2008/02/21(木)20:29
夢中になる癖
数年前、次女から手伝いにきてほしいと請われ、はるばる遠くの
町に旅立つ日、たまたま、友人から本をもらった。
それを汽車を待つ間 待合室で、ちょっと開いたところこれが面白い。
で、ふと目を上げると、
目の前のホームに、いつの間にか新幹線が入っているではないか!
「ぎゃ=待って~~」あわてて改札口を走り抜け列車に飛び乗る。
数秒後に発車。やれやれ間に合った~。ホッ。
そして、数時間安心して ゆっくり読む。ふと気が付くと、
目的地に到着していた。「え?うそ~!」
ものすごく大あわてで通路を走り飛び出たら、すぐ発車した。
ああ、ばかな私!今度こそ絶対気をつけよう、と、心に決める。
乗り換えてから、むずむずしてくる。気をつけて読めば……いいよね?
ちょ、ちょっとだけ…と、続きを目でなぞり、
ふと目をあげると、次の乗り換えの駅ではないか!「うわ!」
何やってるんだ!ばかばか。
あわてて走り飛び降りる。そして、
最後の乗り換えをして、ああ、こんどこそ、絶対読まないぞ、と、思うも、
むずむずして、ほんの、ほんの少しならね~いいでしょ?と、目をやり…
ふと、気づいて、きょろきょろ ???ここ何処??
となりの人に聞けば、もう、とんでもない場所を走っていた。
携帯にメールが入って、「何処にいるの?」と、娘。
「ごめんごめんごめん」と、私。
やっと、今度こそ本気で、本を閉じて、バッグにしまい、
反対方向の電車に乗り換えて、やっと娘の待つ駅にもどれた。
我ながらばかたれです。