商社ＯＬ《渡鬼》のトホホな毎日・・・

昨日１８日、久しぶりに友人達と食事しに行った。私は今の会社の正社員であるが、一緒に食事した２人は、派遣社員として以前私と一緒に働いていた人で、今は２人とも別の会社で、やはり派遣社員として働いている。

その２人のうちの１人み～ちゃんが、５月から新しい職場で働き始めたらしく、今、仕事を覚えるので結構たいへんらしい。正社員がいろいろと教えてくれるらしいのだが、細かいことまでいちいち言ってきて恐いらしい。しかもその社員は５つも年下だったとのこと。。。
もう一人のゆみちゃんは、私の会社の関係会社で派遣社員として働いているが、今年の８月にイギリスに留学を決めたので、もうすぐ辞めてしまう。今、新しく入社した人に仕事を教えている最中らしい。

やはり、正社員と派遣社員は、自然と上下関係が出来ていて、派遣社員が正社員の指示に従う、という構図が出来上がっているのは事実だ。私の職場でも、そういう形になっている。いろいろと職場のパターンがあるので、一概には言えないが、社員と派遣社員では、会社から求められる役割も違っているので、自然とそういうことになってしまっているのではないか。

私も今年の４月から入社した新入社員と派遣社員の２人を教育している。２人とも私の会社で働くのは当然初めてであるが、派遣社員の方が社会人経験があるだけ、少し飲み込みが早い。とはいえ、ほとんど２人とも「無」に近い状態なので、今後どのようになっていくか、楽しみである。
この２人を同時に教育して思うのは、やはり、正社員であるか、それとも派遣社員であるか、の姿勢の違いである。２人ともとても仕事に対してはまじめで頑張りやである。しかし、正社員として所属の部署で要となるであろう人と、あくまで正社員の下でやっていく、という姿勢の人とでは、発言や態度等が異なっている。即ち、所謂「会社に対する忠誠心」が違う。これまでも、そのことに付いては世間でもいろいろと言われてはいたが、あまり実感していなかった。しかし、今回立場の違う２人を教育して初めてそう感じた。今後、２人とも仕事をしながら育っていくと思うが、どのように成長していくか、教育係としてしっかり観察し、見守っていこうと思う。

補足ではあるが、前述のみ～ちゃん、ゆみちゃんとも、派遣社員ではあるが、私と一緒に仕事をしていた当時から、本当に頑張ってくれていた２人で、特にゆみちゃんは、いろいろな職場を経験してきたので、私の方が教わることも多くて正社員と派遣社員というくくりを越えて、仲良くしている友達である。２人が私の会社から離れてしまってそれはちょっと悲しいことではあるが、そういうことが派遣社員としてのメリットの１つなのだから、私は何も言えない。しかし、派遣社員も個人個人の資質が問われる時代、「この人は！」という派遣さんに希望すれば正社員の道が開かれれば、とおもわずにはいられない。