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カテゴリ:サービス/プロダクト
昨年12月に起こった、お客様の追突被害事故に、新たな事実が
判明した。その事故というのは、4台が絡む玉突き事故だった。 夕方6時前、すでに暗くなった渋滞中の道路で、その事故は 起こった。現場から一報をもらい、警察が到着するまでの間、 状況を聞いていた。 お客様の車は先頭だ。その後ろにガイア。さらに、その後ろが ワゴンRで、そのクルマに追突したのが事の発端だった。と、 その報告を受けている間に、ワゴンRに追突したクルマが逃げた という情報が伝わってきた。100%賠償すべき相手が行方不明 なのだ。お互いの車両保険で修理して終わりと、単純な「やられ 損」で終わりそうになった。
しかし、その後、クルマの損傷を確認すると、軽自動車である ワゴンRが追突されて、ガイアを押したにしては、ガイアの後ろ にほとんどキズがない。しかも、軽自動車に押されて、お客様 の車に追突したにしては、お客様の後ろとガイアの前はキズが 大きい。その点が引っかかった。 そこで、「もしかしたら、ガイアが最初に追突し、それを避け られずに、ワゴンRが追突した順突事故」と考えられないか。 それならば、ガイアに100%賠償の義務が発生する。保険会社 に話して、調査をしてもらえることになった。昨年の年末の ことである。 お客様のクルマとガイアの修理前の状態をアジャスターが見に 行き、写真を入手。ワゴンRは修理済みだったが、修理前の写真 を取り寄せ、保険会社が調査した。そこに、新事実が潜んでいた のだ。痕跡は嘘をつかない。 お客様のクルマの後ろに、黄色いナンバープレートの接触跡が 残っている。ガイアの前にも黄色いナンバープレート痕がある。 黄色いナンバープレートは軽自動車のものだ。それと、ワゴンR の写真を照合すると、バッチリ合ったのだ。 つまり、ガイアの順突を疑ったが、真実はガイアの追突事故だ。 まず、ガイアがワゴンRに追突。ワゴンRは押されて、お客様の クルマに追突した事故だったのだ。 なぜ、クルマの順番が入れ替わる事態が起こったか。ワゴンRの 運転手は事故時に動転し、放心状態になった。通行の妨げになら ないように、クルマを路肩に寄せて処理をする際、お客様は前方 左へ寄せる。しかし、放心状態のワゴンRが動かないので、ガイア がお客様の後ろの空いたスペースに停めた。 その後、放心状態のワゴンRの運転手の元へ、前方からガイアの 運転手が「大丈夫ですか?」と駆け寄る。このときに、順番が 入れ替わり、ワゴンRの運転手は錯覚した。すでに暗い現場で、 お客様も路肩に止めて初めて、相手を確認している。3人の運転手 は、停車している順番に追突したと証言し、警察もその通り記録 にとどめた。こうして、事実が歪められたのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月10日 21時41分49秒
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