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カテゴリ:個人の税務・会計
国民年金の保険料を納めている人には、今年度から自分が納めたことを公的に証明する控除証明書が主に社会保険庁から届く事になっています。
これは昨今の一連の年金保険料未納事件等に関連して新しく出来た取扱いですが、このことにより年末調整や確定申告の際にはこの控除証明書が今後は大切になる訳です。 さて先日、個人的に国民年金の事で社会保険庁の問い合わせダイヤルに電話をしました。 何故、電話する事になったかと言うと・・・誠に恥ずかしながら今年、ある月に1か月分払い忘れていた月がありまして、支払いが遅れてしまった事実があります。 その事が送られてきた控除証明書に支払金額として反映されていなかったので、その支払金額を修正してもらうために社会保険庁に問い合わせをしたわけです。 (つまり、控除証明書に書かれた金額は、自分が本年中に実際に支払った金額よりも少なく表示されていたと言うことです。) 電話をして、上記の内容を担当者に話します。以下は相手(社会保険庁の担当者)とのやり取りです。 ○担当者(以下『担A』):お支払い頂いたときの納付書が領収書になりますので、それをご利用下さい。 ●私:郵便局経由で支払ったので納付書には何も書かれていません(つまり領収印が無い)。年金保険料が引き落とされている部分の郵便局の通帳のコピーでも大丈夫ですか? ○『担A』:通帳のコピーでは認められませんので、郵便局から領収書(?)を発行してもらって下さい。 ●私:?(話が違う) ここまでの経緯を説明しますと・・私は自分の年金保険料を“PAY-EASY(ペイジー)”と言う仕組みを使って支払っていました。 ご存知でない方のためにこの“PAY-EASY(ペイジー)”制度を説明すると・・要は公共料金の支払いを自分のネット口座を使って支払う仕組みです。 具体的に私の場合は郵便局のネット口座から私に対して独自に社会保険庁が割り当てた数字を打ち込むと年金保険料の支払いが瞬時に完了する仕組みです。 (自動引き落としに結果としては似ていますが、ネット口座から自分で毎月操作しなければいけません。 ちなみに銀行などのネット口座からも利用可能です。) それと私が?と思ったのが、社会保険庁のHPで私のような納付書を使用しないケースの人は連絡を下さいとあった点です。 当然、私のようなケースは多いだろうから担当者の答えとして・・・ “改めて新しい控除証明書を発行させていただきます。”と言う回答を私は当然、期待していました。 担当者の回答が私としては意外な回答だったので・・・ビックリした訳です。その段階ではとても郵便局がいちいち、そういう人の為に領収書を改めて発行するとはとても思えませんでした。 ただ、担当者からの上記のような回答を聞いて、その時はてっきり、社会保険庁が郵便局(郵政公社)とそういう事で折り合いが付いているのかなぁと思いました。そこで私は確認がてら、その担当者と話を続けました。 ●私:確認したいのですが郵便局に行けば、そのような領収書は必ず発行してもらえるのでしょうか? ○『担A』:???こちらでは分かりかねます。 ● 私:え?????領収書をもらえなかったら・・・どうしたらいいんですか? ○『担A』:????? 担当者の方もどうしたらいいのか非常に困ったような感じでした。 ただ、私も自分の不始末とはいえ、年金保険料を払っている事は事実でしたので、本当にどうしたらいいのか教えて欲しいと言う事がその時の正直な気持ちでした。 その後、しばらくやり取りをしているうちに“多分、この担当者はこういう事情を知らないのではないか?”・・・と思っていましたら、そのうち違うセクションに電話を回されました。変わった担当者(以下『担B』)は関一番・・ ○『担B』新しい控除証明書を発行させていただきます。 いったい、どういう事だったのでしょうか?新しい控除証明書を発行する事は多分、既に決められていたと思います。 (まさか私の問い合わせの結果、特例で改めて控除証明書を発行することはないと思うのですが・・・)未だによく分かりません。 皆さんのお手元には既に国民年金の控除証明書が届いていると思いますが、年末調整や確定申告をする際は必ず、記載されている金額と自分が実際に払った金額とが同じであるか確認してからご使用頂ければと思います。 あえて社会保険庁の立場を弁護するとしたら両方の担当者も対応自体はとても丁寧で、ソフトな対応で対応した自体は問題はなかった点でしょうか?話の始まりから最後の電話を切る際まで、便宜的な言葉遣いではなくその場その場で対応させた言葉遣いであったと記憶しております。 (追伸) 元はと言えば・・・私の不注意からの事で・・・その点は申し訳なかったと思っております。 既に再発行の控除証明書も届いています。(勿論、金額も訂正されていました。) ありがとうございました。社会保険庁の担当者の方 その後の丁寧な対応に本当に感謝しております。 羽田晋朗 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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