2008/11/22(土)03:18
無意識的通過
日々繰り返される行動は、おのずと無意識で行われるようになります。
とくに、駅の自動改札とか、マンションのオートロックとか、そういう通過系は、いちいち意識的な行動がなされません。
(少なくとも私は)
でもあまりに無意識ゆえに、間違いを起こすことも多々あります。
似たような行動同士が結びついて、ごっちゃになってしまうのです。
また必要のないときにも、同じアクションを起こしてしまうのです。
お勤め人だったころは、駅の自動改札を通るとき、定期券のかわりに会社のカードキーを通してしまったことが何度もありました。
ピンポンピンポンと機械音とともにゲートが閉まった瞬間まで、まったく気付きません。
というかゲートが閉まってからも、ぼーっとしてるので何が起きたのかすぐにはわかりません。
もう時効だと思うので告白しますが、自動改札に500玉硬貨を通してしまったこともあります。
どうしてそんなことしたかわかりません。
たぶん、改札を出たら、何か買うつもり(当時だとテレフォンカードとか?)で手に持っていたのだと思うけど、どうしてそれを定期券と取り違えたのかいまだ自分でも謎です。
もちろん、500円玉がすんなり通るわけはなく、機械に詰まりました。
改札を通り過ぎた瞬間に、すごいバリバリという音がして、愕然とした次第です。
こともあろうに、瞬時に私はダッシュでその場を逃げ去ったのです。
反射神経が鈍いわりには、すばやい判断。
でも、なんという人でなし。
離れてから振り返ると、駅員さんが機械を開けて硬貨を取り出してました。
(申しわけございません、駅員さん)
私はマンション住まいなので、日々建物入り口のオートロックを通ります。
うちのマンションは比較的新しいので、入り口はセンサー式で、鍵を軽く触れさせるだけで開けることができます。
その簡単ゆえに、無意識化してしまいます。
よくやるのが、自分の前に同じマンションの住人が鍵を開けてくれて、入り口の自動ドアが開いているのに、やはり鍵を取り出してセンサーに当ててしまうこと。
「もう開いてるよー」と娘に指摘されることしばしば。
指摘された瞬間、何を言われているのかわからないところも無意識ゆえ。
目の前のドアが開いてることを認識していても、日頃行われている行動を繰り返してしまうところが、自分の行動を意識してない証拠。
今日は、もっとひどい無意識行動。
夕方、子どもの習い事からマンションに帰宅。
他の住人もいないので、自分で鍵を開けなくてはならない。
そこまではいいのですが、取り出してセンサーに当てるものを間違えました。
Suica。
「センサーにタッチする」という、似たような行動が脳内でごっちゃになった結果です。
センサーにきちんと当てて、反応しないのを確認してから、自分の過ちに気付きました。
娘にはゲラゲラ笑われました。
きっと親の威厳はこうして徐々に失われていっているのだと思います。
周りに他人がいなかったのがせめての救いです。
たぶん、私、将来はけっこう危ないです。