004546 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

キー太先生の不動産に関するいろいろ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2024.07.29
XML
カテゴリ:不動産投資
こんにちは キー太先生です。アパート投資の話です。

皆さんもレオパレス21、大東建託、MDI、シノケン、積水ハウス・シャーメゾンなど
の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
ここでは、「アパート販売・管理受託会社」と呼ぶことにします。
マンションは区分所有、アパートは単独所有(一棟買い)との違いはありますが、
それらの会社のビジネスモデルはワンルーム投資販売会社のそれと同じです。
キー太先生はMDIが訪問営業にくるまで詳しくは知らなかったのですが、
MDIは2008年にレオパレス21の創業者が設立した会社です。
MDIの創業者は同族会社にありがちな公私混同し、
レオパレス21のお金を私的流用して2006年にレオパレスを追い出されています。
レオパレスの界壁施工不備の対象物件の多くは、創業者時代の負の遺産です。
レオパレスは建設業の元請けの立場ですが、施工管理せずに下請けに
ぶん投げていたためその不備に気がつきませんでした。
創業者に対する不信に加えて、別の不正行為が発覚しました。
それは「預金残金操作」です。
「かぼちゃの馬車・スルガ銀行」の残高操作方法は画面編集ソフトを使って
残高を書き換えておりましたが、
MDIの場合、金融機関の与信のためにオーナーの通帳にMDIがお金を振り込み、
残高を増やした残高証明書を取得し(その後オーナーはMDIへ返金)融資を受けるという手口でした。
結局、不正がバレて金融機関から取引を停止されMDIは立ちゆかなくなりました。
不正に加担して融資を受けたオーナーが破綻しても自業自得ですが、
損をするのはオーナーと貸し付けた金融機関です。

そのMDIが2019年9月にソフトバンクグループ(SBG)入りしておりました。
MDI創業者・深山祐助氏が持つ株式を手放すことそのものが目的で、
SBGとOYO(インド)※による合弁会社がMDIの株式を80%取得しました。
退任後も株を握っていた深山氏は、MDIと資本関係を解消しているといいます。
2022年4月にそのMDI(東京都中央区)は「株式会社アーキテクトディベロッパー」(ADI)
に社名を変更しております。

※OYO(オヨ)はインドに本社を持つ世界第6位のホテルチェーン

猫キー太先生
レオパレス21はどうでしょうか?
2020年6月末時点では118億円の債務超過に陥っていましたが、
投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループから出資・融資など
572億円の資金を受け、再建を目指し、
2023年3月期の連結経常損益は65.2億円の黒字(前の期は21.5億円の赤字)に
なっております。
業績改善の理由は、賃貸住宅家賃市況が上昇傾向もありますが、
オーナーに対してサブリース契約見直し(借り上げ家賃の減額)とも言われております。

下の写真は廃墟になりつつある東京23区内のレオパレスのアパートです。
立地も建物も悪くなく、空室ではなく住民に退去してもらったような名残があります。
オーナーがローン返済が出来ずに差し押さえられたか、
オーナーとレオパレスとが揉めていいるでしょう。





次回は「デザイナー住宅の失敗」です。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.07.29 13:14:55
コメント(0) | コメントを書く
[不動産投資] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.
X