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カテゴリ:書評
先ごろ亡くなった、野坂昭如氏の「火垂るの墓」を読んだ。
テレビでアニメ映画は見たことがあるが、原作は読んでい なかったのだ。
原作は読みづらい。読点「、」が多く、句点「。」が少ない。 情景が流れるように書かれていると言えるだろうか。慣れる まで、少し苦痛だった。 アニメを先に見ていたが、確か、三宮駅構内で亡くなった 清太の遺体から、ドロップ缶がこぼれ落ち、投げ捨てられ て外れた缶の蓋から、妹の節子の骨が飛び出ると蛍が舞っ たところから始まったように記憶している。 そしてカットバックして、そこに至るまでの幼い兄弟の出来 事が語られるのは、原作の流れそのままである。やはり名作 である。どんどん引き込まれていくのだ。 ⇒ 名作 火垂るの墓を読み解く(こんなページを見つけた。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年02月18日 23時19分21秒
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