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2006年10月30日
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「消費する我々」の裏側には、それを支える「供給する者」がいる。

昔の商店から、今は世界規模で支える仕組みが出来上がっている。

その仕組みを「3点同時」で紹介したのが、昨晩のNHKスペシャル

同時3点ドキュメント第8回」である。タイトルは「米中1万キロ・

売れ筋商品を急送せよ
」だ。

アメリカの消費動向を敏感に察知して、商品(婦人ブーツ)を発注する

アメリカ大手百貨店JCペニーと、その発注に翻弄される中国の製造工場、

そしてその狭間で納期の死守に奔走する、日本の海運会社の3点を同時に

追っかけたドキュメンタリーだった。

9/18にJCペニーの商品発注会議で決定した発注は、9/19に中国広東省の

製造工場へ依頼される。内容は2日間で1,800足のブーツを製造するという

もの。通常の20%増しで製造しなければ間に合わない。出来上がったものを

JCペニーの検査を受けて、9/23にはトラック便で香港の港へ発送される。

積み込み作業を終えて、9/25には香港を出港しないと間に合わないという

過密スケジュールだ。過密の一つの原因は、トヨタ自動車で有名な「ジャスト

インタイム」方式の導入が挙げられる。企業も生き残りを掛けている。

その中で在庫を極力持たない手法が、利益に繋がるからである。したがって

納期が恐ろしく短い。1万キロも離れた中国から、お金を掛けて緊急輸入した

としても、1/10の人件費が十分なメリットを生んでいる。

それにしても驚いたのが、中国の事情。工場から香港の港まで、まっすぐで

6時間のトラック輸送が、大渋滞のために綱渡りの輸送になっている。そして

トラックの軽油が、ガソリンスタンドへ行っても品切れである状況。日ハムの

ヒルマン監督じゃないが、「信じられない」ほどの時間がかかっている。

ここまでのことは日本では考えられない。特にエネルギー不足は深刻で、

トラックの軽油どころか、工場の電気も、いつ停電になるか分からないという。

だから万一に備えて、自家発電装置も準備してあるという。何だか北朝鮮の話の

ように感じてしまうのだが、これが急激な発展の途上にある中国の本当の姿

なのだ。北朝鮮ならこれ以上の状況ということになる。それだけ日本の恵まれた

環境に慣れきってしまったということだろう。

番組では、さらなる追加発注のために、日本の海運会社が予約した航空便が、

航空会社によってキャンセルされてしまい、別の便を必死に探す姿や、

5年先の船主との交渉、新たなコンテナーの建造計画なども散りばめられて、

消費の裏側で行なわれている格闘を、臨場感をもって紹介していた。

我々が「いいねぇ、これ」なんてやってる商品の、製造国以外の情報、つまり

様々なルートを経て、苦難を乗り越えてたどり着いたというドラマは、残念ながら

我々には知る由もない。





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最終更新日  2006年10月30日 22時31分29秒
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Re:消費の裏側(10/30)   MiMi Platico さん
むしろ、多少高くても自国で生産したほうが、いいんじゃないかな?と思えるものも沢山有りますよね。
そのほうが無駄なエネルギーつかわないし、雇用も生じるし、、、
「安い」って庶民においては「高い」よりはいいって程度のもののような気がするんだけどなぁ。。。
その程度のことのために、多くの人があまりに必死になっているのって何だか、、、不思議な気がするんです。 (2006年11月11日 22時24分48秒)

Re[1]:消費の裏側(10/30)   FP長峰♪ さん
MiMi Platicoさん

>…多少高くても自国で生産したほうが、…

というレベルではなく、ずっと安いようですよ。でも徐々に中国の人件費も高くなって、
いずれは世界の製造工場は、別に取って代わられることになるのでしょう。
北京オリンピック後、どうなっていくのでしょうか?
(2006年11月11日 23時08分46秒)


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