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2007年08月25日
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カテゴリ:宝塚歌劇&so on
昨日に引き続いて、宙組公演感想記。

前回の宙組公演の「竜馬伝」(ちなみに感想文こちら)もそうだったけど、今回も結構娘役にも光があたるお芝居だったと思います。
(それに反して、月組ってトップ以外の娘役の存在が前面にあまりでてこない気がする……)
トップ陽月華、2番手・美羽あさひ、3番手和音美桜、4番手・花影アリス。
それぞれ、ストーリーに深く関わる役を演じていました。
やっぱり、それぞれ持ち味が違うし、個性も違って(イメージの重なる人がいない)、これまたうまい具合に組み合わせの妙を楽しめました。

やはり注目株は、和音美桜。
「NEVER SAY GOOD-BY」のソロで存在を知り、それ以来注目してきました。
歌が上手いっ。
これぞ宝塚娘役的歌手、みたいな。
ちょっと今の娘役としては小柄というか少々スタイルに恵まれていないことが、これからの出世(?)に響くか心配なところですが……。
今回も、芝居でもショーでも美声を披露。
みっちゃんこと北翔海莉と一緒のダブルエトワールも、なんだか嬉しくてテンションあがりました。

エトワールつながりで、北翔海莉も実は注目し続けている一人。
まずは、歌が上手い。
それは私にとって、とても大きい。
それから、クラシカルな雰囲気にも、逆に新鮮味を覚えます。
美しいけど、どこか垢抜けなさもあるというか、野暮ったさが残るというか、ちょっと昔風なイメージ。
その一見欠点と思える特徴が逆に魅力となって、今のモデルばりにセンスのいいきれいなスターさんたちばかりの中で、意外な存在感を発揮しているように思えます。
今回の70年代宝塚作品においても、青年貴族役の彼女がいちばんしっくりと溶け込んでいたようにも思えます。
宝塚は、洗練されすぎてもつまらない。
どこかベタベタな部分をしっかり残してほしいもの。
そういう意味では、正統的なスターさんと言えるかもしれません。

美羽あさひ。
この人は、わりに大人の役が振られることが多いように思います。
若手の宝塚娘役の中では、どことなく女っぽさが漂うタイプ。
色気むんむんというのではなくて、たとえばヒロイン・ビューティー陽月華が踊ろうと、清楚系和音美桜が歌おうと、キュート系アリスがいようとも、いちばん男の子にもてるのは彼女だーっ、みたいな。
全部彼女に持ってかれそうなイメージなわけです。
(あくまでイメージですので誤解のないよう)
今回もいちばんの難役と思える、昔の恋人を思い続ける人妻役。
みっちゃんと彼女の絡みは、結構コテコテで、主人公たちの恋物語よりも印象大でした。
悲恋に嘆きながらも、半分自己陶酔入っているような見せ方が結構ツボでした。


……と、こんなところで。






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Last updated  2007年08月25日 20時36分39秒
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