|
カテゴリ:カテゴリ未分類
私は、はっきり言って遅読・・・という言葉があるか不明ですが・・・
本当に、チョー遅読です。 理由は簡単。もともと速く読めないのに、仕事に関係のない本は、電車の中で読むのを信条としているからです。おまけに最近は携帯でメールをしていることも多々あり・・・ 家で読書をしたりメールをやりとりしていたりすると、それでなくとも遅作業・・・ こんな言葉もないかな・・・ で仕事にならなくなるからです。 家にいて仕事と家事をする以外の時間は、テレビを見たり、主人と色々話をしているか、編物をしたり刺繍をしたり・・・かな。 それでも読みたい本はあるわけで、買ったり頂いたりした本が本棚で「次は、私を読んで!!面白いよ!」とか「僕を読んでよ!!為になるよ!」とか、並んだ本たちが私を呼んでいます。 さて、そんな私が、11月に頂いた本を1月上旬に読み終えた本があるのです。それも2冊も!!です。 その本は、飯能の森和夫先生の奥様である 森土喜子氏が書かれた《がん放浪の旅》と《がん闘病の果て》です。 自分自身の病気に真剣に立ち向かった事がよく分かる本でした。 素人がこんなに客観的に書けるのだろうか・・・と、その才能に驚きました。 この本で、「癌」と「がん」の違いを初めて知りました。 参考までに、癌とは、上皮組織にできる腫瘍であり「肉腫」とは、筋肉にできる腫瘍で、その二つを総称して「がん」と言うのだそうです。 「生きたい」と願うのは、人間の本能・・・との一言も重いなあ・・・ と思いました。 面白かったのは、ある説法の話として、「つま先と言うように、妻が先にやり、踵というように亭主は、かかあの後をくっついて行けば家は安泰」 「法要という字も接待という字も女という字が入る」というくだり。 そうか!!かなめになるのは、女なんだ!! 接待って、立ってる女が手でもてなす事なんだ!! 新発見でした。 2冊を読み終わり、次の日に本棚に仕舞ったときに、電話が鳴った。 顧問先の社長から、「娘が亡くなった。任せていた会社の経理の事を 落ち着いたら相談したい」という電話でした。 亡くなった彼女は、私の娘の幼稚園の時の同級生のお母さん。 私より10歳も若く、存在感のある人間でした。 3人姉妹の真ん中で、それこそ、要、でした。 中学3年生から小学2年生までの子供(娘の友達は、真ん中です)達を残して旅立つのは、辛かったと思います。 「生きたい!!!」とどんなに思ったことか・・・。 子供達の将来、ご主人のこと、先に逝くことの親不孝・・・ たくさんの事が、私のカラの頭でもうかんでしまいました。 がんが憎いです。 私は、週3回点滴に通っています。今日もこの雪の中行ってきました。そのクリニックでは、がん・・・と言う言葉も普通の会話の中に沢山出てきます。 ただ言える事は、一病持つと毎日を精一杯生きようとすることです。 私が、1番言いたいことは、自分自身は勿論、他の人も殺さないでほしい・・・という、当たり前の結論。 私だって、夫婦喧嘩をすることもあれば、気分を害することもあります。私の存在が周りを・・・かも分かりません。 友人と意見が違って、相容れず・・・ということもあります。 そんな時、相手が日本人だと、「この人もオリンピックやワールドカップでは、同じ日本を応援するんだ」と考えることにしています。 日本人以外だと、「宇宙から敵が襲ってきたら、一致団結して地球を守るんだ」と、ウルトラマンの気分になることにしています。 地球人一致団結で、がんをはじめ沢山の病気に勝ちたいと願います。 生あるものは、いつか死を迎えます。人間がみな老衰で死ねたら・・・ と思います。 角田 千鶴子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.22 09:18:27
コメント(0) | コメントを書く |