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カテゴリ:展覧会
・・・を観てきますた。
人気浮世絵画家に肉筆で美人画やらを描かせるのです。 何枚も刷れる浮世絵版画と違い、一点ものです。 絹本がほとんどで、少し和紙のがあったかな。 美人画といっても、当時イケてた遊女がモデルになる事が多かったろうし たぶん、そのパトロンが発注したであろう絵を 豪華絢爛な表装にて仕上げられております。 現在に例えると、有名画家に描かせたスーパーモデルや女優の ポートレートみたいなもんだったろうと存じます。 (額はお約束の金ピカ) 図録には常々、表具も映ってたら良いな~と思ってるんですが 残念ながら表具込みの図録にはお目にかかれた試しがありません。 洋画でゆうたら「額も写真に撮ってくれや・・・」って ごちゃごちゃ呟いてるのと同じですから 仕方ないんですけども・・・ 今回、「えらい攻めてる表具やな・・・」と感じるものが多く 例えば”天地”が江戸紫、”中通し”が浅葱、一文字と風帯が血の色に近い赤とか どんだけ派手やねん、マヂで。 花街文化な流れで、贅と粋を競ったんですかねぇ? 雪月花3幅対の歌舞伎女形絵表装は、大胆な斜めのデザイン。 言葉での説明じゃ伝わらないので、図にしてしまいました・・・ エッジ効かせまくりやろ! 江戸初期~中期の肉筆画は、ワシ等が良く知る”浮世絵”スタイルと 髷の結い方や、着物の仕立て、帯の幅、結び方などが違い なかなか時代の変遷が伺えて面白いです。 ファッション的に。 クレイジー・・・と思える程、着物の柄も細密に描いてありますしね。 江戸小紋の行儀柄を手で一個一個塗る?なんぞ、まさに狂気。 ほんで、美人画だけじゃないんですよ。 若衆画(美少年画)もあるんですよ。 爆笑したわ。 どこぞのお大尽が、悦に入って眺めてるのを想像するだけで まてまて、完全にBLですから!と噴く。 戦国だけじゃなく、江戸期もかなりやらかしてますよwwwwwwwwwwwwwwww いや平安、鎌倉、室町もですがwwwwwwwwwwwwwwww 写真は大阪市立美術館前に移築された 旧福岡黒田藩の大阪蔵屋敷長屋門だそう。 近くの茶臼山は、大阪冬の陣では徳川家康の本陣、 その後、大阪夏の陣では真田幸村の本陣になったところです。 飯はハルカスで食った! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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