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カテゴリ:教育四方山話
中学受験を目指している6年生はいよいよ大詰め。
過去問への本格的取り組みが始まってきます。 私の教室でも進学塾と私の塾の掛け持ちでがんばっている生徒が数人。 120名のうち たった数名ですが、この子達の追い込みに 伴走するこの時期は こちらも精神的にとても大変です。 中学受験を志している保護者の方は殆ど 「私立(国立)を 中を受験する」事に関して初志貫徹ですが、たまに 最後の方で 中学受験をやめる方がいらっしゃいます。 成績が思うように伸びないので 希望する学校の受験を諦める~ というパターンが多いのですが、一旦やめると決心したら あまりぶれません。 しかし、私が最近経験した中に、 「中学受験をやめる、やめない」で ころころ考えが変わる保護者の方が いらっしゃいます。 その理由は殆ど 『子どもの状態』による 動揺です。 「子どもが反抗的になったのは受験勉強のせいのようだから やめようかと 思う」 「勉強しろといったら 荒れるので 辞めた方がいいのでは」 等の理由や、 「子どもの行きたい学校に偏差値が届きそうもないので、 落ちたら子どもが可愛そうなので辞める」 といった理由です。 しかし、「辞める」宣言したあと しばらくすると 「やっぱり 子どもががんばるといっているので やることにした」 「私立の英語の授業をやはり受けたいといっているので もう一度 受験をやることに考え直した」 「やめる」「やめない」の繰り返し。 私はそのつど 真剣に考えて そのつど アドヴァイスをしてきました。 しかし、ここ最近 他の保護者の困った対応も重なったせいもあり、 今日「やっぱり やめようかと思う」 というメッセージへの返信はしていません。 もう返す言葉が今は見つかりません。 私自身は「こうしよう!」と一旦思うとあまりぶれる性格ではないのです。 ですから 相手の気持ちを私なりに一所懸命想像し、お子さんの今の 状態や 先々のことを考えて 一番いいと思うことをアドヴァイスして きました。 あちこち揺れるのはそれなりに不安だからだろう~と想像すると 少しでも力になりたいと思ってきたからです。 私は最近自分の力の無さを痛感します。 想像力の欠如だから 相手の納得いく言葉をかけてあげられないのだー と思うのです。 しばらく 「やめる宣言保護者」の方に関しては静観しようと 思います。 私の出る幕ではないような気がしてきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月09日 23時28分57秒
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