(ネオチャンプ)も貸し出しますから。そんなんで終わるはずがない!(迫真)」 は…はい。 結果,突貫工事で現地改修が行われ… ![]() 最終ラップは9秒12。全体5位で大会を終えました。 ですが… ![]() ![]() マジックギャング号はボロボロ。 改修後,しばらくの間は順調でしたが,走れば走るほどLCクリア後の挙動が怪しくなり,適当なコーナーでも吹っ飛んでいくようになりました。見てみれば左フロントローラーが破損,中空タイヤはバースト。しかも中空タイヤのホイール取り付け不具合からギヤの不調まで発生。最終的に走行不能になって終わったのです。 さおりん「9秒12もLCが最後にクリアできた時のタイムでした」 死屍累々ですが,チェアマンはいいます。「9秒代切れなかったのは予想外でした」と。 さおりん「ホントに?って思ったよね()」 というのも今回の参加者各位は都内某所に集まって『合宿』と称した事前集中テスト走行を実施していたらしく,本来ならば我々も招集する予定だったとのこと。 ふれしの「なるほど…」 とはいえイタリアンローラーなどメインの機構は高速にも耐え切って機能していました。ここは完全に我々の予想を超えたものがあり,まだこのシャーシにできることはあるということを証明したのです。 後日… ![]() ![]() マジックギャング号は修理も兼ねた改修が行われ… ・ギヤを3.5:1に常設化,モーターにスプリントダッシュ用意。 ・タイヤを小径ローフリクションに変更。 ・手元にあるパーツ内でフロントローラー改修。 といった作業が行われました。 後日ですが,ネオチャンプも調達します。ちょうどストロボ用の電池も充電できそうな高性能充電器が見つかったのでこちらも同時調達する予定です。 さおりん「あれ?ガチ化してない?」 いやあ,流石にここまで投資をしたので,最後まで面倒を見てあげようと思います。 10数年前とは比にならないほど小規模ですが,本格的に再参入することといたします。 2号機の設計案は既にありますが,まずはマジックギャング号の良化をゆっくりしたペースではありますがやっていこうと思います。 来年の飯坂はもっとちゃんと走れますように…。 というわけで次回,2022年版ドーラーズトレインレポート最終回です。 ちゃんとドールは出てきますのでご安心を。お楽しみに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.18 21:24:26
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