2006/03/05(日)22:29
韓国の小学校入学式
ひなまつりの日、我が娘コンジュ、小学校入学。
ねぼすけパパのおかげでぎりぎりで到着。
初日からこんなんでいいのか?
入学式は真ん中と左右に3つほどの風船飾りと
毎年使っているらしい「入学おめでとう」の垂れ幕を
つけただけの体育館で雑然とした中始まった。
国歌斉唱、担任の紹介、
校長の話が長いのはどこも同じらしい。
後ろに待機していた6年生は
歌が吹き込まれたテープに合わせて
元気なく校歌を歌うだけ。
なんの感動もなく20分ほどで式が終わった後は
先生についてクラスごとに教室の前まで。
中には入らないの?
ちょっとトロいコンジュは
講堂から教室に行くまでのあいだに早くも
自分のクラスの列を見失って違うクラスのほうについて
行ってしまったり。
こんなんでこの先だいじょうぶなのか?
ちょっと不安..
先生「ここが君たちの教室です。明日は9時に来て好きな席に座ります、
明日は何時に来ますか?」
子供たち「9時~!」
で解散。
あっさりしたもの。
担任は50はとうに過ぎているであろう男の先生。
中堅の女の先生だったらなんて思っていたので
少々がっかりしながらも
ま、ベテランだし、見た目よりはやさしそうだし
最初からしっかり幼稚園と学校は違うんだと
認識させるのにはよさそうだ。
かえってよかったのだ思うことにする。
幼稚園で一緒だったお友達が2人
同じクラスだったのも
内気なコンジュにとっては運がよかった。
解散後、教室に入ってみたが
先生の大きな机がどーんと前に置いてあって
子供たちの机はコの字に並べてあった。
幼稚園でのウサギ小屋のような狭い教室に比べると
明るく広々とした教室だった。
コンジュは走っていっては机をさわってみたりしていた。
私はいまだに自分の小学校入学の日を覚えている。
組別に色の違う名札を
新しいにおいのする少々大きい制服の胸につけてもらい、
入った教室の机には縦書きに自分の名前が貼ってあって
新しい教科書や算数セットが置いてあり、
黒板には「にゅうがくおめでとう」だかなんかの文字が
かいてあったり。
コンジュのこの日の思い出は
彼女の中にどういう形で残るのだろう..
これから12年続く学校生活の幕は開いた。