2006/08/20(日)22:57
☆~なみだで~ぶんさん、野口さん~さようなら~☆
とうとうこれから、頼る親戚も無く4人兄弟は深刻な状態に入っていきます。 時代は違うといえども、8歳の少女が生きた本当の実話です。 今では薄くなってしまった兄弟愛、私たちは、子育てに是非、生かしたいと思いませんか。
さようなら ぶんさん 野口さん 9月9日 水曜日 晴れ
今日は、ぶんさんと野口さんの二人の、お別れ会がありました。
兄さんは六畳間にいました。テーブルにはご馳走がのつています。
にいさんは、どんなにしているだろう・・と、思ってのぞくと、酒、タバコをすって、人の歌うのに手をうつています。
そのすがたは、ふりょう青年のようです。
私は、それを見てぎょつとしました。
兄さんが、ちょうしにのって手をたたいているのも、さけをのんでいるのも、タバコをすっているのも、はじめてみたことでしょうた。
あれは、兄さんではない! 私の目がくらんでいるのだ、
あんなことをするはずも無い! と自分の目をうたがいましたが、それはキツネでもなく、亡霊でもなく兄さんでした。
なんだか心がさみしくなりました。
兄さんはやがて自分のおわかれ会のことも考えているのでしょう。 心の中はなみだでいっぱいなのでしよう。
私は、胸がなみうちして、さみしくて、かなしくて、どうすることもできませんでした。
にあんちやんシリーズより 末子8歳の日記から