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カテゴリ:サービス/プロダクト
今朝の日経新聞一面トップは、確定拠出年金に
ついてだった。いよいよ制度導入企業が2万社 に到達するという記事だ。この企業型以外にも 個人型があり、私も個人型に加入している。 今国会にも、これまでは対象外だった公務員や 主婦も対象になるように改正法案が提出されて いる。企業型のセミナー講師には、比較的早い 段階から関わってきたから、感慨深い。 日経新聞では、3つの理由がここまできた要因と 分析している。企業型が、退職給付制度として 導入されることが多い。 その場合、運用利回りが予定を下回ると企業が 穴埋めしなければならない確定給付年金と異な り、企業に穴埋め義務がないことが1つ目である。 企業の財務負担を軽減できるのだ。 2つ目は、確定拠出年金の非課税になる掛金の上 限が、これまで3回にわたり引き上げられ、導入 を政府が後押ししたことだ。退職給付制度のごく 一部しか利用できなかった初期より、使い勝手が 格段によくなった。 3つ目は、運用環境の好転である。アベノミクス の恩恵を受けた加入者は多かったに違いない。 今年3月末時点の日経平均株価は2年前と比べ55 %上昇し、4月には15年ぶりに2万円台に乗せた。 円安も外貨で運用する外国債券、外国株式の運用 成績を上昇させた。導入には労使合意が不可欠で、 結果的に労働組合の理解も得やすくなったのだ。 もちろん、相場がよい時もあれば、悪い時もある。 悪くなったら、株式や債券から手を引いて、預金 に移せばいいという発想は安易すぎる。見極める ことが簡単ではないからだ。 だとすれば、どうするか? それがセミナー講師 として、常々、口酸っぱく話していることなのだ が…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年05月06日 22時18分04秒
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