2024/04/21(日)15:28
第74回NHK杯トーナメント 先手・古賀悠聖六段vs後手・古森悠太五段
古森五段は三間飛車で。
まだ28才で去年もNHK杯戦に登場されてましたよね。
古賀悠聖六段ってデビューされてから
あまり時間が経ってない印象なのですけど
C級2組、C級1組をストレートで順位を上げてはるんですね。
すごすぎ。
今年3年目なんですか・・・
解説の冨田五段が「私も彼のおかげで昇級できた部分があります」と
おっしゃっておられました。
冨田:「(古賀六段と)同期で(同じく同期の)伊藤匠七段も活躍してて、
自分も頑張らないといけないなと思わせてくれましたね」
鈴木環:「古森五段とは同門でいらっしゃるんですよね?」
冨田:「研究会も一緒にやってるんですけど・・・三間飛車の序盤が
詳しい訳ではないので古森五段に居飛車をやるのは止めましたw」
研究会はランチでお話しが盛り上がるとの事(笑)
関西っぽい感じですね。
楽しそう(*´ω`*)
鈴木環:「2四角という手が」
冨田:「思い切りましたね」
鈴木環:「AIの形勢判断には少し先手に傾いている」
「この辺り中盤の難しい局面です」
冨田:「ここで上手く立ち回れたら・・・」
古賀六段は穴熊。
冨田:「お互い悪手がないから(拮抗している)」
「レベルの高い将棋だと思います」
「ここで8五桂は攻め将棋ですね(古森五段本人に攻め将棋か
受け将棋か尋ねた折、バランスを大事にしているとの事)」
「(先手の)同香も強い手ですよ、王手かかりやすくなりますからね」
鈴木環:「冨田五段ならどの手を?」
冨田:「私なら同桂ですね、こわがりなので」
鈴木環:「ここを(居飛車側が)凌ぐのは・・・」
冨田:「古賀六段は受け将棋だと思うので・・・ほんとは多分受かると
思うんですよ、でも実戦は(NHK杯は時間が短いので)」
「詰将棋、二人とも早いんですよね。詰むのを見極めるのと
詰まないのを見極めるのは、詰まないほうが大変なんですよね」
(古賀六段は今年の詰将棋解答選手権大会を優勝されておられます)
先手6二竜。
鈴木環:「何か後手も・・・詰めろのがれの詰めろとか」
冨田:「出したいとこですね」
鈴木環:「何かありそう」
冨田:「なんとなくですけど(相手が)詰まなくても自玉を安全にして・・・
馬を抜いて・・・その変化が(先手は)多いような気がしますね」
鈴木環:「勝ち方としては」
冨田:「難易度高いですね・・・悩ましいですね」
AIはかなり先手に傾いていたんですけど、7二竜一発で。
鈴木環:「(先手は)詰ましにいった訳ですよね?」
冨田五段が読んでて、環那さんが「冨田五段には何が見えているのか」と
言ってはる場面があるんですけど頓死の可能性もありーの・・・
後手6二玉。
(7二玉だと後手詰んでたようです)
冨田:「ここで決断しないといけないんですけど」
観る将ですから分からないんですけど、分からないなりに
終盤ドキドキハラハラで目が離せなかったですね。
AIの形勢判断もどうなってるんだろう?みたいな。
いや~凄かったです。
~終盤の辺りどのように思っていましたか?~
古森:「(相手の)穴熊が固くて短時間では良くない動きをしてしまったかなと」
「ちょっと足りないかな?と思ってやってたんですけど寄せに入るのは
居飛車側から難しい形だったのかなと」
~難解な中盤戦が続きましたが~
古賀:「一手一手難しくてずっと互角くらいかなと思って指していました」
~終盤戦は?~
古賀:「最後は何か勝ちがないのかなと思ってたんですけど・・・分からなかったですね」
~具体的には~
古賀:「9筋の端の攻防でもう少し良い受けが無かったかな?と」
古森五段は次の二回戦で佐藤天彦九段と対局です。
・・・昨日の叡王戦は観れてないんですよ(;^ω^)
これから棋譜を拝見しますぅ。