藤井聡太JT杯覇者 vs 糸谷哲郎八段
https://www.youtube.com/watch?v=H5fHVwH29y8
JT杯は独特なんですよね。
公開対局で途中に封じ手もはさみますし・・・持ち時間も少ないし・・・
昨年覇者とはいえ、トーナメントで決勝まで勝ち上がらないとアカンし・・・
12名しか出場できないので、出場するだけでも大変ですが。
決勝の相手は早見え早指しに定評がある、剛腕・糸谷哲郎八段。
現地解説を担当されるのは佐藤康光九段。
100手辺りは全くの互角。
佐藤康:「これは糸谷八段らしい、ちょっと気が付かない(後手4五歩)」
(先手4八金)
佐藤康:「想像を絶する手になってきました。これも指せないですね」
安食:「これは受けたんでしょうか」
佐藤康:「なんと言えば良いんでしょうか」
「なんとなく陣地を広げた?というか」
「本当に息詰まる攻防で」
(後手2六角)
佐藤康:「(先手が)歩切れの瞬間に」
(後手5九銀)
佐藤康:「突如として攻めかかってきましたね」
(後手2五角)
佐藤康:「ここ数手は私、一手も当たってないです」
「どういう結末を迎えるか分かってないですねぇ」
安食:「想像つかない展開になりましたね」
(先手4六金)
佐藤康:「これは思い切った(桂馬をとった)
安食:「強い一手で」
(先手3三銀)
佐藤康:「すごい手が出て来ました」
(先手5九飛車)
佐藤康:「(先手)一気にギアを上げましたね・・・」
「どちらが読み勝ってるかという展開になりましたね」
この瞬間の糸谷八段の表情が。
佐藤康:「一気にスパートかけましたので、これで決まってるのかどうか」
安食:「目まぐるしい攻防ですね」
佐藤康:「いきなり加速して」
(先手4二銀不成)
佐藤康:「さぁ、これで逃げ切れるか、つかまるか」
(先手3九飛車)
佐藤康:「そこですか」
(後手4七歩成)
佐藤康:「果たして捕まえられるかという局面」
(先手1三角)
佐藤康:「1三ですか・・・ついつい王手したくなるんですが・・・」
(後手2三飛車)
佐藤康:「30秒とは思えない凄い応酬ですね」
「・・・互いに奥義を出してますね、凄い将棋ですね」
「糸谷八段は入玉さえしてしまえば、先手は入玉難しい・・・」
「(先手)視野が広いですね」
佐藤康:「この辺りは特殊技能ですからね、入玉の技術というのは」
「両者この一局にかける思いというのが出てますね、大熱戦です」
「なるほど・・・合い駒を打ちたいんですけど無いので桂馬を・・・」
先手4六金・149手で終局。
藤井聡太JT杯が2連覇。
安食:「糸谷八段らしい」
佐藤康:「展開でもあったんですが」
~対局を振り返って~
糸谷:「作戦から難しい中盤戦になって竜を作った辺りはいい勝負かと
思ったんですが、そこから守勢になってしまったかと・・・」
藤井:「こちらがどう打開していくか難しい将棋で・・・
受けに回って反撃に出て竜を取った辺りで勝負という形になったかと」
感想戦は両対局者、解説含め大盤で。
駒を戻すのが大変そうw
(すごく大きい大盤なので)
糸谷:「ここで4五歩は悔やまれる一手でした」
佐藤康:「時間ない中で、ここでの選択は私も迷う所です」
「4五歩に4八金が良い手だったんですか?」
藤井:「考えていた手は全部ふさがれてしまって」
糸谷:「それだったらよかったです」
タイトル戦の他にも
NHK杯
銀河戦
JT杯
朝日杯と一般棋戦はありまして
藤井JT杯は全部制覇しちゃってる状態なのですが
まだまだ制覇中でございます(笑)
すごすぎて、すごいw