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徒歩でビワイチ

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2025/07/13
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徒歩でビワイチ
気ままな歩き録。

2025年7月12日 米原市 晴れ 最高気温33℃ 最低気温24℃
初夏の晴れの日、凉を求めて湖北地方、中山道の宿場町 ​醒井宿 ​を歩いた。


(醒井宿に沿って流れる清流地蔵川にかかる石橋)

醒​井宿​は中山道の61番目の宿場町。
古代から交通の要衝であり、​ヤマトタケル​伝説の「​居醒の清泉​」(古事記)及び
「​居醒井​」(日本書紀)が地名の由来とされる。
宿場としては江戸時代に整備され、天保14年(1843年)の記録では
家数138軒、うち本陣1軒・脇本陣1軒・旅籠11軒、宿内人口は539人だったとのこと。
平成27年(2015年)には日本遺産にも認定されている。
(​Wikipedia 醒井宿​ より)

街道に沿って流れる​地蔵川​は、その「居醒の清水」から流れ出す湧水の小川で
「​平成の名水100選​」にも選ばれており、2008年には全国1位にもなった清流である。

また、その清流には「​梅花藻​」が自生している。
梅花藻とは、キンポウゲ科の多年草の水草で梅に似た水中花を咲かせる
ことが名前の由来となっている。平均水温約14度前後の清流でしか育たず
地蔵川がいかに清くて涼やかな川であるかを示していると言える。

夏のウォーキングの行き先検索で、涼しげな場所を探していて今回行き先に決めた。
梅花藻は咲いているかな?
Webでもなかなか最新開花情報が無く、まずは行って見てみようと決めた。

8:00 最寄りの​JR醒ヶ井駅​に到着。
滋賀県内でありながらJR東海管轄の駅。
JR西日本圏内の駅からの来訪では交通系ガードの融通性がなく
改札の「ピッ」が出来ないので注意。
駅員さんに声かけして支払処理をしてもらおう。
では、さぁ歩こう。


駅前の観光案内地図。
街道沿いに「居醒の清水」あたり​​加茂神社​​までを歩く。


最初の目的地、​旧醒井郵便局​。
ウ​ィリアム・メレル・ヴォーリズ​が設計に携わった木造2階建ての擬洋風建築。
昭和48年まで郵便局として使われ、現在は国の有形文化財に指定され資料館
として活用されている。
滋賀には至る処にヴォーリズの建物があるが、ここ醒井にも有るとは知らなかった。


館内の写真。
開館は9:00からで、帰路途中に立ち寄り。


宿場に沿って流れる地蔵川には、居醒の清水はじめ、複数の湧水地がある。
資料館からほど近くにある「​西行水​」
湧水地の1つである。


岩の隙間から流れ出す清水。
水はとても透き通って綺麗で冷たい。


すぐ傍には水琴窟が。
水を掛けると独特の涼しげな音色が聞こえ癒やされる。


地蔵川に架かる石橋が冒頭の写真。


橋の袂。
梅花藻。まだ蕾が多い。


続いて、湧水地「​十王水​」
灯籠の足下にも梅花藻が僅かに咲いていた。


醒井宿の街並み。
朝で車の往来や人通りも少なく歩きやすい。


了​徳寺の大銀杏​。
葉の上に銀杏がなる珍しい種でオオハツキイチョウというらしい。
樹齢は約200年だそうで、国の天然記念物に指定されているとのこと。


街道をすすむ。
了徳寺を過ぎて明治天皇の御駐輦所の向かいの茶店前、小さな水車が
設置されている辺り。今回、この辺りが最も梅花藻が咲いていた。


梅花藻。多くの蕾を付けている。開いているのはちらほら。


一番咲いている辺りの写真。


接写。小さくてかわいい白い花。


藻が茂っているためか花が水面上に浮き上がり咲いている。


川にはオイカワなど清流の小魚が泳いでいる。ハリヨの生息地でもある。


宿場の中心地的な場所。問屋場跡。
完全な形で現存する問屋場は全国でも珍しく貴重とのこと。


建物内は資料館となっている。


問屋場とは宿場の本来の機能を果たす施設で、人足や馬を提供する宿場間の
継立場である。以前訪れた​水口宿(甲賀市)​には跡を示す案内板のみだった。
現存するのは貴重なのだろう。

問屋場の前も梅花藻の鑑賞ポイントのようだが、ここもまだちょっと早いみたい。
蕾ばかりだ。蕾から花が開くまではどれぐらいだろう。一週間ぐらいかな?


地蔵川の流れ。川底一面に自生する梅花藻。
写真ではよく見えないがここも蕾がたくさんついていた。
この辺りも見頃になれば随分と綺麗なのだろうと思う。


醒井木彫美術館。上の川の写真はこの美術館前。


美術館の敷地内のオブジェ。


地蔵堂。この辺りで駅から約1kmぐらい。


石橋を渡ったすぐ傍に水汲み場があり、​ハリヨ​が入った水槽が置かれていた。
写真を撮ろうと思ったが、水が冷たすぎて水槽の結露を拭ってもすぐに
結露してしまい断念。清水がいかに低温なのかを実感。

ヤマトタケル像。
地蔵川の源流である居醒の清水だ。


説明板。


居醒の清水。地蔵川の源流地だ。


岩の隙間から結構な量の湧水が湧き流れてきている。
見ているだけでも涼しげ。


湧水地の上が加茂神社。


本殿にお参り。


拝殿前の広場から宿場が一望できる。


街道を駅に向かって戻る途中、街道沿いにある​ヤマキ醤油​に立ち寄り。


醤油ソフトクリーム。
店内でいただく。甘塩っぱくてとてもおいしい。


9:30 JR醒ヶ井駅に帰着。
歩いた距離:約3.5km 歩いた歩数:4,293歩
歩いたコース。 青いルートは歩いていないが、、、 なんだかヘンになっている。


BIWA-TEKUの「歩こう!「醒ヶ井」コース」のポイントゲット。


醒井宿、朝の軽いウォーキングになったが清流と梅花藻を眺めながら
歩いてしばしの凉を楽しめた。

今回は、時間が余ったので彦根まで戻ってお城廻りを歩いて昼呑みした。
以前も立ち寄った、彦根駅前の ​丸又商店 旭町スタンド​。
昼12:00からの営業で昼呑み出来る貴重なお店。


軽く呑んで、締めのラーメン。​江陽軒​のつけそば。


歩いて、食べて、呑んで 今日もオッサンの遠足を楽しんだ一日でした。
おつかれちゃん。





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Last updated  2025/07/14 08:16:00 PM
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