2007/04/08(日)02:25
ピアノのお稽古
ピアノを習い始めました。
「小学校に入ったらピアノを習いたい」
と、娘が前々から言い続けていたので、近くの教室に通うことに。
と、なると、少なくとも電子ピアノくらいは買わなくてはならない。
(マンションなので、普通のピアノなんて置けない)
でも、子供のことだし、いつやめてしまうかわからない。
そんな子のためだけに、スペースもお金も無駄遣いするのはもったいない。
と、いうことで、急遽、私も一緒に先生に習うことにしました。
まさに、とっさの思いつき。
どうせ付き添っていかなくてはならないのだから、その気持ちの面倒くささを「子供のために」から、「自分のためでもある」にシフトすることにしました。
さて。
娘は幼稚園でピアニカやリトミックをやっていたのだから、少なくともドレミファソラシドくらいはわかるはずでした。
なのに、初対面の先生に対してもじもじして、「何もわかりませ~ん」みたいな反応しかできない。
で、結局、指番号や「ド」の位置などの「初歩の初歩の初歩」からスタートすることに。
そんな内容にお金を払うのも、ばかばかしいとも思いながらも、まあ何に対してもとっつきの悪い彼女には、それもいいかもしれません。
「うちの子、もっと高度なことできますのよ」
なんて、やいやい横から口出したりするのも、子供と先生との関係を作るのに邪魔になるし。
それに、内容が簡単ゆえに、どんどんページが進んでいくことに娘は快感を覚えている様子。
とっかかりとしては、上々かもしれません。
で、私。
ピアノのレッスンは、20数年ぶりです。
全くの初心者ではないけど、20年間ほとんどピアノを触っていないので、先生もどの辺からはじめていいか考えあぐねている様子。
たまたま、その場にあった楽譜をとって、
「こんなのは?」
なんて見せてくれたのが、シューマンの「トロイメライ」。
(レベル的には、「エリーゼのために」を初級のAランクとすれば、Dレベルといったところ)
実は、私が中学生のとき、この曲を最後にピアノをやめたのでした。
「じゃあ、ちょっと弾いてみましょう」
ということで、弾いてみたけど、すっかり音符が読めなくなっていることが判明。
もともと和音だらけの曲なので、しどろもどろ。
最初の数小節だけでもどれだけ時間がかかるやら、てな感じ。
とりあえず、これが最初の課題曲になりました。
中学生当時は、こんな曲をさらりと弾くだけの力が私にはあったわけです。
そう思うと、それを何の未練なくあっさりやめたことが実にもったいないことだったと今更ながら痛感したしだいです。
「べつに音大とかに行きたいわけじゃないし~(というか、行けるレベルではなかった)」
と、ピアノをやり続けるという意義が見出せなかったのです。
プロを目指すわけでもないので、この程度弾ければ十分だし、自力でいろんな曲に挑戦すればいいでしょ、と高をくくったのでした。
それが間違いでした。
毎週先生に見せるという縛りがなくては、容易にピアノから遠のいてしまうくらいに、中学生生活はいろいろやることもやりたいことにも満ちていたのです。
ま、この年からまた始めても、20年はできるわけです。
運がよければ50年近くやれる。
さらにもっとギネスに挑戦の最高齢を目指せば、70年以上できるわけです。
でも、私のことだから、来年の今頃ちゃんと続いているのか自信がありません。
だから、あまり大きなことを言わないでおきます。
あれ。
テーマは「子供の習い事」だったのに、自分のことばかり書いてる……。