1341307 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

長峰ブログ

長峰ブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

長峰♪

長峰♪

カレンダー

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カテゴリ

フリーページ

お気に入りブログ

お知らせ/『古鏡の… 幻の民さん

春の花束♪ ひなの。さん

人生とサムマネー 想像力が未来を切り拓くさん
殿上人日記 夢穂さん

コメント新着

とろあさま@ Re:家電業界のYKK(11/10) ヤマダとコジマは大量に閉店してヤマダは…
FP長峰♪@ Re[1]:ひとまず(02/18) 夢穂さんへ お気遣いありがとうございま…
夢穂@ Re:ひとまず(02/18) こんにちは。あのように 分刻みの中でのブ…
FP長峰♪@ Re[1]:長良川鉄道(02/14) 夢穂さんへ ええ、でも、途中から隣も向…
夢穂@ Re:長良川鉄道(02/14) 長良川鉄道乗ったことないです。根本的に …

ニューストピックス

2006年11月30日
XML
池の中の鯨、とはよく言ったもので、しばしばこの業界では使われる。

池ほどの小さなところで、大きな図体の鯨が暴れていたのでは、

鯨自身生きられないし、池の環境もめちゃくちゃになってしまう喩えである。


池とは市場のことで、小さな市場とは、たとえば東京証券取引所第一部

よりも小さな第二部とか、新興市場のマザーズのこと。あるいは振興国の市場、

たとえば香港市場やインド市場のことを指す。鯨とは純資産総額の大きな

投資信託のことである。資産の大きなファンドが、ある銘柄を購入しようと

動くと、その動き自体で価格を一気に吊り上げてしまう可能性がある。つまり

安く買いたいのに、高値で買わざるを得ない事態を招いてしまう。逆に保有

銘柄を高値で売ろうとすると、その売り圧力が一気に市場に浸透してしまって、

あっという間に安値で売らざるを得なくなってしまうのである。目立ちすぎると

超過収益を稼ぐために、他の市場参加者を出し抜くことが困難になるというわけだ。


今日の日経新聞金融面にも、「売れすぎ投信が岐路に立たされている」として

紹介されている。すでに購入している投資家を守るために売り止めにして

新規の資金流入をストップさせるか、またはそもそもの運用スタイルを変えて、

もう少し幅広い市場から銘柄を購入できるよう、信託約款を変更して販売を

継続するかの岐路である。適正規模を超えた場合の運用の難しさを伝えている。

確かに当社で扱うファンドにも、規模が大きくなりすぎて、東証一部中心の

大型株ファンドにも、TOPIXなどの市場平均を上回れず、むしろ市場平均程度に

成り下がるケースが出始め、推奨の取消も視野に入れ始めている。いま良い

ファンドが、将来にわたって永続的に良いファンドではないわけだが、

この場合は皮肉なことに、運用に定評があり、人気がありすぎることが災い

するのである。


池の中に突如として鯨が登場すれば、ひとたまりもない。しかし鯉が徐々に

成長して、ちょっと太りすぎぐらいなら大して問題ではない。それでも

度を過ぎれば同じだが、危機感も出始めるから、むやみに近寄らなくなり、

自然と落ち着く場合もある。ところが今は、むしろ突如として鯨が現れた感が

ある。遅れまいとして飛び込むと、火中のクリを拾う可能性もある。

何事も行き過ぎは良くないのだが、日本人は極端なところがあって、一言で

言って、熱しやすく冷めやすいのだ。是非、資産運用などのセミナーに参加

して、知識も入れながら、徐々に実際の投資にも励んでもらえればと思う。

実際に投資をしている人は、証券会社の言いなりで盲目的であったり、逆に

基本を学ばないで、一気に「儲かる」らしい話に飛びつきがちだ。

また逆にセミナーによく参加する方は、勉強するだけで実際の投資に今一歩

踏み出せないままでいる人も多い。もちろん中には、勉強して金融知識も

吸収しながらやっている人もいるが、もっとその数が増えれば、これが投資

ブームとして一過性で終わらず、長く続いて常識として定着するのだが、

果たしてどうだろうか?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年11月30日 08時53分32秒
コメント(2) | コメントを書く
[業界動向/ニュース] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:池の中の鯨(11/30)   MiMi Platico さん
個人投資家の最大のメリットは時間ですものね。
おすすめに惑わされずに、自分にとって必要なファンドを選んで行きたいものです。
(2006年12月05日 23時27分15秒)

Re[1]:池の中の鯨(11/30)   FP長峰♪ さん
MiMi Platicoさん

>おすすめに惑わされずに、自分にとって必要なファンドを選んで行きたいものです。

お勧めがコロコロ変わるようだと、本当に顧客本意にお勧めと言っているのか、
いや販売会社本意にお勧めと言っているのだろうという判断材料になります。
お勧めに至る長い検証の過程があるべきで、その上でお勧めになった商品が、
翌月にはもう別の商品に取って代わられるというのは信用できない状況だと思います。
もっと「お勧め」に至った過程を、買う側も検証すべきなんでしょうね。
(2006年12月06日 08時20分27秒)


© Rakuten Group, Inc.