2007/12/22(土)22:19
母の次兄のこと
お婆ちゃんも、母の長兄も亡くなってから、
母の次兄は、家を整理して、自分等は、嫁の実家近くに住んだ。
次兄は、数学的な頭脳が良かった。中学生の頃は、先生が、
彼に数学の授業を任せて、なんと、自分は、麻雀をしていたそうだ。
大人になってからは、長く田舎の校長先生を勤めた。
やたら穏和なお人好しの次兄は、数学が得意であるのに、
お金に関して、脳天気だった。
彼の妻は、姉が、証券会社の社長夫人だったので、戯れに
お婆ちゃんの家を整理したお金を全部株に変えてしまったし、
また、全部無くした。
次兄は、私の母に電話してきて、
「薫子ちゃん、こういうわけで、君にあげる財産は、何にもないよ。
ごめんね~。だけど、よかった~~、ほっとしたよ~~
だって、株は、家内がやったんだよ、
僕がやったんじゃあないんだから~!
ぼくがやって、失くしたんだったら、彼女に、どんなに怒られたかしれないよ。
あ~~よかったなぁ~~」と、
いかにもうれしそうに言ったのよと、
母は私が大人になってから話してくれた。
どこの家も、財産なくすより、妻が怖いのか~?
現在も元気で晩酌をしながら夫婦仲良く、
100才近くを生きている。
それにしても、曾お爺さんの大きな大きな財産は、
やっぱり、3代目がつぶすことになったんだね。
曾お爺さんごめんね。叔父に代わってお詫びします。ごめんなさいね
曾お爺さんの心を思うと、
曾お爺さんが、哀れだな~と、
これを書きながらふと、思った。