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テーマ:ウォーキング(4835)
カテゴリ:滋賀の名所・旧跡・観光地
徒歩でビワイチ
気ままな歩き録。 2025年7月12日 米原市 晴れ 最高気温33℃ 最低気温24℃ 初夏の晴れの日、凉を求めて湖北地方、中山道の宿場町 醒井宿 を歩いた。 ![]() (醒井宿に沿って流れる清流地蔵川にかかる石橋) 醒井宿は中山道の61番目の宿場町。 古代から交通の要衝であり、ヤマトタケル伝説の「居醒の清泉」(古事記)及び 「居醒井」(日本書紀)が地名の由来とされる。 宿場としては江戸時代に整備され、天保14年(1843年)の記録では 家数138軒、うち本陣1軒・脇本陣1軒・旅籠11軒、宿内人口は539人だったとのこと。 平成27年(2015年)には日本遺産にも認定されている。 (Wikipedia 醒井宿 より) 街道に沿って流れる地蔵川は、その「居醒の清水」から流れ出す湧水の小川で 「平成の名水100選」にも選ばれており、2008年には全国1位にもなった清流である。 また、その清流には「梅花藻」が自生している。 梅花藻とは、キンポウゲ科の多年草の水草で梅に似た水中花を咲かせる ことが名前の由来となっている。平均水温約14度前後の清流でしか育たず 地蔵川がいかに清くて涼やかな川であるかを示していると言える。 夏のウォーキングの行き先検索で、涼しげな場所を探していて今回行き先に決めた。 梅花藻は咲いているかな? Webでもなかなか最新開花情報が無く、まずは行って見てみようと決めた。 8:00 最寄りのJR醒ヶ井駅に到着。 滋賀県内でありながらJR東海管轄の駅。 JR西日本圏内の駅からの来訪では交通系ガードの融通性がなく 改札の「ピッ」が出来ないので注意。 駅員さんに声かけして支払処理をしてもらおう。 では、さぁ歩こう。 ![]() 駅前の観光案内地図。 街道沿いに「居醒の清水」あたり加茂神社までを歩く。 ![]() 最初の目的地、旧醒井郵便局。 ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計に携わった木造2階建ての擬洋風建築。 昭和48年まで郵便局として使われ、現在は国の有形文化財に指定され資料館 として活用されている。 滋賀には至る処にヴォーリズの建物があるが、ここ醒井にも有るとは知らなかった。 ![]() 館内の写真。 開館は9:00からで、帰路途中に立ち寄り。 ![]() 宿場に沿って流れる地蔵川には、居醒の清水はじめ、複数の湧水地がある。 資料館からほど近くにある「西行水」 湧水地の1つである。 ![]() 岩の隙間から流れ出す清水。 水はとても透き通って綺麗で冷たい。 ![]() すぐ傍には水琴窟が。 水を掛けると独特の涼しげな音色が聞こえ癒やされる。 ![]() 地蔵川に架かる石橋が冒頭の写真。 ![]() 橋の袂。 梅花藻。まだ蕾が多い。 ![]() 続いて、湧水地「十王水」 灯籠の足下にも梅花藻が僅かに咲いていた。 ![]() 醒井宿の街並み。 朝で車の往来や人通りも少なく歩きやすい。 ![]() 了徳寺の大銀杏。 葉の上に銀杏がなる珍しい種でオオハツキイチョウというらしい。 樹齢は約200年だそうで、国の天然記念物に指定されているとのこと。 ![]() 街道をすすむ。 了徳寺を過ぎて明治天皇の御駐輦所の向かいの茶店前、小さな水車が 設置されている辺り。今回、この辺りが最も梅花藻が咲いていた。 ![]() 梅花藻。多くの蕾を付けている。開いているのはちらほら。 ![]() 一番咲いている辺りの写真。 ![]() 接写。小さくてかわいい白い花。 ![]() 藻が茂っているためか花が水面上に浮き上がり咲いている。 ![]() 川にはオイカワなど清流の小魚が泳いでいる。ハリヨの生息地でもある。 ![]() 宿場の中心地的な場所。問屋場跡。 完全な形で現存する問屋場は全国でも珍しく貴重とのこと。 ![]() 建物内は資料館となっている。 ![]() 問屋場とは宿場の本来の機能を果たす施設で、人足や馬を提供する宿場間の 継立場である。以前訪れた水口宿(甲賀市)には跡を示す案内板のみだった。 現存するのは貴重なのだろう。 問屋場の前も梅花藻の鑑賞ポイントのようだが、ここもまだちょっと早いみたい。 蕾ばかりだ。蕾から花が開くまではどれぐらいだろう。一週間ぐらいかな? ![]() 地蔵川の流れ。川底一面に自生する梅花藻。 写真ではよく見えないがここも蕾がたくさんついていた。 この辺りも見頃になれば随分と綺麗なのだろうと思う。 ![]() 醒井木彫美術館。上の川の写真はこの美術館前。 ![]() 美術館の敷地内のオブジェ。 ![]() 地蔵堂。この辺りで駅から約1kmぐらい。 ![]() 石橋を渡ったすぐ傍に水汲み場があり、ハリヨが入った水槽が置かれていた。 写真を撮ろうと思ったが、水が冷たすぎて水槽の結露を拭ってもすぐに 結露してしまい断念。清水がいかに低温なのかを実感。 ヤマトタケル像。 地蔵川の源流である居醒の清水だ。 ![]() 説明板。 ![]() 居醒の清水。地蔵川の源流地だ。 ![]() 岩の隙間から結構な量の湧水が湧き流れてきている。 見ているだけでも涼しげ。 ![]() 湧水地の上が加茂神社。 ![]() 本殿にお参り。 ![]() 拝殿前の広場から宿場が一望できる。 ![]() 街道を駅に向かって戻る途中、街道沿いにあるヤマキ醤油に立ち寄り。 ![]() 醤油ソフトクリーム。 店内でいただく。甘塩っぱくてとてもおいしい。 ![]() 9:30 JR醒ヶ井駅に帰着。 歩いた距離:約3.5km 歩いた歩数:4,293歩 歩いたコース。 青いルートは歩いていないが、、、 なんだかヘンになっている。 ![]() BIWA-TEKUの「歩こう!「醒ヶ井」コース」のポイントゲット。 ![]() 醒井宿、朝の軽いウォーキングになったが清流と梅花藻を眺めながら 歩いてしばしの凉を楽しめた。 今回は、時間が余ったので彦根まで戻ってお城廻りを歩いて昼呑みした。 以前も立ち寄った、彦根駅前の 丸又商店 旭町スタンド。 昼12:00からの営業で昼呑み出来る貴重なお店。 ![]() 軽く呑んで、締めのラーメン。江陽軒のつけそば。 ![]() 歩いて、食べて、呑んで 今日もオッサンの遠足を楽しんだ一日でした。 おつかれちゃん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025/07/14 08:16:00 PM
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