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カテゴリ:ニュース
集団的自衛権を考える有識者懇談会。
集まった人達は、みんな総理大臣を持ち上げるのが嬉しい人なんだって? う~ん。 分からないわねえ。 総理大臣が召集した人達なんだから、わざわざ自分に反対意見を言う人なんかを含めてる筈も無いとは思うんだけどね。 考え方が偏るのは当たり前であって、それについては国民も、 「やっぱりね」 みたいな目で見てるんだとは思うわよ。 物の考え方は人それぞれ。 いろんな考え方が有ってもいいんじゃないかな。 だから、安倍首相が召集した有識者懇談会では、こういう結論になりました。 みたいにね。 今回、有識者懇談会で話し合われる内容は、4つの具体例に絞られる。 ●公海上で自衛隊艦と一緒に進んでいる米国艦船が攻撃を受けたら、自衛隊艦は反撃できるか? ●米国に向かうと思われる弾道ミサイルを、日本のミサイル防衛システムで迎撃できるか? ●他国籍軍を後方支援する自衛隊の範囲拡大 ●国連平和維持活動で任務遂行中の軍が攻撃を受けた時、自衛隊は銃器で応戦できるか? なんだか、具体的って言っても、他に色々な付加条件を考えると、 「こういう場合には、こうだ」 って話しになってきそうよね。 こんな事よりもさ、また書くけど、 ●日本が中国と同盟国となった時、米国が中国を攻撃したらどうするのか? ●米国が北朝鮮と同盟国になった時、日本は北朝鮮に対してどう対すればいいのか? みたいに、分かり易い事を論議してくれないかなあ。 国際法では集団的自衛権が保障されてるわよね。 国連憲章だっけ? だけど日本は、日本国憲法の第九条で、「国際紛争を解決する手段としては武力を行使しない」って謳ってるから、外国での武力行使はできないのよ。 そこで、「でも日本は、武力行使をしなきゃならない」って人達が、集団的自衛権を行使できるようにしたがってるのよね。 有識者懇談会の結論が出るのって、いつだっけ? どういう結論が出るのか、多分国民全部が予想的中なんだろうね。 にゃはは! だけど、どういう議論が行なわれるのかは興味が有るところよね。 具体例で「米国」だけに絞ってる所が、なんか姑息よね。 日米安全保障条約が有るからだと思うけど、条約よりも憲法の方がずっと上なのよね。 米国ならば「集団的自衛権を発動すべき」って結果になったら、「それじゃ将来他の国と同盟国になったらどうか?」って事にも言及してもらいたいわよね。 議論には一本、芯を通してもらわなきゃ、また違う例が出て来たところで解釈で問題になるからね。 「自宅に強盗が押しってきて、妻が殺されそうになった時でも、自分が殺されそうではないから、強盗を撃退できないっていうのと同じだ」 集団的自衛権を認めるべき、って言う人は、よくそう言うわよね。 同じじゃないわよ! よく、考えてから、ものを言いなさいな。 同じじゃ、ないわよ! 全然、違う事なのよ! 変な事を言って、聞いてる人を惑わせないでほしいわね。 これこそ、世論誘導って言うんじゃないかしら。 国際紛争っていうのは、日本だけの法律の世界じゃないわよね? 日本では正しいと思ってる事でも、外国では正しくないのよ。 分かる? 北朝鮮では拉致するのが正しいと思ってる。 日本で、北朝鮮が正しいと思って実行した拉致を、日本人は許さないわよね? 日本人が、別の国に行って、日本人が正しいと思ってる事をやっても、それが正しいとは限らないでしょ? 相手の国は、日本とは全く違う常識で動いているのよ。 全然違う常識の世界。 日本を国際標準と思ってる人が有識者懇談会の中にいるとしたら、考えを改めないといけないわね。 駄目駄目。 日本の考えを海外に押し付けようとした思想が、大東亜共栄圏の拡大を目指したのよね? 変な考え方は、日本をまた、戦争に向かわせる元になるわよ。 こういう論議をする時、多分有識者懇談会の人達も、肝腎な事を考えていないのよね。 それは、現代社会で横行してる凶悪犯罪者と同じ。 【自分は加害者の立場で考えてる】 って事ね。 「銃を撃つ」とか「攻撃をする」とかいう立場で考えているのよね。 撃たれる側の立場では考えていないし、やり返されて逆に殺されてしまう事も考えていないの。 そして更に、有識者懇談会の人達は、きっと自分達は戦場には行かないって思ってる。 机を囲んで、安全な場所で、勝手な事を言うのは楽だわよね。 いっくらだって無責任な事を言える。 だからさ、 有識者懇談会で結論が出たらさ、 「それじゃ早速、みなさんには戦地に飛んでもらって、自衛隊と一緒に活動して戴きましょう」 って締め括ってよ。 ね? 「そんなの、私達の仕事じゃない」 そんな事を言って遠慮しないでさ。 戦地で軍人が死ななきゃならないような決まりを作った人の責任よ。 第二次世界大戦では多くの若者が、国の政策に従って死んでいったのを知ってるでしょ? 第二次世界大戦では、戦争を指揮した人は【戦犯】として裁かれてるわよね? 有識者懇談会の人達も、会議で勝手な事を言ったら、その責任はちゃんと取らなきゃならないわよ。 「集団的自衛権は認めるべき」 そういう話しになって自衛隊が戦地に赴い時、死傷者が出たらあんた達の責任だからね。 「東京裁判は日本が自主的に戦犯を裁いたのではない」 そんな事を言う人もいるわよね。 だから今後、戦地で死傷者が出た場合には、日本が自分で、戦犯を裁かなきゃならないわね。 そうよね? となると、そういう法律も作っておかなきゃならないわ。 戦争放棄を憲法で謳ってるから、今の法律では、戦争責任を問う法律は無い筈だわよね? だけど、解釈改憲とか憲法改正とかの話しが持ち上がってきてるから、戦地に行かせた者に対する責任を問う法律も、作らなきゃならないわ。 こういう事って、日本を戦争に仕向ける立場の人は、自分じゃ責任を負いたくないから、自分じゃ言い出さないわよ。 野党の人や改憲反対の人も、戦争に行く事を前提には考えていないから、きっと失念してると思うわ。 「日本軍を戦地に行かせ、死傷者を出した時、その命令を出した人は責任を負わなければならない」 当然ね。 遺族の生活は国が永遠に面倒をみる、って事にでもなれば、未来を失った若者も喜んで戦地に向かうかも知れないしね。 これは自国の民が殺された場合の話しね。 でも、他国の人を殺した場合は、どうやって責任を取るんでしょうかね。 どう? これも、殺す側じゃなくて、殺される側に立って考えなきゃ、正しい判断はできないわよ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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