地獄予告編

明日……。 とうとう……。 恐れていたことが……。 もったいぶっても仕方ありません。 はい、明日とうとう親知らずを抜きます。 今週に入ってから、ずっと恐怖に慄いてました。 ああ、あの阿鼻叫喚地獄（詳しくは９月20日の日記参照のこと）が再び、と思うと憂鬱を通り越して、沈痛な気分に……。 幼稚園のママ友達にも同じ経験者がいて、今日さんざん脅されてきました。 「麻酔かけているから痛みは麻痺しているけど、衝撃は大きいよね」 「口の中で、道路工事しているようなものだよね」 「位置が耳のそばだから、音もすごいよね」 「麻酔が切れたあとの、痛みがひどいよね」 「ズキンズキンと音が聞こえるような痛みだよね」 「しばらく口が開かないよね」 …… まさしく、私がかつて経験したことそのままです。 「そうそう、そうなんだよね～」 私の眉間のしわがどんどん深まっていきます。 で、やっぱり出てくることが、 「出産とはまた違った苦しみだよね」 やっぱり出産経験者は痛みを出産時との比較であらわす傾向があるようです。 出産の痛みは後引かないけど（まあ、ちょっと痛みは残るけど）、抜歯の痛みは抜いた後の麻酔が切れた後のほうが本番という気がします。 私はとくに痛みに弱い方なので、相当強い痛み止めを出してもらってはいるのですが……。 そういえば、出産のときも私はあまりの痛みに泣き出した覚えが……。 何度心の中で「続きは明日にして～」と叫んだことか。 つまりは根性なしということなんですが。 そんなわけで、明日歯を抜きます。 いちいち大げさだけど、こうして日記に書くことで覚悟を決めようというわけです。 はあ～……。