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カテゴリ:にあんちゃんシリーズ
にあんちゃんシリーズも後半を向かえ、兄弟がバラバラになつていく・・・
両親を早く亡くして兄弟4人で、20歳の兄さんを中心に頑張ってきましたが・・ これは、実話です。 時代は違うけれども兄弟愛の強さ、人としての心の尊さをしみじみと感じていただければと思います。 11月7日 土曜日 曇り 兄さんは、29日に仕事を探しに行ったまま、しばらくはかえってきませんでした。 今日でにあんちゃんと2人でねるのは4日間。 家に帰ってきてもガランとしているので、さびしくてたまりません。 でも、とうとう兄さんが、きたのです。本人が、きたのです。左手をケガしていましたが、兄さんの顔は、前より別嬪に見えて、若く見えました。 今晩は、兄妹3人で寝ることができます。 毎晩、にあんちゃんと2人で、兄さんの帰りを、いまかいまかと思いながら、淋しく一夜を明かしていたのです。 今晩は3人だと思うと、今度はうれしくてうれしくて、そわそわしてしまい、ねむれませんでした。 でも、私たちは、たのしく3人でいられますが、たった一人でねえさんは奉公して、どんなにしているのでしようか・ 知らない家で、くらすことは、どんなに淋しくつらいことか・姉さんがかわいそうでしかたありませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月25日 21時39分41秒
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